幼少時代。
世界観は自分視点です。
ライカルファミリーとは、裏に生きる一族であり、その情報しかない、裏でも知っている人は数少ない組織である。組織の大きさも実力も不明だ。
ここは、シエガ家。ここに,未来が定まっていない一人の少女が門を開く。あるものは、少女を知らない。あるものは、少女に気づいた。
「今日もよく晴れたわね。洗濯物が干しやすそう。手伝って。小さな小人さん?」
「湿度80%。南南西からの風。低空飛行の鳥。雨が降るっていうのによく干そうとできるわね。お母さん?」
「あら。そ~う?」
のどかな村イーグ。その外れにあるこの風変わりな四角い家。そこには本を読むまだ3歳ほどの女の子と洗濯かごを持ったお母さんと呼ばれたまだ若い女の人がいた。
「でもね。あの人が言うから、いつものあれお願いしてもい…」
バタン 家の扉が開く。
「ちょっと、まだ干してないの。早くそのお洋服が来たいのよ。私は、高貴な血筋なの。早くして。」
ガチャン
「ほらね。あなたのお母様が。」
女の子はとてつもなく嫌そうな顔をしていった。
「いいお天気になりますように」
するとジメジメしていた湿気がなくなりとてもいい天気になった。
女の人は満足そうにうなずく。
「ありがと。小さな小人さん。」
「その小さな小人さんやめてよ。お母さん。」
満更でもない顔して言う照れ気味の女の子。
「にしてもあの人は、ホントNPCのバグよね。」
「あら、あなたのお母様よ。」
「私を生んだだけ。お母さんはお母さんだけ。
貴族の令嬢で愛した人に捨てられた。可愛そうだけどでも、血筋を持ち出すなんて。会話も成り立たない。どうやって私を生んだのよ。」
「ほんとよね。これがあと3年続くだなんて。」
時は遡り、3年前、この村に来て半年の頃女の子が生まれた。母親は、訳あり貴族。お供は一人の女の人のみ。村の人は、扱いに困った。そこでこの家ヘ追いやったのだ。そして、数日前。女の子とお供の女の人は思い出したのだ。まるで般若のような顔。あまりの恐ろしさにあの母親でさえ黙った。2人は、思い出した。
不定期更新です。まだ意味不明だと思いますが、これからです。