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人とは。

新エピ追加しました!良かったら見て下さい!


『もう1人のトウリ』を追う旅路である村を発見するカイト達、そこでまた、あの種族との出会ってしまう。。!


※今回は戦闘ないです!銭湯はありますなんつって



『色王の大鏡』により複製されたもう1人のトウリを討伐する為、クルド村へ続くクラリス王国郊外の森を進むカイト達4人


「なぁ皆んな、そろそろ陣形とか決めないか?俺まだ皆んなの職業とか聞いてなかったしさ」


ブレイドが唐突に話出した



「あーそうだなぁ、俺の職業はたしか

〝タンク〟で、ルミネと、トウリは〜…

なんだっけ?」



「そういえばちゃんと決めたことなかったわね。私はパーティにおいては前衛を担う剣士よ


「僕も剣士、いや?英雄王剣士だよ⭐︎」


…。



ルミネとトウリはどっちも剣士かぁ、、まぁ今まで俺が牽制して攻撃任せてたし一応形にはなってたぽいな。



「ふーむ。ちょっとバランス悪いね。後衛やヒーラーが居ないのがなぁ。」



なんだ?ブレイドのやつやけに上から目線だな


「そういうお前の職業はなんなんだよ!」



カイトがキレ気味でブレイドに言った



「俺?俺はタンクだよ!」



やっぱりぃ!その見た目でタンクじゃないわけないよねぇ!


「タンク2剣士2のパーティってどうなの!?」


「まぁ。いいんじゃない?カイトは言うなれば回避型タンクってやつね!そんなに防御力のステータスが高くないから向いてはなさそうだけど、その分速さがあるから敵の注意を引いて隙を作るって点では申し分ないわ!ブレイドは見るからに防御力のステータスが高そうで正統派のタンクって感じね!」


「一応ルミネも僕も遠距離の攻撃は可能だし僕も僕を引きたたせるパーティとしては悪くないと思うよ?⭐︎」



そっかぁ。職業被るのって別に悪いことではないのかぁ。



「まぁいいや!とりあえずモンスターと遭遇したやら俺が撹乱して、トウリとルミネが攻撃!そしてブレイドは2人を守るフォーメーションでいこう!」



フォーメンションも固まり、森を進む4人



「あれ、なにかしら?なにか煙が見えるわ!」



ルミネの指差す方を見ると焚き火?をしているような煙がモクモクと立ち昇っていた



煙のする方に向かうとそこには小さな集落があった。森を少し切り拓いてできた平野に藁で出来た家が数軒立っている



「こんなモンスターの多く出現するところに村?聞いたことがないぞ」


ブレイドが顎に手を当てて考え込む



「おーい!誰かいませんかぁー?風呂入りたいんで少し借りたいんですけども〜!」


カイトが大声で叫ぶ



「おい!非公認の村かもしれないんだぞ!危険だ!」


ブレイドがカイトに注意すると

藁の家から小さな老人がのそりと出て来た



「おぉ旅のお方ですかな?ワシはこの集落の村長をしておりますハラルと申すものですじゃ風呂だったらワシの家に一つだけ温泉がございますのでよければごゆっくりとして行ってください」



お、ラッキー!風呂に入れる!!


「ありがとうございます。私たちはクラリス王国の冒険者パーティで、私はルミネと申します。グルド村を目指している途中、この村に辿り着きまして、ご好意感謝致します。」



ルミネが礼儀正しく村長に話した。



夜になり、村長の家に隣接した温泉に浸かる

トウリとカイトとブレイド



「ふぅー。温泉なんて久しぶりだぁ!きもちぃー!」


カイトは久しぶりの温泉に、力が抜けふにゃふにゃしている


「こんな自然に湯が沸くものなのか。実に不思議だ。俺は城の浴場にしか入ったことがないから新鮮でいいな!」



ブレイドめ、このボンボン王子がよ!

今度宿屋のボロ臭風呂に浸けてやろう。。


続けてトウリが喋る


「ブレイド知っているか?⭐︎この湯の下には伝説の火を吹くドラゴンが湯を温めているのではないかと僕は思うんだ。潜って確かめてみよう⭐︎」


何を言ってんだこいつは…。さすがにそんな

ホラブレイドも信じるわけ…。



「本当か!?あの伝説のドラゴンがここに!?大変だ!逃げ…たいがちょっと見てみたい…トウリ一緒に潜ってくれない?」



こいつ世間を知らなすぎるな



トウリとブレイドが湯に頭を浸けてぶくぶくしていると


ペタ、ペタ



裸足で歩いているかのような足音が聞こえた




なんだ?村長が来たのか?



近づいてくる足音が温泉への入り口に付近まで来た時、音のする方向を見ると


そこにはウサギ耳の生えた亜人の少女がタオルを巻いて立っていた



!!



あれは、、あの時の!?ブレイドにバレるとまずい!!あと絵面的にもまずい!



焦るカイト



カイトと目が合い驚くウサギ耳の少女



「きゃあー!」



少女が痴態を見られた恥ずかしさからか叫んでしまった


!?


ザッパァー!


