九階
俺たちはどんどん上へあがっていった
駿さんや香織さんは足止めをしてくれていた
楓さんと俺は二人が先に行けるように後ろの奴らの足止めをしながらついて行った
とうとう九階にまでたどり着いた
「楓さんこの辺で足止めしましょう!」
「あぁ!そうだな!」
「私たちは先に行くね!はる、無理すんじゃないわよー!」
「ありがとうございます!では気を付けてください!」
二人は階段を昇って行った
俺たちは後ろにいた3人の足止めに入った
「あれ?よく見たらさぁ、お前楓じゃん」
「お前知り合いかよ。前言ってたやつか?妹が失踪したってやつか」
「お気の毒にね~」
3人は楓さんを馬鹿にするような言い方だった
楓さんは下を向いたままだった
「てか、お前にとっては良かったもんな。妹のほうばかり褒められてお前は惨めだったもんな!」
「うるさい!!!!!お前らに何がわかるんだ!!まぁ俺も何にも知らねーけど!!」
「ぁ?お前誰だ。カスが横から入ってくんじゃねーよ」
「ならお前らは人間としてクズカスだな」
「なんだとクソガキ!」
俺は必死によけていた
けど、この前みたいなおびえていた自分はいない
楓さんを侮辱されて切れている自分がいて必死だった
こいつらだけは許さないという
楓さんは下を向いたまま動かなかった
3人のうちの一人が楓さんに向かって剣を振ろうといていた
カンッ
俺は間一髪で防いだ
それでも楓さんは動かなかった
「楓さん!!楓さんはそんなことでうつむくんですか!!俺たちみんないつも楓さんを尊敬しているんですよ!駿さんのサポートしていてしっかり者で!俺はそんな楓さんがいいんです!」
「…俺はそんなやつじゃないよ」
「そうだそうだ!こいつは大事なものを守ることもできない弱虫だ!」
「そんなことない!!楓さんは今でも妹さんを探しているんですよね?なら俺たちも手伝います!1人で抱え込まないでください!なんでも言ってください!」




