八月
まれにミステリーも書くのですが、「けっこんしたい」を変換すると「血痕死体」になります・・・シクシク。
-十話-
ドラゴン。
その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。
赤い竜は火を。
青い竜は雷を。
黒い竜は強酸を。
そして、緑の竜は・・・
「完全な計画を企てるよ。」
「それキャンプの、だよね?」
「どこかいい場所知ってる?、人の来ない穴場とか。」
「人気のない吊り橋のそばはよそう、危険を感じるから。」
「・・・ロープとかナイフとか練炭とかも用意しないと。」
「君には持たせたくない物ばかりなのだけれど。」
「ドラゴンさん、人を犯人扱いしてない?」
「私は、信じてるよ。」
「ふーん。じゃあ、遺棄先は、おっと、行き先だった。」
「今、何を言い直したの!」
「ふへへ。」
「君、楽しくなってきてるね?」
「うん。」
「それで、君は、海と山どっちがいい?」
「この流れで聞かれたくはなかったなあ。」
息をするように毒を吐く。
毒を吐いているのは、実は逆でしたという趣向に挑戦してみました。
いかがでしたか?
みたよー、の一言でも嬉しいです。
かまってください・・・。
次回は、夏休みスペシャルです。
追伸
短編も見てみてくれると嬉しいです。ほのぼのショートショートコメディです。