「なんだ!?何事だ!カイト!」


「ごくごく。。ここの水は不味いな⭐︎」


お湯から頭を上げブレイドとトウリが顔を出す





「お前は。。何の用だ!この前の仕返しか!?仲間はどこだ!お前ら亜人は卑怯な種族だ!1人で来ているんじゃないだろ!」


少女に怒鳴るブレイド



「ど、どう見たって温泉入りに来た格好してるだろ!お前いい加減にしろ!亜人だからって相手は子供だぞ!」


「うるさい!カイトお前には分からないだろう!

なぜ人族でありながら亜人を庇うんだ!」


「俺はそんなん知らねぇし、こっちから見たらなにもしてない少女に斬りかかったり怒鳴り散らしてるお前の方が悪者なんだわ!」


「なんだと!?カイト王族の責務を愚弄するとは今回ばかりは許さんぞ!」



やべ、こいつビビりなくせに怒ったらやばいタイプだ!


「トウリ!ちょ、ちょっと止めるの手伝って!」


「ふぅ。仕方ない⭐︎まぁまぁ落ち着きなよ。僕の英雄譚1冊君にプレゼントするからさ。もちろんサイン付きで、ね⭐︎」


「うるさい!」



腰を抜かしている少女を尻目に騒いでいると


「ちょっと!なにしてるのよあなた達!」


ルミネがその場に駆けつけ、涙を流す少女に目をやる


「亜人の…子供?なるほど。そういうことね」



「あなた達!今すぐやめなさい!ブレイド!あなたの事情もあるだろうけど、種族で良い悪いを決めないで!あなた自身はなにもされてはいないでしょ!一度冷静になって!今あなたの目の前に見えるのはなに!?」



ルミネの忠告を聞き、カイトに向け振り上げている拳を下ろし、ブレイドは少女に目をやる


ブレイドの目に映ったのは涙をポロポロと流す

小さな穴がいくつも空いたボロボロの

タオルを身体に巻いた少女の姿だった。


…。



俯き、考え込むブレイド



「分かったよ。今はこっちもあいつも武装はしていないし、手を引くよ。」


そう言うとブレイドは少女の横を素通りし、脱衣所へと向かった。


「ルミネさん!さすがっす!」


「フゥ。降りかかるブレイドのサイクロンパンチを華麗に避け続けるのも楽じゃなかったよ⭐︎」



ぐるぐるパンチしてたな確かに



「あんた達も!そんなおちゃらけてないで前隠しなさい!ったくもう!」



あらイヤン//






温泉から上がり

村長の家で夕食をご馳走になっているカイト達



「村長、、先ほど温泉で亜人の子供を見かけたのですが、、」


ルミネが村長に先ほどの出来事を話す


村長がゆっくりと口を開く


「あぁ。あの子…、いや、サーシャはね

3年ほど前か。この森で倒れているのをワシが見つけたんだ。亜人であることはすぐに気がついた。だがまだ幼かったあの子をワシらは放ってはおけず、この村に連れ帰ることにした。

最初こそ、幼くはあっても亜人。

いつなにがあっても良いようにとワシらは気を張り詰めていた。

しかし、サーシャはよく食べ、よく話し、よく眠る子だった。

いつしか不思議なことにサーシャが笑って暮らせるように、サーシャが安心して眠ることができるように、サーシャがお腹一杯食べられるようにとワシらの中心にはいつもサーシャが居た。

そう。ワシらは知らなかっただけなんだ、種族が我々と違っても子供は子供なんだ、と。

今となってはね、亜人とは?人とは?ワシらにはその違いがさっぱり分からんくなってしもうた」





俯くブレイド



「謝ったら?まだ許してくれるかもよ?」


カイトがブレイドの肩にぽんと手を乗せる


「…。うるさい!」


少し迷いながら、その手を振り払うブレイド



頑固すぎだろこいつ!なんかもう腹たってきたわ!今の話聞いたら普通ちょっとは心動くもんだろが!


そう思っていると村長がブレイドに話かける



「ブレイド君、君のことはよく知らないが、君もまたサーシャのこと、我々のことを知らない。仲良くしてくれとは言わないがサーシャを傷つけようとするならば我々は戦う覚悟はできている」





「分かったよ。謝るよ。俺も、、なんだが分からないんだ。。俺の知っている亜人は恐ろしく、そして卑怯で残酷だ。だが初めてこの目で見た亜人はとてもそうは見えなかった。あいつ。。いや、サーシャから見た俺の方がよっぽど恐ろしかったんじゃないかなって」



そんなブレイドの言葉を聞き、微笑む村長とルミネとカイト



翌日



井戸から水を汲む亜人の少女サーシャ


そこへブレイドが歩み寄る


「おい。」


ブレイドがサーシャに声をかける


「ヒッ!」


驚きすぐに逃げるサーシャ


「お、おい待てって!もう襲ったりしないからさ!ほら!剣も持ってないだろう?」


木の陰から恐る恐る顔を出すサーシャ



「またわたしのこと、びっくりさせない?こわがらせない?」



震える声で喋るサーシャにブレイドが答える



「あぁ。この前、、と温泉でのこと。すまなかった。さ、サーシャのこと、知りたいんだ。。」



その言葉を聞き歩み寄るサーシャ



「わたしはサーシャ!…です。。わたしもあなたのこと知りたい…です!」


!!


