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疲れた心

真壁咲夜といい高藤瑠璃といい、私はどう理解したらいいのか混乱した。ただ言えるのは倦怠感に包まれているということだけ。いろいろなことが急に起こりついていけないのだ。

それでも時は流れる。

前に進むしかなかった。

そして私はもう覚悟を決めるしかないと自覚した。この人達は私のことを全て調べ上げており、何かをしても何にもならないだろうと思われる。ならばそれを受け入れるしかない。そう思った。

それからは家族のことを気にする余裕はなかった。それほどいろいろなことを覚えなければならなかったからだ。

力の使い方。

そして、限界を知ること。

次から次へといろいろ指示されてげんなりしていた。そこへ真壁咲夜がやってきた。

「どうだい?なれたかい?」

「なれるのは難しいわ。でも、やらなきゃダメなんでしょう?ならやるしかないわ。」

「君は強いんだね。」

「別に強くなんかないわ。ただ何かをしてないと頭の中混乱しちゃうから…。」

「そっ、頑張ってね。」

そんな優しい言葉なんかかけないでよと思ったが敢えて言わなかった。

それからはもう必死だった。覚えることが多い為、なかなか休ませてはもらえなかった。

それでもさすがにグッタリしていると仕方ないとばかりに軽く10分程度休ませてはくれた。ありがたいと思うしかなかった。

力を使うことはなかなか思うようにいかず、私もイライラしてしまっていたが、それがいけないと言われ、どうしたものかと考えあぐねていた。

「無になるの。自分が宇宙と一体になっていると感じるのよ。」

高藤瑠璃はそう言うが、頭でわかっても心がついていかない。

難しかった。

それでも、根気よく続けることでなんとか様になってきた。

「やればできるじゃない。」

【あなたの指導のおかげかもね。】胸の中でそう呟くと、「分かってるじゃない。私って凄いわよね。」と返された。

心を読まれたと気づいたのはその瞬間だった。

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