表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂人転成  作者: 美味しい仮面
魔法学園編
83/102

糸口

このままあいつの邪気を枯らさせれば俺が勝てる。

そう思っていた俺には隙があったのだろう。

一瞬、伸びてきた触手に気付かずに足に絡まれてしまう。


「っソが!」


急上昇し、急下降する。その勢いで地面にたたきつけようとしたのだが、

まあ、直ぐに離れてしまう。

すると、アミンジリアは邪気を集め始めた。


「はは…」


さっき絡みつかれた足がズキズキと痛むが。







それすらも心地良い。





初めて会った時は面倒だと思った。



戦ってる時には苛ついたりもした。


しかし、今は。




「楽しいなあ!」


笑えている。楽しい。楽しい。楽しい。

今俺は全力で戦えている。

俺の限界の一歩先にいる奴と戦っている。

一歩、そう一歩だ。

一歩程度の距離はなんて事がない。

勝てる。

確信できる。

いや、たとえ確信など出来なくても、俺は笑っているだろう。

何故なら、俺は狂っているから。


「ハハハハハハハハハハハ!!!!!!!もっと!もっとぉ!!」


全ての感覚が研ぎ澄まされていく。

痛みもより鮮明に感じるが、それすらも置いて行く。

体がぼうと熱くなる。

目にはあらゆる神経が最高の状態になっており。

体は一瞬の狂いもなく動く。

頭は冴え渡り。


相手が、アミンジリアが動いた。

集めた邪気をブースターのように使い、俺の腹へ目掛けて突進してくる。

体が動く。

右へ、右へ。

神気を使う事なく、ただの人間の足で。

勿論そんなもので避けられる筈もなくぶち当た…


「らないんだよなあ、これがぁ」


なにをしたか?簡単だ。

移動した。

何故避けられたか?

簡単だ。


「ザ・◯ールド時は止まる」


時間を止めた。

勿論そんなに簡単ではない。

ただ、今の脳汁吹き出している俺ならば確実にできると信じて使った。

簡単な事だ。

神気を使って俺から縦横上50メートルのあらゆる粒子の流れを止めた。

一歩間違えたら場が7000度位に加熱されるが、まあ成功したから良かっただろう。


因みにどのくらい難しいかと言えば。

ブランコの上にバランスボール乗っけてバランスボールの上に立ってブランコ漕ぎながらカレーうどんをシャツにつけずに汁まで完食して食レポを言った後にシュールストレミングの缶詰を開けて完食して食レポするくらいの難しさなので人類だったら出来る。


「ハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!決まってる!キマッテルーーーーーー!!!!!」


大体壊れてきた事を自覚しつつも、それが気持ちよくて止める事は出来ない。


さあて?もうすぐで解けちまうなあ…まだまだ神気は扱い足りないから時を止めるのもほんの数刻だ。


「そして時は動き出すっと」


瞬間、後ろから轟音が響き、振り向くと大きなクレーターができていた。


「おいおい!外してるぞ?大丈夫かい?ん?ん?」


すると苛立っていたようで、直ぐに俺に向かって突進してくる。


「いやあ…あれだよねえ。シンプルに強い力って小手先でなんとか出来るものじゃあ無いんだよねえ。じゃあどうして対応するか、君は知っているかい?アミンジリア君。答えはね…より強い力でねじ伏せる。だよ!」


「死ねや!突進しか脳がない猿以下がぁ!!!!!!!!」


ブン殴る。

もう一度言おう。

甲羅持ってこっちに突進してきてる相手にブン殴る。


「やっははあああ!!やっぱ負けたか!」


どうやら負けてしまったようだ。右手はだらんとだらしなく垂れる。

なんか動かせないけど、元から感覚なかったしあんまり関係ない。

ただまあ。


「!!?」


相手もひっくり返っていた。


「まさか〜俺に負ける筈が無いとかとか考えてたんですかあ〜????あっまいなあ〜甘い甘い。砂糖菓子に蜂蜜ぶっかけてあっためてシロップの海に沈めた時よりもあまーい。女子に人気だねえ!アミンジリアくーん!」


思いっきり追撃する。

勿論俺からの攻撃手段はない。だが、それでもいい。ぶっちゃっけ俺は魔素の方が上手く扱えるが、ここら辺にはもう無いし、ぶっちゃけここ以外に場所でも十全に集まるかどうかわからなにのでしょうがない。

ここでとある理論を教えよう。

死ぬまで殴ったらそいつは死ぬ。


「死ね!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!!!!」


と、殴っているとふと気がつく。上から何かが降ってきているのだ。

見てる暇とか無いけどチラリと見る。

するとどうだろうか、色とりどりの…ではなく、黄金の魔素が上からあたかも水中に絵の具を垂らしたようにゆっくりと落ちてきているでは無いか。


「そうか…上にもあるのか…」


とか考えていると、アミンジリアは俺から距離をとった。

そしてまたまた邪気をためている。


「んー?おやおやあ?またまた突進ですか〜芸がないですね〜今時犬でも芸の一つや二つ覚えているのもですよ?」


と、言っているところで、ふと気がつく。

アミンジリアは後ろではなく前に邪気をためている事に。


「ああなんだ。芸は二つ覚えているのか」


まあ、そんな感想しか出てこないわけだが。

邪気に対抗したい?よろしい。神気を使ってやろう。

ちょっと脳汁切れかけだが、まあいけるだろう。


アミンジリアが作った邪気は玉になっていた。大きさは大体直径1メートル。

それを俺に放つ。


「いいねえいいねえ!ドラゴソボールごっこは昔からの夢だったんだよお!!!!!」


俺も今作れる限界…直径1メートルの大きさの神気をアミンジリアへと放つ。


二つの対極のエネルギーが今、ぶつかる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