僕と僕
更新遅れました!トウリ編がスタートしました!トウリ編は結構考えていて、まだ序盤の序盤ですが、面白いと思えるような作品を書きますので!ぜひ見てください!
トウリが連行され、3日が経った。
…。
ギルドで俯き、沈黙するカイトとルミネ
それを心配そうに見つめる
受付嬢のハルカと冒険者達
「よし!!」
ルミネが大声を上げ立ち上がる
「お、おいルミネどうした急に!?」
驚くカイト
「あっ、えーっと、決めたの私、トウリに話を聞かないと、なにも分かんないじゃない?だから行くの、今夜!」
「え、えっ?行くの?今夜?7代魔王のいる城だよ?無理だってまじで!」
「7代魔王といっても人王様は人族には聡明であらせられる方よ!トウリと話したい旨を伝えればなんとかなるわよ!それに…。トウリとカイトは私を助けてくれた〝仲間〟だもの!ちゃんと話を聞かないと納得いかないわ!」
「な、仲間…。そうだよな!行こう!トウリのところに!」
ルミネの言葉に心動かされ、カイトは城に向かうことにした
城の前に着いたルミネとカイト
「近くでみるとほんとデカいな〜この城!」
「私も門の前まで来たのは初めて!」
と騒いでいると門の前に立っていた衛兵が
寄ってくる
「お前らなんの用だ!ここは市民が立ち入っていい場所ではないぞ!」
そういうと衛兵はどっか行けと言わんばかりに上下に手を振った
「私たちは、先日捕まったトウリ=ヴィル=アルデバランのパーティです!冤罪の可能性があるので私たちはトウリに合わせて欲しいんです!!」
ルミネが大声で叫び、その声に焦る衛兵
「お、おい!貴様!ここでそんな大きな声を出すんじゃない!人王様に聞こえてたはどうするんだ!不敬が過ぎるぞ!」
バシィッ
「キャッ!」
ルミネの頬を叩く衛兵
「おい!!なに手出してんだお前!もう絶対に許さねぇ!!」
こいつ手出しやがったしかも女だぞ!!衛兵だったらなにしてもいいってのかよ!
カイトは怒りが込み上げた
『殺せばいいんだ。殺してしまえ。
怒りに身を任せて』
!?
なんだ?!なにか声が…。
「…ト!カイト!私は大丈夫だから!!もうやめて!!」
はっ!
ルミネの声が聴こえ気がつくと、カイトは倒れた衛兵に跨っていた
「うぐ。。」
苦しんでいる衛兵
「なんだ?なんで、え?俺、なんで」
焦るカイト
すると遠くから声が聞こえた
「何事だ。騒がしいぞ、」
!!
その声のする方を見るとすごい覇気を纏った白髪の老人が門から出てきたのだ
「あ、はっ!人王様!申し訳ございません!!」
「カイト!すぐに膝をついて頭を下げて!」
かしこまるルミネと衛兵たち、
カイトもすぐにかしこまる
ルミネの叩かれ赤くなった頬をチラリと見て口を開く人王
「何事かは分からぬが、我々の非礼お詫びしよう。」
「ひ、人王様!お辞めください!このような不敬な者どもに謝罪するなど!」
衛兵が叫ぶ
次の瞬間。
ズァア!!
バタッ
人王が衛兵を威圧した瞬間もの凄い覇気が駆け巡り衛兵は倒れた。
す、すげぇ!油断したら危うく小便漏らすところだ!
「その兵は捨て置け、さて、可能な限り其方達の望みを聞こう。言うてみよ」
「人王様!私たちは先日、連行されたトウリ=ヴィル=アルデバランのパーティです!彼の捕まった理由を知りたいんです!彼に合わせて欲しいんです!!」
ルミネが人王に目的を話した
「成程、よかろう。しかし私も彼の言い分が聞きたい。共に行かせて貰う」
俺たちは人王に連れられ独房に向かった
うわー地下牢ってやつだ案外寒いなぁ
カイトが身震いをしていると
なにやら聞き馴染みのある声が聞こえた
「僕を誰だと思っている!英雄王の血を引く者だぞっ!」
声のする方に向かうと
鉄格子を握って衛兵に叫んでいるトウリがいた
「おーい!トウリ!どうしたんだ!」
カイトが話かける
「おぉ⭐︎カイト!久しぶりだな⭐︎聞いてくれカイト、ここの食事がとても不味いんだ!僕のような者には合わない!まるで生ゴミだ!カイトからもなんとか言ってくれたまえ!」
相変わらずだなぁ。冤罪だ!とかって叫んでるんじゃないのかよ…
すかさず衛兵が叫ぶ
「貴様!人王様の御前だぞ!この方はあの勇者のスキルを継承せし英雄!ユーリ=アル=ハルベリオン様だぞ!」
「む?人王ではないか。お初にお目にかかる。紹介しよう。僕は英雄王の血を引く者。トウリ=ヴィル=アルデバランである。」
ヒィィ!張り合うんじゃねぇ!首飛ばされるぞお前ぇ…
カイトが焦っていると
「はっはっは!よい。英雄王とはこれまた。してトウリよ、其方には罪がいくつかかけられているようだが。其方の仲間がそなたの口から聞きたいと申すのでな。してなにか言い分はあるか?」
人王がトウリに話かける
「フッ⭐︎言い分だと?僕はやってない。だが、心当たりはある。僕は2人居るのだ。」
トウリが2人居る?どういうことだ?
