表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/18

エピローグ

 ダイニングルームで、家族三人で食卓を囲んでいた。

「ねえ、お父さま、お母さま」

「なあに?」

「ん?どうした?」

咲良が二人を交互に見た。

「犬はね。まだ、いいよ」

菫は一度箸を止め、咲良を見たが、すぐに頷いた。

「そう。じゃあ、またいつかね」

悠人も静かに微笑んだ。

「そうだな、そのときにまた一緒に考えようか」

庭に面した窓辺で、風が一度だけ揺れた。白い影はもう現れない。守られていた時間があり、手放された想いもあった。パーラールームの壁の肖像画は静かだ。その前を通り過ぎるたび、菫と咲良は心の中で同じ言葉を繰り返す。

《ジャスミンがいつも一緒》

それは縛る言葉ではなく、前へ進むための言葉だった。





「ジャスミンの首輪」はこれで完結です。短い期間でしたが、ご拝読いただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