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弱き王の物語  作者: ふるたく
9/10

新たなる決意

ジョウイが去ってから数日後、


とある一室。


ナナミとバドが話している。


ナナミ「リオウの様子がおかしい?」


バド「はい。ジョウイ殿が帰ってから今日までずっとです。


心ここに在らずといった感じで、、、」


ナナミ「そっかーーー、リオウはまだ子供だからねーー」


ナナミ「遊びたい盛りだからねー」


バド「そうです。、、、、しかし。」


ナナミ「うん。」


バド「王にあってはそれは許されません。王なのですから」


ナナミ「うん、、、、」


バド「王は、その指先一つで人を戦地へ向かわせる事が出来ます。



ゆえに、王は人であってはいけません。」


バド「王に子供も大人も無いのです。」


ナナミ「うん、、、、」



バド「先代の、王がそうであった様に、、、、」



ナナミ「、、、それは、分かるよ。でも、、、」



バド「それが、王として生まれてきた者の定めなのです。」


ナナミ「うん、、、、そうだね、、、、」



、、、、、、、、、、、、。


--------------------------------------------------------

それより3日後、、、、


リオウの自室


ナナミ「リオウ?大丈夫?」


僕「あ、姉様。」


僕は熱を出して寝込んでしまっていた。


僕「うん。もう、大丈夫。起きれるよ。」


僕は起き上がろうとする、が


ナナミ「あ!そうじゃないの!別に急かしに来たわけじゃないの!」


それを姉様が制止する。


僕「ん、、、でも、大丈夫。もう戻らないと、、、」


ナナミ「いいの!もう少し寝てなさい!これは命令です!」


たまに、姉様は昔の父様のように人を従えるカリスマ性を持つ。


仁王立ちのその姿はまさに父様の再来を思わせた。


僕「う、、、うん、、、、分かった、、、、」


僕は上目遣いに姉様に答える。


と、姉様はニコッと笑って


ナナミ「うん、宜しい」


と僕の頭を撫でてくれた



--------------------------------------------------------


僕は、寝床の中で考える。


まさか倒れるなんて、、、、


気が緩んでいたのかな、、、


皆んなに迷惑をかけてしまった、、、


こんなんじゃいけないな。


もっと、もっと、


もっと、頑張らなくては


父様は、もっと


凄くて


立派だったんだから、、、、



僕も、そうならないと、



いけない、、、、、、、



な、、、



、、、明日からはまた




責務を、、、、しっかりと、、、



こなさなく、、、ちゃ、、、、、、




、、、、、、、、、、



僕は新たな決意の元、その日はそのまままどろみに落ちていった。



明日から頑張るために、、、、、





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