そう思っているとトウリが続けて話始めた
「僕はある日からの記憶が無いんだ。」
最初の記憶は、僕はある一枚の大きな鏡の前に
立っていて、その向こうにはもう1人の僕と、反転した世界が映っていた。
すると、その大きな鏡は突然フッと消え
僕の前にはもう1人の僕が立っていた。
もう1人の僕は口を開いてこう言った
「お前はなんなんだ」と。
僕はなにがなにやら分からず
「お前こそなんだ」と返した
するともう1人の僕は僕に殴りかかってきた
右頬を殴られ倒れた僕の横には木の枝が転がっていた
それを手に取ると、
スキル『打ち手の小槌』を使用しますか?
▶︎YES ▷NO
僕はYESと答え、そして手に握られた木の枝は
爪楊枝ほどの大きさに縮まった
「そ、それは!おいお前!まさか!」
驚きたじろぐもう1人の僕
僕はその小さくなった枝をそいつに投げた
「〝解〟!!」
口が勝手に動いた気がした。
すると
ギュン!!
縮小した木の枝は瞬時に元の大きさに拡大した
ザグ!
「ぐぁあ!!」
拡大した木の枝はそいつの肩に突き刺さった
僕はなにがなにやら分からず、その場から逃げた。
トウリが話を終えると、人王はなにやら考え込み口を開いた
「ふむ。それは『色王の大鏡』だな。色王の女狐めが軍事力を底あげる為作った鏡だ。
その鏡は映った生物を複製するというもので、その鏡には欠点があったそうでな。なんでも複製は可能だが、複製した後、
ステータス等が半分、複製体に分割されるらしい。失敗作といって放棄したというのを50年ほど前に当時の伝令の物から聞いた。」
なるほど、だったらそのトウリのコピーが悪さしてるってことなのか!って、
もしかするとあれも…?
「じゃあ!殺人も、宿屋に入り浸って宿泊客に嫌がらせしてたのも全部そいつの仕業ってことか!!」
トウリに問いかけるカイト
「いや?宿屋での件は英雄王の血を絶やさない為の使命だよ⭐︎」
「いや?じゃねーよ犯罪者!」
「そこは偽物のせいにしとけば…」
ルミネとカイトは呆れている
「とにかく、トウリの罪はその偽物の仕業です!私たちにもう1人のトウリを捕まえさせて下さい!そうすればトウリは自由になれるんですよね?」
ルミネは人王に懇願した
…。
人王は考え込んだのち、トウリの顔をチラリと見て、目を瞑った
「よかろう。なら其方も行くがいい。トウリよ
自らの目で、自らの手で、運命を開け」
え、いいのかな?やけにすんなり話を信じたなこの王様
「いいのかい?⭐︎僕はまだ犯罪者じゃないのかな?捕まえといた方が民も安心するのではないだろうか?」
当然の疑問だが、なぜか渋るトウリ
「ふふ。其方が行かねば意味がないだろう?」
人王はトウリの目を見て笑った
…
「わかった。」
トウリはなにやら覚悟を決めたように頷いた
独房から出たカイト達は、城の広間に案内された
広間の中央には玉座があり、周りには沢山の衛兵が綺麗に整列していた。
「ふぅ。」
人王が玉座に座りため息を吐くと
1人の若い兵士を指差した
指を指された兵士は玉座の前に出る
「ブレイドを監視として同行させる。
私の息子だ。まぁ荷物持ちくらいには役に立つだろう。」
俺たちの前にブレイドが近づいて来る。
目の前で立ち止まると
「『クラリス王国第6王子』ブレイドだ。
大鏡の模倣者の討伐、同行させて頂く。」
ブレイドは重そうな鎧を着込んだ巨体で
逆立った青色の髪、そしていかにも好青年のような顔立ちをしている。
「お、おう、こちらこそよろしく。。」
初対面な上に自分より大きいブレイドに少し緊張しているカイト
「じゃあ、出発するわよ。」
かっこよく仕切るルミネ
「おう!」
「あぁ⭐︎」
「うん。」
俺たち3人パーティΔ(デルタ)にブレイドを加えた4人はトウリによる殺人があったという、クラリス郊外にある村、クルド村に向かうこととなった。
ガタガタ
クラリス王国を出て馬車に揺られる4人
「クルド村ってあの冒険者カード作った時のあのクルド村?」
カイトがルミネに尋ねる
「そうよ。クルド村はクラリス王国から馬車で1週間ほどの場所にあるわ。クラリス王国より、隣の『獣王』が収める国、ザクレに近いから、かなりモンスターが多いみたい。見回りの兵士はいるみたいだけれど。」
「はぇーそうかぁ、『獣王』ってなんかおっかなそうだなぁ俺たち犬系モンスター結構倒してるけど怒ってないのかな」
ルミネとカイトの話にブレイドが割って入る
「カイト獣王のことも知らないのか!?
