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『サンクチュアリ』

ちょっと書き終えてしまったんで間隔短いですけど新エピソード投稿しました!黒トウリとの戦いのその後ですね!次から新しい章が始まるので是非楽しみにお待ちくださいませ!


黒トウリとの決戦を終えたカイト達は

クラリスへと帰還し、療養をしていた。



「はぁ。身体イテェー、キツイ〜もう死にそう〜!」



カイトが医院の布団で横になりながら弱音を吐く


「もう、しっかりしなさいよ!まったくあれから1週間よ!?ブレイドだって昨日退院して城に戻るって言ってたし、クルド村だって復興が始まったっていうのに未だにゴロゴロしてるのはカイトくらいよ!」



そんなこと言っても俺だって人間だし結構頑張ったよね!?まぁもうほぼ痛く無いんだけど、まだ休みたい…


「ルミネさんは厳しいですね…。ぐすん。

あ、そういえばトウリのやつあと刑期どんぐらいだっけ?」



「そうねぇ、たしかあと1週間ほどで出てこられるはずだけど。。」





俺たちがクラリスに帰還した後、すぐにクルド村へ部隊が出発した。今は復興に尽力してくれている。俺とルミネとブレイドはすぐ医院に運ばれ、トウリはと言うと黒トウリからステータスを吸収した影響か、ピンピンしていた。



〜カイトが目を覚ます1週間前〜


玉座にて人王ユーリが口を開く


「よく戻ったな、トウリ。フフ、その様子では真実を知りながら、その名と運命を勝ち取ったのだな。して、殺人の罪は疑いが晴れたとはいえ、お前にはまだ罪が残っているな?ふーん、そうだな。3週間、牢に入って罪を償うのだ。しっかり考えるが良い。色々とな。」



「罪と言われるのは納得がいかんが、まぁそうだな。仕方ない⭐︎カイト達に宜しく頼むよ」


トウリの発言にすかさず衛兵が叫ぶ


「お前!また人王様に無礼な口を!!」



「フフ、よい。よいのだ。」



人王はにこりと笑い、トウリは牢へと連行された。


その報せは2日後、目を覚ましたルミネに伝えられた。




場面は現在に戻り、城ではブレイドが今回の騒動の報告をしている



「〜よって、トウリの犯行と見られ、複製されたトウリの潔白は証明されました。又、今回の旅路にて国家非公認と見られる集落を発見し、宿や食事の提供を行って頂きました。今回の件、あの村の功績と言っても過言ではございません。つきましては父様、あの村に国家による公認、そして勲章を授与させては如何かと存じます。」


すると人王は口を開く



「ふむ。そうか、ならば調査隊を向かわせよう。なに、儀式的なものだ。お前がそれ程までに気に入った村だ。悪いようにはせんよ。」



その言葉にブレイドは少し焦る



「調査の必要はございません!私がすでに隅々まで調査しております!不要な人手を割くわけにはいきません!」


あの村にはサーシャがいる。。もし万が一サーシャの存在が父様にバレでもしたら。。



焦るブレイドの様子に人王は疑念を抱いているようだった



「そうか。なら良かろう。ではその村の名を決めねばな。」



ふぅ。良かった。助かったぁ。


ブレイドはあからさまに安堵した


「そうですね。ならばいずれ私が出向き、村の名を決めさせて来ます」



??「ほう。非公認の村、ねぇ。」


その様子を影で何者かが聞き耳を立てていることにブレイドは気づきもしていなかった。



一方、カイトはルミネに(無理やり)連れ出され、鍛冶屋に来ていた



「おじさん、このカイトが付けている『制御の足枷』なんだけど、もう少し小さくできないかしら?鉄球も邪魔くさいし、繋がれてる鎖も歩くたびジャラジャラうるさいのよね。」



