とりあえず次は準決勝
朝
不安は消えないまま試合だった
相手のことを考えるよりも
佐恵や楓さんの命のほうが大事だった
彼らがいつどこで狙っているかわからない
「おい、お前ら試合のこと以外考えてんなぶっ飛ばすぞ」
今の一言でみんなの顔いろが悪くなっていった
駿さんがものすごく不機嫌かつイライラしているからだった
このとき誰が殴られるかって
「いったーー!!なんで俺なんですか!」
「あ?お前が一番深刻そうな顔してっからだろ」
もちろん、俺です
俺はストレス発散するためにいるんじゃないんだぞー!
とか、心の中で叫び
今ので活を入れられた
駿さんってホントすごいような気がする
不安がなくなったわけじゃない
でも、駿さんは俺がお前らを守って見せるって言っているような感じがした
俺もあんなに大きな器があればよかったのにな
試合はあっという間に進んでいった
危ない場面もあったけど
なんとか無事に終わらせることはできた
これで準決勝にコマを進むことになった
試合が終わると駿さんと楓さんはどこかにいってしまって
残りの俺たちは先に宿泊施設に帰ることになった
みんなクタクタだったから
各自の部屋に戻って自由行動をすることになった
コンコンッ
「はぁい…って瑠奈どうしたんだ?」
「ちょっと、落ち着かないから散歩いこ」
「あぁ、わかった!ちょっと先に玄関のほうにいってて!」
「うん、待ってるね」
突然瑠奈が散歩行こうって
準決勝にまで進んで落ち着かないのかな
まぁいいやって思いながら俺は急いで瑠奈のところにいった




