危機一髪
俺は必死に急いでウサギを探していた
駿さんは大丈夫かな
楓さんは心配なんてしなくていいとは言ったものの
あの人の本気を見たことないからな
「人の心配してる場合じゃねーんじゃね?」
「ぇ?」
頭の上から斧が落ちてきた
なんとかよけれたけど
腕をかすってしまった
それに周りの木がなくなった
「なんて力だ…」
「ひ弱なやつを仲間に入れたもんだなー。駿も何考えてんだか」
馬鹿にされてるのはわかった
けど、こんなに近いと銃で対抗しても難しい
この人に隙があればいいけど
「おら!なに考えてんだ!」
「やば!」
斧を軽々と振り回してくる
こいつの筋力はどうなってるんだ
「ちょこまかと鬱陶しいやつだ!」
「あんたの筋力のほうがおかしい!」
「それならこうだ!『マウンテン』」
地面から突然山が現れた
逃げる範囲も狭くなった
「これで逃げられないだろ」
いやいや、そんなどや顔で俺をいじめようとしないでください
やばいやばいやばいやばい
どうしよどうしよ
「悠斗!」
見なくても声だけでわかった
駿さんだった
「お前、運だけないな。」
「そんなこと自覚してます!」
「とか、楓に感謝しとけよ。楓がみんなに渡したそれで位置が分かるようになってんだぞ」
「楓さん、駿さん感謝です…」
まさかそんな機能があるなんて知らずにつけていました
駿さんに見つけてもらえてよかった
「駿じゃねーか。俺の仲間かわいがってくれやがって」
「あんなの肩慣らしにもなんねー」
二人の殺意に俺は圧倒されていた
斧と銃
どっちが勝つのだろうか