ルミネは鍛冶屋のおじさんの目をじっと見つめる


「お、おう多分出来ると思うよ!効果をそのままに、見た目もコンパクトに、だな。分かった!任せておけ!」



おートントン拍子に話が進んでいく…まぁこれ確かに邪魔くさいしデザインも気に入ってはなかったからありがたいけど…ずっとそんな風に思ってたのかルミネ…。



制御の足枷を鍛冶屋に預けたカイト達



「じゃあ私はちょっとギルドに寄ってくるわね。トウリが戻るまで2人で行けそうな簡単なクエストがないか探してくるわ。」


「おう!頼んだ!めっっちゃ簡単なやつで頼む!できればあんまり身体動かさなくていいやつ!」



ふぅ。ルミネとも別れたし、これからなにをしようかなぁ、足枷もないから走れないし、とりあえずぶらぶらして宿に戻るかぁ。



「あれ?あの子なんか怪しい動き…」



ふと商店街の露店を見ると

髪の伸び切った小さな子供が店主の目の届かない場所から果物を盗んでいたのを発見した


!!


「あ!待て!!」


咄嗟に走り出そうとするカイト


っと!

待てよ、今、人通りも多いここでダッシュなんてしちゃったら…、通行人とぶつかって俺とそいつ爆散しちゃうよ…!



思い止まり競歩で追いかけるカイト


その様子に恐怖を感じ爆速で逃げる少年


数分間続く追いかけっこ


「ま、まへぇ〜!ハァハァ」


ヘロヘロになるカイト


ついに路地の行き止まりまで追い込むことに成功したカイト。


「ハァハァ、おい!ついに追い詰めたぞ!盗んだ果物を返せ!店主のおばちゃんも、謝れば分かってくれるはずだから、な?ハァハァ」


少年に問いかけるカイト

すると少年も口を開く


「うるせぇ!謝って腹が膨れんのかよ!!このヒョロガリ!変な顔!ベーっだ!」


ブチッ!


あ、やべ今頭の中のなんか切れた、


「てめぇ!クソガキ!せっかく一緒に謝ってやろうと思ったのに!もう許さねぇ!衛兵に突き出してやる!」


子供相手にブチギレるカイト


「ヒッ!」


驚いた少年はすぐさま飛び上がり、両方の足の裏を叩き合わせた


パンっ!


次の瞬間、少年の姿は残像を残し

瞬時に消え去った



え!え?どこいった!?え?


困惑するカイト


「ばーか!こっちだヒョロガリ!」


上から声が聞こえ、見上げると少年は屋根の上に立ち、舌を出して挑発している。


えー!すげぇー!あいつのスキルか!?

瞬間移動みたいな感じか!


「すげーな!けどもう俺も黙ってらんねーぞ?」


そう言うとカイトは虫籠からコロギスを取り出して齧った


    

    形態変化を使用しますか?


       ▶︎YES ▷NO


「YES!!」



次の瞬間、カイトの両足が淡く光り、足の形状が変化した。



「えー!なんだそれ!キモいぞヒョロガリ!!」



少年ゆえの心無い言葉がカイトに降りかかる



「うるせー!」


ピョン!ピョン!



カイトは壁を蹴り屋根上まで飛び上がった


ガシィ!


「捕まえたぞガキ!まずは盗んだものを返しに行くぞ!!」


形態変化を解き、少年を連れ露店へと戻ったカイト


「ごめんなおばちゃん、こいつ会計済ますの忘れて帰っちゃったみたいで、ほらこれ130ゴールド、30ゴールドはお詫びに付けといて!」


「そーかい、あらありがとうね、私も気づかなくて悪かったねぇ坊や」



…。



会計を済ませて歩いていると少年が口を開いた


「なんで、本当のこと言えば良かったのに。」


ちょっと拗ねたような目でカイトを見る少年


「はぁ、うっせ!ほらっこれ食いたかったんだろ?」


そういって少年に果物を渡すカイト


「…お礼なんて言わねーぞ…」


可愛く無い少年


「お礼なんていらねーよ、それより聞かせろよさっきのお前のスキルか?てか名前はなんて言うんだ?」


尋ねるカイト


「僕は名前は…えっと分かんない、色々呼び名があるから。さっきのは『瞬間移動』僕のスキル。だいたい家3個分くらいの距離を足の裏を合わせることで一瞬で移動することができるんだけど僕もどこに移動するかはわからないんだ、さっきはたまたまあそこに移動できたけど、危ないからほとんど使えないんだ」




「ほえー、名前ないなんて変なやつだなぁ。てかつらつらと説明できてえらいな!お前!」


「ふふん!僕だってもう8歳なんだぞ!これくらいよゆーだ!」


褒められて鼻高々な少年



まてよ、このスキルがあれば…上手くいけば念願の〝あれ〟ができるかもしれん!



