表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/31

竜印の肉屋 

たとえるなら、それは肉屋の前での喧嘩であった。 


「おっちゃん、いい肉あるか?」

「なんだ、見ねぇ顔だな。今朝とれたての肉はあるが、まあなんだ……。」


?


「肉ってのは熟成させねぇとうまくねぇのさ。海鮮とはモノが違う。そういう意味で言えば、こいつはいいぞ。ちょうど、食べごろだ。」

「じゃあ、そいつを。金はこれでいいか?」

「ああ、過不足なしだ。……ところで、あんたはグラーニン邸の使用人か?」

「ああ、まあな。」

「そうか、肉が気にいったら、また来てくれ。」

「おう!」


「……アイツが、か。」

手の中できらめく金貨を見ても、わらえねぇや。 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