闇の強さ
その頃それぞれの部屋のうち
兎紗弥と桜蘭対楓と佐恵では
一方的な戦いになっていた
「なんだ、こんなものか。守護神を使うまでもなさそうね」
「そうだね。呆れたよ」
「勝手に終わらせないでもらえるかな!」
「まだ戦える!」
楓の魔法は桜蘭によって弾き返され
佐恵は兎紗弥の魔法によってダメージを受けていた
「戦って何になる」
「貴方にはわからないわ。何も知らないで、向上心も弱く、醜く…」
「傲慢さもなく、強欲もなく…」
「何もないあなたたちには虫唾が走るのよ!ゴーストハンド」
「がはっ!く…くる…し」
「桜蘭、そっちの野生人を任せたわ。こんな弱虫は私が潰すわ!!!」
楓は見えない手で首を絞められていた
佐恵は助けに行こうとしても桜蘭に邪魔された
「佐恵は俺が殺してあげる。さぁ、我が家に伝わるオーバーモードをね」
「くっ…オーバーモード」
二人とも目が赤くなって目に見えないような速さだった
そして楓は
「い…いまだ…!」
「な!消していたのか!シールド!」
兎紗弥の後ろから剣がたくさん現れた
それをなんとか防いだ
「兎紗弥…の弱点くらいわかるさ」
「鬱陶しい…大人しく死んでいればいいのに」
「兎紗弥、俺は負けない。君を取り戻すためならどんな手だって」
「寝言は寝て言いなさい。貴方はこれでも見ていなさい。夢想」
白い霧が楓を包んでいった
霧の中から小さい子たちが現れたそれは幼い楓であった
「兎紗弥、ごめんね、俺行かないといけないから」
「お兄ちゃん…また私を置いていくの…」
1人になった兎紗弥がこっちを向いて尋ねてきた
「ねぇ、どうしてあの時おいて行ったのかな…私を一人にして傷ついてないとおにいちゃんは思っていたのかな」
「違うんだ!そういうわけじゃ!」
「お兄ちゃん、幼い女の子の心はすぐに闇に落ちてしまうんだよ。そこからもう光を浴びることはできないの…」
「そんなことは!」
「このまま一緒に落ちよう…」
幻覚を見て楓は苦しんでいた
それを見て兎紗弥は楽しんでいた
「こっちは終わりそうよ。桜蘭、早くして」
「そろそろ遊びは終わろうか」
「ぐはっ!ゴホッゴホッ」
思いっきり腹を殴られ血を吐いていた
オーバーモードでも防ぎきれなかった
二人とも絶対絶命だった




