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狂人転成  作者: 美味しい仮面
魔法学園編
95/102

ファキンじゃっしん

さて?どうしようかな。

数は100を越えてるのが面倒なところ。


先に行って叩き潰せばいいんじゃない?


それしかないかな?


「ソフィ、私はちょっと奥に入っていくよ。疲れたでしょ?先に帰ってもいいよ」


「いえ、大丈夫です。私も一緒に行きます」


純粋な子だなあ〜


「いや、奥にはかなり強い奴もいる。ここは私に任せてくれないかな?」


「いいえ!それならもっとダメです!私も一緒に行きます!いざとなったら神様の力もあります!」


純粋な子だなあ〜


「わかった。けど、何かあったらすぐに逃げてね」


「はい!」


はあ〜……死ぬぞこいつ。


来てる奴らは以前の私よりも結構弱いくらいの強さだからね。100体いるからおそらく私の五倍は強いんじゃないかな?


地獄かよ。


私を使えば終わるけどね。


いざとなったらマジで頼むから。


お、おう。そんなにやばいか。


……さて。ここら辺でいいだろう。


「ソフィストップ。あと10メートルくらい離れて」


「わかりました」


ちらっと確認して、ここから打ったら真ん中辺りまで電撃は届くはず。……いや不安だな。ちょっとこいつらから魔力補充しとくか。

神気と邪気を混ぜ合わせて魔力を作る。それを速水隼人の魔力と合わせて……!!


「逝け。雷」


轟音。

そんな言葉は生温いほどの音が世界を支配した。あまりの音に静寂が生まれ、音の鳴る方へ顔を向けたものはあるものを目にするだろう。

山ほどの大きさで、森を削りながら天に昇っていく紅光を。

ある者は天変地異だと叫び。

ある者は懐かしいと呟き。

ある者は耳を塞ぎ目をつぶり泣き叫ぶ。

そして、その光の前にいた物は。

叫ぶ事もなくこの世から消えて行った。


「うわぁ……」


鼓膜が死んだ。


煩すぎてびっくりしたよ。


うわぁ。


なかなかやるじゃない。もう少しで私の子達と同じくらいの力ね。


自慢乙。


ファッキン。


自慢おつ〜。


オブラートに包んで言うけどネズミの餌になって死ね。


どこがオブラートに包んだのか教えてくれるかい?


お前らの声は聞こえるのか。


精神体だからでしょ。


セヤナー。


鼓膜直すか。


おっしゃ、直した。


で?大音量無差別大量鼓膜破壊主犯者?後ろの子は?


気絶してるよ?


バカですか?


はあああああああ????俺がバカだったら全世界の人間バカですけどおおおおおおおお!!!!!??


あ、そう。


ま、いいや。取り敢えず担ごう。っとyesその前に。

鼓膜治しましょうね〜。


「おーい、聞こえる?」


ペシペシ叩いてみる。


「隼人、さん?」


「おー聞こえたか。おはよう。じゃあ、今日は疲れたろうし戻ろっか」


「あれ?さっき何か凄い音が?!!!!??」


「どうしたの?」


「あ、あれ!」


指を指している方へと顔を向けると。


「セヤナー」


地面が真っ赤に燃えて、山とかに大穴が空いていた。


「な、何が起こったんですか!?」


「ゴブリンが本気を出して来てね……流石に危なかったよ……」


俺はゴブリンのせいにした。


「ゴブリンがですか?こんなに危険だったんですね。ちょっと私、やめようかな」


「まあ、特殊なゴブリンだったから。今までに大体10000体くらいゴブリン見たけど、あいつは初めて見たよ」


10000体は本当。ゴブリンは嘘。


「そうだったんですか!よかった」


純粋な子だなあ〜


「じゃあ、帰ろっか!」


ここで俺のカットインが入った。


「ごめん!自分で帰れる?ちょっといくところができた!」


「え?ど、どこへいくんですか?」


「じゃあ!」


ジュワッと空を飛ぶ。

ウルトラマアアアアアアン!!




幻影魔法で姿を消して、ソフィを見てみると、少し経ったところで。


「ソフィ!隼人は!!」


「え?いくところができたと言ってました」


「あいつ……ソフィは一人で帰れる?私は隼人とちょっとお話し合いがあるから」


「わ、わかりました」


と言って、一人でソフィが帰った。


俺?やばいよね!取り敢えずソフィと一緒に帰ろうと思うよ!ここら辺の木に『ソフィと一緒に帰ってます。ゆっくりと帰ってきてください』よし!じゃあ!






とぼとぼと歩くソフィ発見。きちんと家に戻っている。


「隼人さんは嫌いです!」


「それはなんで?」


「だって、お母様は隼人さんがいるときは私に全然構ってくれないもん」


「そうか。それは大変だね。それと私は隼人でいいよ」


「そうですか。わかりました!はや……と?も!戻って来てたんですか!!!?」


「そうだよ〜戻って来てたよ〜」


「お母様が読んでましたよ?」


「大丈夫大丈夫〜手紙よこしといたから」


「そうですか?」


「一緒に帰ろう?」


「はい!」


すると彼女は向日葵のような笑顔を向けてくれた。





さて、今俺は鬼のような顔二つと死にそうな顔一つに囲まれている。

鬼のような顔A、アーシャさんが俺に抱きついてくる。


「隼人、心配したんだよ?」


「いや〜すみません、できる事なら今俺の腰の骨がシャチホコが嫉妬するくらい曲がっているので折れる折れる!!!」


「隼人、私も心配したんですよ?」


鬼のような顔B、撫子さんが俺の顔に両手を置く。


「いやあの、頭がパーンってなるんですけど、やめて!ちょっ!ごめんなさい!マジでごめんなさい!」


「んー?もっと抱きついて欲しい?甘えん坊だな〜」


「お灸を据えるしかありませんね」


なんかアーシャさんの胸が当たってるけど、残念ながら目の前の性欲よりも一瞬の命の方が大切なのだ。


「ち、違うんですよ!これには訳があって!」


「へ〜あ、折れた」


ごキィ!って言った。今絶対折れちゃいけないものが折れた音がした!


「来世は鳥になりたいな」


こうして、俺は第二の人生が終わったのだった。







おお??????死んでしまうとは情けない!


出てくんなハゲ。


君俺のこと嫌いすぎない?


お前のことが好きなやつなんて世界広しと言えどもいねえよ。消えてなくなれ。


いや、君も早くおきなよ。


ぶっちゃけやり過ぎたという自覚はあるし、やっちまったな〜とも思うが、このまま死んだ方が実は楽ではないか?


ヘイサイコパス。知っているか?死っていうのは人生で最も使いやすい自己弁解なんだぜ?

あれだよ。『私が死ねばいいんでしょ!』とか言う奴。言い訳ねえだろうが。ただ逃げてるだけだろ。すげえよな、死って。だってそれが最も重い罰で最も簡単に幸せになれる方法なんだから。

死って言葉を建前に使えるもんな。


……ッチイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!

お前は出てくんなよ。


これ程までに長くてわざとらしい舌打ちを俺は初めて聞いたよ。


あっそ。

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