『あの場所で待ってる━━━』
冬の寒さを忘れかけてきた仲春、梅の花が他の植物に先駆けて可憐な花を咲かせ、その芳しい香りと共に、春の訪れをいの一番に告げていた。
あの日から、もう一年が経とうとしていた━━━
俺の身体は順調に回復し、一番重症だった右腕も辛いリハビリを乗り越え、今ではモノを掴むくらいのことができるようになった。
一生動かないかもしれないと言われていた腕がここまで回復したのはひとえに━━━
「ん?どうかした?」
「……いや、なんでもない」
隣を歩く桜月が不思議そうに俺の顔を覗いてきた。たった一年という短い間に、桜月の容姿は高校生らしさを脱ぎ捨て、大学生らしい洗練された雰囲気を纏っていた。その表情や仕草には、大人への一歩を踏み出した自信と輝きが感じられた。
「ダウト~!何か隠し事をしている顔をしているね?」
……と思ったのも束の間だった。天真爛漫さは未だ健在だ。
「桜月たちが俺の車椅子離れで医者を困らせてからもうずいぶん時間が経ったなぁと思ってさ」
「それの何が悪いの?」
「嘘だろ……?」
桜月は不思議そうに首をかしげていた。
今でも時々、思い出すが、俺が車椅子を卒業できるくらい傷が治った時は大変だった。俺はさっさと、自由に歩きたくて、仕方がなかったのに、四人は俺をお世話したいのか断固として反対だった。
紫乃なんて、
「判断を誤る医者なんて必要ありません。名乗りなさい」
とか言って、医者を本気で困らせていた。
全然、良い思い出じゃないな……
━━━桜月たちが俺の【日記帳】を読んでいたあの日。
よくよく考えてみれば、ゲームに転生する話は前世も含めてよく読んでいたが、その中の人物がこの世界を作り物だと知ってしまうというのは聞いたことがなかった。
本来なら『世界の強制力』で【日記帳】を読んだ記憶すら消えるはずなのに、【LoD】から解き放たれた今は『世界の強制力』が働いていないのだろう。だから、認識することができたと説明されて腑に落ちた。
ただ、上位世界の咎人だと言われたときは、少し吹いたけど……
そして、俺に対する重すぎる罪悪感と過剰な感謝の理由もだ。確かに逆の立場に立ってみたら、俺ももしかしたら闇堕ちするかもしれないと思った。
まぁ、正直、そんなことはどうでもいいのだ。肝心なことは━━━
「はっず……」
天を仰いで顔を覆う。
いや、誰にも見せるつもりはなかったんだ。【四方美女】に宛てた【日記帳】の残骸についてもだ。
それに最後のセリフ━━━
「『命を惜しまない覚悟が勝利を呼ぶ━━━』」
桜月がドヤ顔で俺を見ながら呟いた。カーっと首から上が熱くなる。
「やめて……」
「え~、なんで~!?私はとっても嬉しいよ!こんなこと言える人って中々いないし、愛されてるんだって実感できるんだ!」
「頼むから人前で言うのはやめてください!お願いですから!」
今、俺たちはショッピングモールに来ていた。いわゆるデートというやつだ。いつもは五人でいることが多いが、桜月以外の三人は別の用事があるらしく、今日は二人だけだ。
すると、桜月はそっと俺の右腕に自分の腕を絡め、拗ねたような表情で上目遣いで俺を見てきた。
「……せっかく今日は二人きりなんだから、今は、私だけを見てよ」
「ああ、ごめん……」
可愛すぎるぞ、俺の彼女……
他の三人のことを考えていたら、見透かされた。モールを歩いていると、視線が俺たちに集中する。特に俺には嫉妬の視線が、だ。
「まぁ、これでもだいぶマシなんだけどな……」
苦笑する。嫉妬力を測定するとするなら、俺に集中するその視線の威力は1/4だ。
普段はここに麗音、朱奈、紫乃が加わる。
桜月だけではなく、他の三人のヒロイン、【四方美女】が全員が俺の彼女だ。
ハーレム野郎と責めてくる視線にはもう既に慣れてしまい、大学では四人の美女を従えるモブとして名物になっていた。