「いいのか、、あんなことした俺に。。それに。。俺なんて大したやつじゃあ…ないよ」


「そんなことない!あなたすっごく身体大きくて!声も大きくて!すごい!わたしこの村しか知らないの!だからあなたのこともっと知りたい!」



ぐぅうっ。。


溢れ出す涙を堪えきれないブレイド



「ありがとう、ありがとう…サーシャ!俺の名前はブレイド!ブレイド=アル=ハルベリオン!」


「フフっ泣き虫なのね。サーシャと一緒ね!えっとぶれいどあるはる…んーと、ぶれいど!」



「はっは!いいよブレイドで!今日は一日中外の話してやるよ!サーシャ!」



ぐぅうっ。。



その様子を木陰でこっそりと見ていたカイトとルミネも涙を堪えられずにいるのであった。




その日の夜



「結局もう1泊することになっちまったな〜」


カイトが村長の家でくつろぎながら話す


「仕方ないわよ。むしろここはゆっくりさせてあげるべきだと思うわ。ブレイドのためにもね。ほら、ブレイドったらサーシャと遊び疲れて一緒に寝ちゃってる」


ルミネがブレイドとサーシャの寝顔を見てにっこりと笑っている



ブレイドのやつ最初はどうなることかと思ったけど、打ち解けられて良かった。


カイトがホッとしているとルミネが話しかける



「そういえばカイト、あの、お城に行った時、、なにか様子が変だったけど、、なんだかカイトじゃない別の誰か、、みたいだったの。助けてくれたのは分かってる。けどなんだか怖くて…。心当たりとかないの?」


「あの時か。。あの時は俺も気がついたら衛兵の上に跨っていて覚えてなんだ。ルミネが衛兵に手を挙げられて、俺許せなくって、、そうしたら声が聞こえた気がする。殺せって。そして気がついたらあの状況だったんだ」




しばらく考えた後、ルミネが口を開く


「もしかすると、カイトにはシークレットスキルがあるのかもしれないわね。シークレットスキルは限定的な条件下のみで発動するスキルのことを指すの。本人でさえその条件を知るすべは無くて、その存在さえ発動するまで分からないの。私も直接は見たことがないんだけれど」



シークレットスキルか。成程。俺が怒ったから?仲間が傷ついたから?条件もスキルの詳細も分からないんじゃ考えるだけ無駄かもしれない



「そっか。なら、考えてもしょうがない!もう2度とあんなことがないようにしないと。自我の無いまま犯罪者になったりしたら大変だしな!」



「ふふ。能天気というか、ポジティブというか。カイトらしいわね。そろそろ寝ましょうかあまりゆっくりもしていられないしね!明日は朝から出発よ!」




翌朝


「じゃあ!ありがとう!村長のおっちゃん!」


旅立ちを見守る村長と住民に手を振るカイト


「あぁ。また来なさい!ワシらはいつでも歓迎するよ〜!」


手を振り返す村長



「おい!こら!サーシャ!ダメなんだ!お前は連れていけないこの旅は危険なんだ分かってくれ!」


ブレイドは足にしがみつくサーシャを振り解こうとしている


「やぁだぁ〜!お外いきたいー!ぶれいどが守ってくれたらいいじゃない!」


駄々をこねるサーシャ


「はは!ブレイドなんだよ仲良しじゃんかっ」


笑うカイト


「見てないで助けてくれ皆んな!」



その光景を見て笑う一同



「サーシャまた来るから!この任務が終わったら絶対また来る!だから待っててくれ!」


ブレイドがそういうと足にしがみつくサーシャは力を抜いた


「絶対…。絶対だよ!ぶれいども、カイトも、ルミネもトウリも絶対またきてね!」


涙を堪えながらサーシャは叫ぶ


「分かった、約束だ。」


ブレイドはサーシャの頭にポンと手を置いた


「あぁ。また来るよ!サーシャ!」


「私も!今度は私とお風呂入りましょうね!」


「あぁ⭐︎僕はここに僕の像を立てることにする」




村の住人達に見送られながらカイト達4人は

クルド村を目指す





カイト達がサーシャと別れる少し前

クルド村近辺の森にて




グルルルゥ



「フッ犬コロ如きが僕に逆らうとは。僕に逆らう者は犬だろうが人だろうが血祭りの刑だ」



ザシュウッ!!



「はっはっは!むしろ前より力が増した気さえする!あとはアイツを殺せば…僕はやっと。。

あの英雄王に手が届く…!!」



月が雲に覆われた闇の中

切り落とした犬型モンスターの首を掴み

何者かが高らかに笑っていた。



最後まで見てくれてありがとうございます!


亜人とは、人とは、種族の違いで差別をすることに疑念を抱くブレイド。果たしてどうなるのでしょ!

クルド村に向かうカイト達、一方その頃、グルド村近辺の森ではモンスターを斬り殺し高らかに笑う影!その口調は…誰かに似ている!

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