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五月
柱の傷はおととしのー♪
「はかったな、シャア!」
「坊やだからさ。」
-五話-
ドラゴン。
その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。
赤い竜は火を。
青い竜は雷を。
黒い竜は強酸を。
そして、緑の竜は・・・
「こいのぼりいいな。」
「なんで?」
「君を思い出す。」
「えっ、そう?」
「あの向かい風が止んだ後に、しおれて天を仰いでる仕草はなんとも。」
息をするように毒を吐く。
-六話-
ドラゴン。
その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。
赤い竜は火を。
青い竜は雷を。
黒い竜は強酸を。
そして、緑の竜は・・・
「これあげる。」
それは、小さなこいのぼり。
「私を想起するのでしょ。」
「ああ、いつかは、縄につながないと。」
「捕縛されるような悪いことしてないからっ!」
「まあ今のところは泳がせているけどね。」
息をするように毒を吐く。
次の六月から、本格的にネタ作りに挑戦しています。落ちの難易度が上がりますので、楽しんでもらえると嬉しいです。
追伸
短編も見てみてくれると嬉しいです。ほのぼのショートショートコメディです。