獣王は人間の敵!そして、、父上が最も憎む亜人の王だ。奴を倒すことこそ我々の悲願としているんだ」
そうなのか、そんなに憎むってことは、
人王は昔、亜人になにかされたのかな。
深く聞くことはやめて話を変えよっと
「ところでさぁ、1週間て結構長くない?魔法でなんかびゅーんて行けないの?」
!!
「魔法だって!?魔法は魔族だけのものだ!人間に扱える訳がないだろう!」
カイトの言葉に困惑するブレイド
「え!だってルミネもファイヤーボール!とか言って魔法使ってたじゃん!」
ルミネの方を見るカイト
「ちょ、ちょっと!私『ファイヤーボール』はスキル!魔法じゃないわよ!滅多なこと言わないで!」
え?あれ魔法じゃないの?!
「いい?魔法っていうのはさっきも言った通り、魔族だけのもの、私に打ち込まれていた契約紋も、魔族にしか扱えないの。奴隷商人達は魔族と契約して間接的に扱っているだけ。でも
その代わり人間や亜人達には『スキル』があって、基本的に1人1つずつ持っているわ。まぁ持ってない人の方が多いのだけれど、そして
稀に複数のスキルを持って産まれる人もいるのよ。初代英雄王も複数持ちだと言われているわ。」
そうだったのか。ん?でも待てよ。俺はあの変な蟲を食べてからスキルを得たんだけど、それはどうなるんだ?
「後からスキルを得ることはあるの?」
ルミネに質問すると、またもやブレイドが割って入ってくる
「えーゴホン。それはだな。最初に言っておくと、ある! しかしそのケースは未だ1つしか発見されていない!それが、我が父『人王』や
代々勇者や英雄と呼ばれる物に受け継がれる
スキル『五つの光』だ!そして!!
前の持ち主が死んだ時、そのスキルは次の相応しい者に自動的に継承され、これを受け継いだ物が勇者と名乗ることを許されるんだ!」
えー!『五つの光』!?かっけぇ!
「おー!そしたらあれだな!ブレイドはそのスキルを受け継いで父親のようになりたいって訳だな!」
…。
そう言った途端
ブレイドは俯き、ぼそりと言った
「俺なんかじゃ無理だよ。」
…
なんか気まづ…。
「て、てかトウリどうしたんだよ!さっきから一言も喋んないでさー!」
気まづくなったのでトウリに話かけた
「あ、あぁ。そうだな⭐︎」
なにやらボーッとしているようだ
気まづい空間を過ごしていると突然、馬車に突風が吹きつけ、大きく揺れた
ビュー!ガダッガタガタ!
「な、なんだ!?」
焦るカイト
空を見上げるとそこには大きな鳥が飛んでいた
「うわぁ!でけぇ!」
驚いていると、鳥は馬車を引く馬を掴み、空へと飛び去った
「大丈夫か?ルミネ!ブレイド!トウリ!」
全員の安否確認をするカイト
「え、えぇ大丈夫よ。あれはスカイウォーグルね。倒せないモンスターじゃないけれど、油断したわ。やられたわね」
ルミネは、大丈夫そうだ。しかし馬を取られた。徒歩で行くしかなくなっちゃったな。どうしよう。。
「はぁ。とんだ災難だぁ。ってトウリとブレイドは!?」
辺りを見渡すと、草むらに頭から突っ込んでいるトウリと、巨体を岩に隠しているが、尻だけはみ出しガタガタと震えているブレイドが居た
「お前らなにやってんだ!トウリ!お前はボーッとしすぎ!考え込んでも仕方ないだろ!あと!ブレイド!なに怖がってんだよ!」
びっくりしてなにもできなかった自分を棚に上
げてトウリとブレイドを一喝するカイト
「こ、怖いんだ。俺はケガするのが怖くて、モンスターを前にすると勇気がどうしても出ない。。こんなに身体を鍛えたのに。。どうしても足が竦んでしまう。。」
成程、人王がこいつを同行させたのもそういう
ことか。。
「すまなかったねカイト。僕がクラリスから居なくなってレディが悲しんでないかを考えていて、気づいたら吹っ飛んでいたよ⭐︎」
こいつは…連れ出さなきゃよかった。
仕方がないので馬車を捨て、持てる荷物だけ持って徒歩で向かうことにした4人
「森に入ったな。気をつけて進もう」
カイトの号令で道を進む
すると
あ、あれは!!
