みどりの竜（各一話完結、年１か２回ペースで連載中です）

ドーナツ

『犬の名前』

「この子の名前はなんていうの？」

「クーナ」

「可愛い名前だね」

「不本意ながら定着しちゃって」

「不本意？」

「そう、って、ああ、もう、言ってる側から、こらクーナ、ダメ、食うな！」

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−第百十一話−

ドラゴン。

その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。

赤い竜は火を。

青い竜は雷を。

黒い竜は強酸を。

そして、緑の竜は・・・

「これは？」

「上」

「視力検査じゃないから、なんで人のをかじるかな」

息をするように毒を吐く。

−第百十二話−

ドラゴン。

その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。

赤い竜は火を。

青い竜は雷を。

黒い竜は強酸を。

そして、緑の竜は・・・

「我が目を疑ちゃったからね、どれだけなの」

「０．２」

「食べた量じゃないよ！」

息をするように毒を吐く。