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夏の風物詩
「やっぱり、夏は素麺だよね、どう、美味しい?」
「ん、さっぱり。」
−第六十話−
ドラゴン。
その息吹は、生きとし生けるものを滅ぼすという。
赤い竜は火を。
青い竜は雷を。
黒い竜は強酸を。
そして、緑の竜は・・・
「あ、麺つゆ切らしてた。」
冷蔵庫を見ながら、つぶやくドラゴンさん。
「ねえ、コーラと麦茶とアイスコーヒー、どれがいい?」
「なに、その不穏なラインナップ!」
「だまって出したら、わからなそうでしょ?」
「やめて、間違っても出さないでね。」
「ちぇー。」
「もう、仕方ないなあ、切らしているんじゃしょうがない、それじゃ、コーラにするよ。」
「わかった!」
「まったくもう、切らしていなかったら、コップに入れて出す気だったのか。」
息をするように毒を吐く。
ご無沙汰しております。
まだ、しぶとく続けますので、よろしくお願いします。




