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やるべきこと

また押さえつける方法がとられたが、抑えても抑えても新しい地震が起こる。

そこで同時に何ヶ所かを押さえつけてみようと思い、やってみることに…ただ、その場合体力の消耗は激しくなる。それでも私しかできる人間がいないという思いから必死に続けた。


そんな中、1つの光が見えた気がした。

かすかに聞こえた人の声。

『私も力を貸そう。』

そう聞こえた。

力強く感じ、嬉しくてその場でうなづいていた。周りにいた人たちは皆何でしているのかわからないようで不思議な顔をしていた。


「大丈夫よ。私には仲間がいるんだもん。1人じゃないから。」

私は自信があった。

だから真剣に集中して地震を押さえ込みにかかった。体は揺れそれでも必死に抑え込んだ。その甲斐あってかイメージしたように揺れは小さくなってくる。

そしてようやく地震がおさまったのは押さえ込みにかかってから30分以上たってからだ。

肩で息をしていた。

それでも全部とまではいかなかった。だがだいぶ落ち着いてきている。揺れはほとんど感じなくなっていた。


「やるわね。ようやく本気ってところかしら。」

高藤瑠璃に言われてももう何も思わなかった。

真壁咲夜は何も言わなかった。


にしても、さっき頭に入ってきた声は何だったのか…それが知りたかったが2人には言わないでおこうと思った。けれども高藤瑠璃にはわかっていたのだ。頭の中にテレパスしてくる者がいたのを…。それが誰かまではわかってはいないが。


しかし、そんなこと気にしている場合ではなかった。残りも一気に消しにかかる。


「うわぁ〜。」叫び声はなんでもよかった。ただ力を出しやすくしたかっただけ。

立っていられないくらいの疲労感が襲ったので、その場に座り込んだ。


「ご苦労様。これで日本はいえ、世界は救われました。感謝します。」

「そ、そんな、私だけの力じゃないです。皆さんのサポートがあったからできたことで…。」

「でも結局の所あなたの力がなければどうにもならなかったわ。」

「ああ、そうだな。君のおかげだ。感謝する。」

「これで脅威は無くなったのよね?もう心配しなくてもいいんだよね?」

「ええ、当面はもういいわ。もうあなたに会うこともなくなるわね。」

「そっかぁ〜、友達になりたかったなぁ。」


しかし2人はその場から離れていく…。

途中一瞬だが真壁咲夜さんが振り返った。何も言わずただ見つめて。


私は家族の元に帰って行った。




そして現在…。


街は復興に向かって動き出した。




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