「お、おい少年、って、呼びづらいからえーっと果物盗ってたからダモな?ダモ、ちょっと俺に付き合ってくれないか?」



「ダモって、てきとーすぎだろ!」


「まぁまぁ、ちょっと着いてきてよダモ」


そう言うとカイトはダモを連れある場所に辿り着いた



「ここって、なんだ?」


ダモがカイトに疑問を投げかけると


「ふっふっふ!ここはなぁ!男の楽園!であり禁忌!ギルド経営の温泉だ!」


「…はぁ?」


頭に?マークが浮かぶダモ


「ダモ、見えるか?あそこ。」


カイトが指を刺す方を見ると、


なにやら屋根が見える、その下からは湯気が立ち昇っている


「あそこの下はちょうど女風呂なんだ。あの屋根に乗れば簡単に中のサンクチュアリを見ることができる。だが!そんなことはここの従業員も分かり切っていることだ?そうだろ?ワトソン君。あの屋根にはもちろん見張りが居る。だが!見てみろ?あの屋根には屋根裏がある。

つまりだ!」



「ゴクリ。つまり?」


ダモは唾を飲み込んだ


「計画はこうだ。あの屋根の中の空間にちょうどよく『瞬間移動』、そうすれば安全にガンダーラを拝める。そしてまた遠くに『瞬間移動』すれば、俺たちは神になれる。そういうことだ」


!!


「なるほど!さっきから何を言ってるかさっぱりだけど!でも僕の『瞬間移動』はさっきも言った通り場所は選べないんだよ…?」



「なぁに言ってんだ!そこは気合いだ!気合い!集中しろよ!な!よしさっそく始めるぞ!」


カイトはダモに集中を促す


「ハァア!」


「もっとだ!もっと声を出して集中してる感を出せ!」


「ハァァア!!!」


「そうだ!もっとだ!もっと熱くなれよ!!」


「ハァアアアアア!」


「ハァハァ…もうすぐ…ハァハァ」


「き、来た!来た気がする!!行くよ!カイト!!僕に掴まって!」


よしきた!レッツアヴァロン!


カイトはダモに掴まり、ダモは飛び上がって足裏を合わせた


パンっ


シュンッ


バジャーーーーーン!!



「キャーーー!」バシィ!


濡れたタオルで顔をしばかれるカイト



「ギャーー!!目、目が!なんだ!なにが起こったんだー!何も見えない!ダモ!どこだ!応答せよ!!」



パンっ


すぐさま『瞬間移動』で逃げるダモ


まずい!!目をやられた!何も見えん!今の音、ダモのやつ裏切りやがった!恐らく転移は失敗!暖かい、ここはお湯の中か!なら尚更まずい!逃げねば!!


ギリギリ!!ギュン!!


両足を踏み締め、全力でダッシュするカイト



ドガーーーン!!


HP550→210



制御の足枷を付けていないことを忘れていたカイトは全力で壁に激突した。



その後


ギルド前広場にて、おばちゃん2人が会話をしている


「ねぇ?、聞いた?覗きですって。なんでもこの前、強姦未遂で捕まった冒険者の仲間らしいわよ。やーね、野蛮だわぁ。」


「そうよそうよ、あんなのが居たんじゃ家の中にいたって心配だわ…。」


ルミネがその様子を聞いている


「まさか…ね。ふふんいいクエストあって良かった〜」



王城にて


王が口を開く。


「…。目が見えていなかった状況を鑑みて、

牢で1週間反省しなさい…。」


「ふぁい。すみましぇんでした」


顔が腫れて上手く喋れないカイト



「カイト…。」


情けないという表情で呟くブレイドであった


謎の少年に出会うカイト!次から新章本格的に始めようと思うので、是非お楽しみに!

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