娘と父
「みんな、行ったようね。なら私は、私のするべきことをしましょう。クロ、お前にはわかっているのだろ。契約上、私の本音も気が付いているのだろ」
「まぁ、にゃんとにゃ~く?」
「いいの。ほかに誰にも気が付かれていないのなら。さぁ、巫女のところに行くわよ」
「はいにゃ」
裏の抜け道から出て
戦闘中に零とクロは巫女のところに向かった
巫女は通信を切断され急いで解析をしていたようだった
「久しぶりだね。巫女」
「零…すべて貴様のせいじゃな!」
「まだ何も思い出していないのね。天皇はどこだ。あいつを出せ」
「お主にいうものか。犯罪者」
上から巫女が見下していた
零は冷静な表情のままだった
そしてその間に割って入るようにある人が現れた
「あれは、零がしたのかね。我が娘よ」
「そうよ。やはり来ていたのか。母を殺した黒幕が」
「相変わらず父親に対しての言葉がなっていないようだね。まぁいいさ。君の力が必要だからね。捕らえよ」
「そんな…雑魚にやられるか!」
一瞬で兵士を殺した
床にはたくさんの血が流れていた
「ははっ。前よりも力が増しているではないか!!さすがだ!!ドラゴン族は実に興味深い!!」
「誰が従うか。貴様の野望を終わらせるために強くなった」
「だから、”黒月 零”となり序列も1位になったのか」
「なんだ、知っていたのか。さすが天皇だな。情報が豊富なことで」
「だが、そっちに天才ハッカーがいるようだね。何度も妨害されて君たちの居場所をつかむこともできず苦戦したよ。そしたらこの大会に出ていたとはね。手間が省けたよ。それに従わないなら零は必要ない。生贄は他にもいるからな!!」
「巫女の力と…雫を使うつもりか!」
「そうだ。お前がだめならと思っていたからな。ドラゴン族でなくても、力さえあればできる」
「それはまだ仮説でしかない。それに”黒龍”の復活は世界の破滅なんだぞ!!」
「破滅などさせない。力をわがものにするだけだ。世界をすべて私の者にするためにな!!まぁ、今日は巫女と雫を連れて行くために来ただけだ」
巫女を見るとねむらされていた
それにその横には雫も捕まっていた
「お前はここで死ぬ。ほかの龍を纏えていないお前にはその程度だ」
「貴方の思い通りになんてさせるわけないだろ」
「まだ抵抗するか。なら、これに勝ってみろ」
零の目の前に現れたのは黒龍だった
本物より格段にレベルは低いだ龍を使うことができない零には厳しかった




