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【詩集】射してくる夜明けの光

【詩】「みずのこころ」「はだかのねこ」

作者: につき

「みずのこころ」




あめのなかで、

わたしはみずになる。


みずになって

ながれていって、

かわをくだって

うみへでる。


しおみずにまざって

じょうはつするからだ。


しとしととふる

あめになって、

わたしはまた

もどってくる。


このつちのうえで、

からだをとりもどす。


じゅんかんしている

わたしのからだは、

こころをつれている。


みずのこころは

どこにある?







「はだかのねこ」




わたしがはだかでも、

ねこはどうでもいいだろう。


ねこはいつでも

はだかのままだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 水は私たちの外も内も取り巻いていて、全てを知っているような、でも知らぬふりでどこかへ行ってしまうような、考えてみると不思議なものですね。雨の一粒一粒に歴史があるような、ゆったりとした気分に浸…
[良い点] 「みずのこころ」は全てひらがななのと、水の旅というストーリーが幼年詩のような柔らかさを演出しているのに、それに反して落ち着きのある大人の文体で、その取り合わせが面白いと思いました。 みずの…
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