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探していたもの
「おかえりなさいませ」
「あぁ、今帰った。」
「ご機嫌がよろしいですね」
「まぁね。やっと見つけたものがあるんだ。まぁ、本人は自覚がないようだけどな。」
「やはり、彼でしたか。」
「彼は教えられていないのだろう。普通の人間として生きているのは羨ましいな」
月を見ながらつぶやいていた
それを見て椿は悲しそうな顔をしていた
その奥からは黒も心配している顔をしていた
「悲しい顔をするな。私は平気だ。お前たちがいてくれるだけでいいんだ。」
「そんなこというなんて~珍しいっすね~」
「ほんとほんと!」
「なんだ、お前ら起きていたのか。桃と光は突然現れるから寿命が縮まりそうだ」
笑顔になった零をみて椿も黒も嬉しそうだった
双子は零と一緒にいる時間が他の誰よりも長いから仲がよかった
「ねぇー今度また勝負しよー!」
「俺たち一度も勝ったことねーし!」
「んー時間があればな。そういえばお前らみんな役目は果たし終わったのか。」
「もちろんです。」
「あったりまーえ!」
「それならいい。あとは時間を待つだけだ。」
零は楽しそうだった
他の仲間も楽しそうにしていた




