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猫の町の入り口

作者: 綾瀬 みな
掲載日:2017/04/11

 こんなところに橋なんてあっただろうか?見慣れている景色のはずなのに……

「あれ?」

よくよく見てみるとその橋に一匹の猫が居た。遠目から見ている為色までは分からないが猫が居た。私は気になってその猫に近付いてみた。すると猫はこっちにおいでと言うように橋の向こうへと歩いて行く。

「あ……待って!」

私はその猫が気になって追いかけた。鈴の音を残して……

暫くたって周りを見るといつもの見慣れた景色は変わってないんだけど……何かがおかしい……人が全く居ないのだ。さっきの猫も居ない。

「さっきの猫どこに行ったんだろ?」

すると誰も居ないのに猫の鳴き声が聞こえた。

「え……?」

そこにさっきまで居なかった猫が居た。

「やっと見つけた……ここは一体どこなの?」

そしたら猫が沢山集まってきた。

「えっ!?猫が沢山……どういうこと!?」

私は何が何だか分からなかった。いきなり見慣れない橋を渡ったら猫が居てそれから猫が沢山来たんだから!

「ここは……猫の町なの?」

「その通りですよ。」

私がこうつぶやいたら声が返ってきた。

「えっ……?」

「あなたが言った通りここは猫の町ですよ。」

「あなたは……?」

「私は……ここの案内人と言ったほうがよろしいでしょうか。」

「案内人……」

「あなたをここに連れてきた猫居たでしょう?あの猫もこの町の住人なのですよ。」

「そうなんですね……ではあなたも?」

「そう言うことになりますね。」

私はどうやらさっきの猫に連れられて猫の町へと来てしまったらしい。どうやったら帰れるんだろう……私はここの事を教えてくれた人に聞いてみた。

「ここからどうやって帰れますか……?」

「その方法はただ1つ、ここにあなたを連れてきた猫を探してご覧なさい。そうすればきっと帰れますよ。」

「でも……色も分からないんですけど……」

「鈴の音を良く聞きなさい、そうすれば分かりますよ。」

「鈴……?」

私鈴なんて持ってたっけ……て思ったらかばんに猫の顔の鈴がついていた。

「あ……」

そして見てみたらさっきの人は居なかった。そして私は鈴をたまに鳴らしながらさっきの猫を探した。それでしばらく電柱の影やゴミ箱の後ろを探してみたんだけど中々見つからない……私はけっこう探して疲れてしまった。それで諦め半分で鈴を鳴らしてみた。リーンと言う音が響いた。すると猫の鳴き声が一鳴き聞こえた。

「まさか……!?」

そうその猫は私をここに連れてきた猫だった。

「やっと見つけたよ……私を家に帰してくれる?」

その猫はこっちにおいでと言うようにまた歩いて行った。そこにはまた橋があった。その橋を渡ったらそこは……見慣れた私の住んでる町だった。

「さっきのはなんだったんだろ……?」

そしてかばんを見てみたら猫の顔の鈴がついていた……

「こんなの持ってたっけ?まぁ良っか。」

私は何か不思議な体験をしたみたいだった。

詳しくは覚えてない……

でもこの鈴の音がそのことを物語っていた。

End

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