本来なら【佐野優斗】がこの立場に収まるはずだったのに、人生というのは分からないものだ。
そうそう、佐野の奴はあれから全く俺たちに関わってくることはない。
あの日、四人が本気でキレたのが効いたのか、大学では大人しくしているし、【四方美女】側にも接触するというようなことはない。もしかしたら、本当に反省したのかもしれない。
それなら、俺は佐野に一からやり直してほしいと思ってしまう。
死ぬ思いをさせられたのによくそんな甘いことを言えるなと苦言を呈されるそうだが、俺自身、前世はクソ野郎だったから、本気で恨み続けることができなかった。
そして、これが一番重要なのだが、【四方美女】の闇堕ちの機会がほとんどなくなった。
激重感情を向けられることはたまにあるが、それでも初期に比べれば、なんてことはない。
俺の心の平穏は今、ようやく保たれていた。
「それは違うよ。聡君。私たちが闇堕ちしなくなったのは、聡君に愛されているって実感したからなんだよ」
「……ナチュラルに心を読むのはやめて」
「ふふふ、毎日、熱い夜を過ごしてるしね~。アレだけ愛されてるって分かれば、私たちの心配も減るもんだよ」
「だから、往来でそういうこと言っちゃいけません!?」
桜月が頬を抑えて色っぽく爆弾発言をしたのだが、トリップしているのか止まる様子がない。周囲からは温かい眼差しと嫉妬にまみれた視線が交差して俺は風邪を引きそうだった。
……まぁ、そういうことで。夜は基本的に、四人と、はい……ただ最近は、だんだんと体力の方が……
手を変え品を変え誤魔化す方法を考えているのだが、まぁ、結果はお察しの通りです。
「まぁ、それは本当のこととして」
「冗談じゃないのか……」
「一番は私たちが抱える闇を聡君が解決してくれたことだよ。おかげで心が晴れ晴れとしているんだ!ありがとね?」
「まぁ……当然のことだよ」
桜月はグラビアアイドルを辞めた。売れっ子だったため、随分渋られたが、『そもそもお前らは桜月に枕営業を促していたのに、売れた途端手のひら返しってどうなん?』と言って全力で詰めた。
麗音の母親との問題、朱奈の会社関係、紫乃の家族との確執……
本来、【LoD】で佐野が解決すべき問題を俺が代わりに解決した。
まぁとはいえ、誇るべきことでもない。
好きな女の子が困っているなら助けるのが当然だろ?
「ん?」
すると、腕を引かれた。
「それより、デートを楽しもうよ!夜まで時間がないんだからさ!」
「あ、おお」
「まずはウインドウショッピングと行こうか!全部、回るよ!」
「嘘だろ!?」
ここには三十店舗くらいあるんだが……
◇
「これはどうかな~?」
「凄く春っぽい。明るくて柔らかい雰囲気が桜月にぴったりだ」
「え~、そう?それじゃこれは?」
「全体的にとても柔らかい感じがする。特にその、ロングスカートの風に揺れる感じがとても春らしくていいと思う」
桜月が更衣室から出てくると、自然に似合うポージングを決めていた。さすがグラビアアイドルをしていただけあって、人の視線を集める才能は抜群だ。ただ、このままだと桜月本人だと気付かれてしまうのではないかと不安になってしまう。
それより、残りは何着でしょう?もう二時間くらいやってるんだが……
「聡君が褒めるのがとても上手だから、時間を忘れちゃうね~。とっても楽しいよ!」
「そりゃあ、鍛えられたからな」
四人とも女子だから人並みにファッションには興味があるので、今日のようなウィンドウショッピングはよくある。ただ、付き合った当初、俺の褒める技術が皆無過ぎた。
桜月、朱奈、紫乃はそれでもとても喜んでくれたが、麗音だけは違った。
「ねぇ?似合ってないの?」「さっきと同じ感想ね……」「ふふ、無理しなくていいわよ……」「どうせ、私なんか……」
と、沈んでいった。そのたびに泣きそうになる麗音を抱きしめて慰めなければならなかった。衆人観衆の中で。つまり、俺の褒める技術はある種の生存本能で身に付けたものだということだ。
大変だったわ。マジで……
麗音は幼少期から人に甘えるということをしたことがなかったから、その反動で俺たちにはとても甘えてくる。そして、なおざりにすると、目に見えて悲しむのでみんなで甘やかしている。
なんというか、末妹って感じだ。本人は全く認めないけど……
誰かが一緒にいないと夜寝れない子が何を言ってるんだか……ってみんなは思ってる。
「それじゃあ次はあそこ行こうか」
「ああ、行こ……」
桜月が指を差した店を見て、俺は固まった。ランジェリーショップだった。
「あそこだけは勘弁してください……」
「ええ~!誰かさんのせいでサイズが「ああ!分かったから!それ以上は言うなって!」……分かれば良いよ」
ニコリと黒く笑う桜月に半ば連行される形で連れてかれた……
◇
地獄のランジェリー巡りを終えた後、俺たちはゲームセンターに移動することになった。
「あははは!聡君、下手すぎ!」
「いやいや、右手なしで太鼓はしんどいって!?」
太鼓対決をすることになったのだが、初心者な上に俺は右手が思うように動かない。しかも、俺の利き手は右手だ。よって、逆の手で太鼓を叩いたのだが、当然、全然当たらない。
「音感なさ過ぎだって~」
「いやいや、右手があれば、もう少しできたって……、そもそも、桜月も俺とどっこいじゃん……」
「僅差でも勝ちは勝ちなのだよ!」
鼻を高くして、その大きな胸を張る。
「くっそ……」
どんぐりの背比べとはいえ、負けは負けだ。悔しすぎる。
こうなれば、俺が勝てる勝負をしたい。
となると、
「メダルゲームはどう?」
「却下」
「なんでだよ……」
「メダルゲームって朱奈のせいで良い思い出がないんだよね……」
「ああ……そういうこと」
朱奈は大学生になってから、新たな趣味を見つけたようなのだが、それが問題だった。
それはギャンブル。スロット、競馬、競艇なんでもござれ……
常識の範囲内で遊ぶなら止めはしない。ただ、圧倒的な金運のなさで無一文で帰ってくることもざらにあった。
「私は可能性を感じたものに投資してるんだよ~。まぁ見ててよ~、後、数日したら、何倍にもなって返ってくるからさ~」
その言葉を受けて、朱奈のお金の管理は俺たちがしている。当然、全力で抗議されたが、彼女を地下に送るわけにいかないから、心を鬼にした。
そもそも、ギャンブルの恐ろしさは君が一番知っているでしょうが……
包容力と落ち着きが一番あるのは文句なしで朱奈なのだが、ある意味では一番の問題児でもある。のほほんとしているくせにやることなすことが恐ろしすぎる。
「それじゃあUFOキャッチャーをやろうよ」
「おっ、いいね。どれにする?」
「家にぬいぐるみが欲しいからなぁ。アレとかどう?」
桜月が指差したのは、ティティベアだった。
「でかくね……?あんなの獲れるのか?」
八十センチはありそうな巨大なティティベアだったが、桜月は覚悟が決まっているようだった。
「取れるか取れないかじゃないんだよ。獲るんだよ……!」
「名言っぽいこというなぁ……」
「さぁ!協力プレイでいくよ!私がこっちのボタンを押すから、聡君はそっちをお願いね!」
桜月が右のボタンを押すので、俺は左のボタンを押せということらしい。
「OK……って、もうズレてるじゃん!?」
「あれぇ!?」
結論。俺たちに、ゲームの才能はないらしい。
店員さんに接待プレイをしてもらったのに、結局取れなかった。
まぁ、あんな大きなぬいぐるみをもって歩いていたら、目立って仕方なかったからな。悔しくなんてないよ?
◇
「これこれ~!デラックス☆ストロベリーパフェ!食べたかったんだよね~」
目を輝かせて、桜月がパシャパシャと写真を撮る。
ゲームセンターで暗くなった雰囲気を切り替えようと。、桜月の目当てのカフェに来た。入店した時はまださっきの失敗を引きずっていたが、お目当てのものがテーブルに運ばれると、みるみるうちに機嫌がよくなった。ほっと安心した。
「聡君、撮って!」
「はいよ」
「ピース!」
デカ盛りのパフェを前に、桜のような笑みを浮かべる桜月を写真に収める。その姿はとても幸せそうで、見ている俺まで心が和む。
ただ━━━
「多すぎない?一人で食べれる?」
「甘いよ。聡君」
ちっちっちっと指と唇を鳴らす。
「パフェっていうのはね。女の子が食べた瞬間にカロリーが半減されるんだよ」
「なんだそれ……」
巷のカロリー理論を使うにしても暴論過ぎるだろ……
「し・か・も・ね」
桜月がもったいぶりながら山盛りのパフェの一角をスプーンで掬い取り、俺に向ける。ストロベリーソースがたっぷりとかかったふわふわのホイップクリーム、その下から顔をのぞかせる鮮やかなピンクのアイス。
「そこに係数【あーん】をかけると、幸せも美味しさも二倍になるの。ということで、あーん」
桜月が笑顔で俺にスプーンを向けてきた。
俺は周囲の視線を気にしながら、ぱくりとスプーンを咥えた。顔を上げると桜月が微笑を浮かべてこちらを見つめていた。
「Q.E.Dでしょ?」
「……確かに」
美味しさは変わらなかったが、幸せな気分と羞恥心は襲ってきた。暴論だと吐き捨てたことを謝ろう。
「さっ、今度は私にもお願いね!ばっちこい!」
「野球部かよ」
二人でデラックス☆ストロベリーパフェを食べさせ合う。係数【あーん】は無限に掛けられるらしい。美味しさはさらに増していった。
こんなやりとりをしていると我が家のマイブームを思い出す。最近、オカルト理論を言うのが家で流行っているのだが、こういう言葉遊びは紫乃が大好きだ。
俺たちは大学生になってから家で酒を買って毎日、飲んだくれている。
ミセイネン?ダイガクセイダカラセーフダヨ?
一番の酒好きは意外なことに紫乃なのだが、一番弱いのも紫乃だ。
「良いですかぁ、聡さぁん。『人』という字は人と人が支え合っているいう言いますがね、二人の間に愛【I】があればぁ、ベッドに倒して【H】になるんですよぉ?ということで一緒に寝ましょうねぇ」
みたいなおっさん理論を、あたりめを咥えながらハイボールを吞み、俺の背中をバンバンと叩きながらダルがらみをしてくる。
その姿に大和撫子の趣はないはずなのに、不思議と色っぽさを感じてしまうのはズルすぎる……
ちなみに、禁酒をしようと決めたことがあったのだが、紫乃は焼酎の空き瓶を抱いて寝るくらいに拗ねてしまうので、俺たちの方が折れてしまった。
「う~ん!美味しい!店員さ~ん!おかわり!」
「おい」
一応注意したが、桜月は全く聞く耳を持たなかった。
なんというか、桜月が幸せならそれでいいかなと諦めた。
◇
「いやぁ、大漁大漁」
桜月の両手には買い物袋が大量にあった。俺が持つと言いたいところだが、右手が万全ではない俺では役立たずだった。
帰路につくと俺はもう、くたくただった。いや、デート自体はとても楽しかった。ただ━━━
「ごめんね~私が夢中になって鞄を失くしちゃって」
「ま、まぁ、次、気を付ければいいさ」
舌を出して全く反省する素振りがない。
いや、本当にそろそろ気を付けて欲しいがな!?
