表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【詩集】射してくる夜明けの光

【詩】「みずのこころ」「はだかのねこ」

作者: につき

「みずのこころ」




あめのなかで、

わたしはみずになる。


みずになって

ながれていって、

かわをくだって

うみへでる。


しおみずにまざって

じょうはつするからだ。


しとしととふる

あめになって、

わたしはまた

もどってくる。


このつちのうえで、

からだをとりもどす。


じゅんかんしている

わたしのからだは、

こころをつれている。


みずのこころは

どこにある?







「はだかのねこ」




わたしがはだかでも、

ねこはどうでもいいだろう。


ねこはいつでも

はだかのままだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 水は私たちの外も内も取り巻いていて、全てを知っているような、でも知らぬふりでどこかへ行ってしまうような、考えてみると不思議なものですね。雨の一粒一粒に歴史があるような、ゆったりとした気分に浸…
[良い点] 「みずのこころ」は全てひらがななのと、水の旅というストーリーが幼年詩のような柔らかさを演出しているのに、それに反して落ち着きのある大人の文体で、その取り合わせが面白いと思いました。 みずの…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