瑠奈=零
「瑠奈…お前…ドラゴン族なのか」
「…だから、何」
「お前…まさか…」
「あはは…はぁ、楽しくなってきたなぁ…ねぇ駿、騙されていた気分はどうだい…雫も巫女も気づかなかった」
「…瑠奈っていうのは偽名か、零」
「そうそう、この姿だと魔力を抑えることができて巫女にも気づかれなかったわ。おかげであっさりこの場所に入ることができたの。利用させてもらったわ。」
「ふざけんなよ!」
「その顔最高だわ。駿、この試合はもう勝ち同然だからさ、次の決勝で待ってるわ。私の仲間と一緒に楽しみましょ」
「逃がすか。お前はここで殺してやる!」
駿が襲い掛かろうとしたけど
零はすんなりよけた
「ダメダメ、こんなところじゃ面白くないわ。それに、駿、貴方にはもっと絶望を味わってもらうわ。雫もそう、あの子はなぁんにもわかっていないわ。あの子はね、嘘を教えられて育っているのよ。だから私が正しいことを教えてあげないとね。」
「お前なんかの言葉に誰が信じる」
「そんなこと言えるのも今のうちよ。まぁ、ここでばれたのは計算外なんだけどね。決勝で面白いこと考えていたのに」
「破滅させる気か。前みたいに」
「あれを私のせいになっているのね。まぁいいわ。」
零は駿を見ながらも別のものを見ているようだった
「そうそう、昨日あなたたちの前に現れたの私よ」
「お前か。悠斗に何しようとしてんだ」
「悠斗くんには可能性があるのよ。だから興味があるの」
「なんの」
「言わないわ。彼がまだ自覚していないのだから」
駿は腹が立って銃で何発も撃つが
零は軽々とよけていた
そして手には駿が撃った弾を持っていた
くるっと回った瞬間、瑠奈ではなく零の姿になった
「その姿を見ると腹が立つな」
「そう、まぁこっちのほうが魔力が上がるしね。今、観客席は大騒ぎになっていそうね」
「お前のせいでな。俺はこの時を待っていた」
「私を殺しても根本的なところが解決されないけどね。まぁいいわ。決勝で会いましょ。駿」
「待て!」
零は笑顔で駿の弾を投げて返した
それに気を取られて
零を取り逃がしてしまった
駿は弾が足や腹にめり込んでしまって地面に膝をついてしまった