財布とかスマホとか大事なものがたくさん入っているのに、なぜそんな元気なのか。
桜月は性格とか諸々含めて、【四方美女】の中では常識人の方だが、致命的な欠点があった。
それは、物をよく失くすことだ。定期券を失くすのは当たり前。駅員や大学の落とし物係とは談笑する仲にまでなってしまった。交番なんて通い馴れ過ぎて、おっちゃん巡査には『逮捕されに来たのか?』とからかわれる始末。
「私は聡君という愛の牢獄に閉じ込められた咎人だけどね~」
「心を読まないで……」
隣の桜月が俺の回想にボケてきたので、嘆息まじりにツッコむ。
「それに鞄のことなら大丈夫だよ━━━明日になれば交番に届いているからさ」
「?……まぁそうか」
今、うろたえても仕方がない。それに、桜月は失くしものをしても奇跡的に見つからないことが今までなかったので今の言葉は信頼できる。
それにしても、【LoD】のヒロイン達と一緒に過ごして分かったことは、彼女たちには致命的な欠点が多すぎることだ。ただ、それで嫌いになったり、幻滅したりするようなことはない。むしろ、それが人間味を加えていて、逆に親しみを覚えてしまう。
プロフィール画面だけでは分からなかった彼女たちの人間臭さが俺にはとても魅力的に感じられた。
「あ、見えたね!」
安っぽいアパートが見えてくる。一番奥の俺の部屋には明かりがついていた。部屋は五部屋あるのに、夕食と睡眠は俺の部屋でとるというのがルーティン化している。もう、一年も経つと慣れてしまった。
「あ、やっと帰ってきた~」
「おかりなさい」
「遅かったですね」
「いやぁ。ごめんね~」
ワンルームに入ると、寿司やピザ、安物ではない高そうな酒の数々。我が家にしては豪華な食事が並べられていた。
「今日って何かの記念日だっけ?」
「やっぱり忘れてたんだね……」
誕生日は祝ってもらったし、何かあっただろうか……
「今日は聡君に救ってもらったあの日から一周年だよ?」
「あ、あれ、今日だっけ?」
カレンダーを見ても、思い出せない。俺にとって死ぬかもしれない日だったわけだから、この辺りだったよなぁぐらいの感覚はあっても、正確な日にちまで覚えていなかった。
どうにもならない未来をどうにかしたくて藻掻いていたのが、もう遠い過去のようだった。
「あの日、私たちを救ってくれてありがとね?」
桜月をはじめ、みんなが笑顔を向けてくれる。
ヒロイン達を助けたのは復讐のためだった。手段でしかなかった。
そんな俺に━━━
「むぎゅ!?」
麗音が拗ねたように俺の頬をむぎゅっと両手で掴んできた、
「はいはい。自虐タイムは終わりよ。聡の悪い癖ね」
「ひゃい、ごみぇんなしゃい」
麗音が俺の頬から手をはなすとじんじんと心地よい痛みが走った。
「君がどう思っていようが、私たちを助けてくれたことには変わりないんだよ~?」
「そうですよ。この一年は今までの人生の中で一番幸せでした……」
紫乃が感慨深く頷く。その言葉を聞いた時、胸の奥がじんわりと温かくなった。
だって、俺と四人が直接一緒にいたのはこの一年だけだ。本当の俺を知って、幻滅されるのではないかという恐れがいつも頭によぎっていた。それでも、彼女がそう言ってくれたことが何より嬉しかった。
だから俺もその愛に応えよう。
「この命が尽きるその日まで、俺はみんなのために走り続けるよ。それが、俺が、【入谷聡】がこの世界で生まれた意味だから━━━」
『重要なお願い』
面白い!先が気になる!筆者頑張れ!と思った方はブックマークの追加と広告の下にある☆☆☆☆☆を★★★★★にして評価していただけると嬉しいです!
感想なんか書いていただけたらさらに嬉しいです!
執筆のモチベーションになるので、どうぞよろしくお願いいたします!