カイトの目が輝いた
「おー!蟲だ!!しかもみたことないやつ!!」
地面をのそのそと歩いていたなにやら芋虫のような蟲を掴むカイト
「うぉ!カイト!そんなの捨てろ!気持ち悪い!」
自らの目を手で隠し蟲が見えないようにして遠ざかるブレイド
「え?ブレイド蟲もだめなの?」
うねうね動く蟲をブレイドに見せつけるカイト
「うぉー!!近づくな!俺に!王子だぞ!このヤロ!」
涙を流しながら逃げるブレイド
「そっかぁ。可愛いのにぃ、ね?♡」
蟲にキスをするカイト
「じゃあ、ちょっとこいつの能力見てみますか」
ガブッ!
芋虫のような蟲に齧り付くカイト
「ギャーー!」バタン
ブレイドは気絶した。
『ガスムシ』
⭐︎1
危険を感じると尻から可燃性のガスを出す。
クラリス郊外の森で地面を探せば割といる。
スキル 『蠱毒』を使用しますか?
▷YES ▶︎NO
とりあえずNO!
「ほーガスムシかぁ。⭐︎1だしなんかしょぼいな。まぁ虫籠には一応入れとくか」
ガスムシを虫籠に入れるカイト
「カイト!能力だから仕方がないけど、嫌がってる人の前ではちゃんと説明してからしなさい! ほら!ブレイド!起きて!」
ルミネに怒られてしまった
「フッ⭐︎僕がもっといい蟲探してこようか?カイト」
トウリが提案をする
「お、いいね!じゃあ誰が1番いい蟲捕まえられるか勝負だ!」
蟲取り対決をする流れになった4人は森を探し回ることにした
ブレイドカイトチーム
「なぁ。カイトぉ、お前の能力は確かにすごいけど、、俺は留守番しとくからさぁ。1人で行けよぉ」
オドオドしている巨体のブレイド
「ブレイドでかいだろ?だから高いとこにいる蟲も捕まえられるじゃんか!頼むよ!お前が必要なんだ!」
耳障りの良い言葉で説得するカイト
「俺が…。必要?そ、そっか!なら仕方ない!
手伝ってやる!」
満更でもないブレイド
森を進んでいると、カイト達の前に一際大きな大木が現れた。その木には縄のような物が結んである。
「ほえーなんだこのめっっちゃでかい木!神社の御神木みたいだな!」
カイト木をパンパン叩きながら言うと
「御神木?なんだそれは?まぁでもこの木なら結構蟲居そうだよな?ちょっと叩いてみろよ俺離れてるから」
ブレイド遠ざかりながら言った
まぁ確かに叩くとかなり落ちて来そうだな
よーし
「ちょっと叩いてみるわ!はぁー!!ルルを倒して攻撃力の上がった俺のパンチ喰らえや!」
ドム
大木は微かに揺れ、ひらひらと木の葉が落ちる
「イッテェ!」
HP 250→220
「ははは!カイトなんだそのパンチ!はっはっは!」
遠くで爆笑するブレイド
「ぐぬぬ。攻撃力220あるよな!?俺、なのにこの木普通に硬いぞ!お前やってみろよ!」
明らかにピキっているカイト
「仕方ないなぁー!ちょっと近くに行くと蟲落ちて来そうだからこっからでいいか〜?」
そっから?20m以上あるし無理だろ!
そう思っていると
ふぁーーーー
ブレイドが思い切り息を吸い込む
次の瞬間
「グバァァアーー!!!」
爆音の獅子の雄叫びのような声が響いた
その声は木々を揺らし、大木も例外ではなかった
ボトッ、ボトボトッ!
数匹の蟲が木から落ち、ピクピクと脚をひくつかせている
「うぉー!すげぇ!ブレイド!なんだ今の!」
ブレイドに駆け寄るカイト
「これは俺のスキル!『咆哮』だ!まぁ簡単に言えばでっかい声出せて、音の弾をぶつけられるみたいな感じかな!」
おー!モブより地味なスキルに見えるけど、結構強いし派手なスキルだ!
そ、れ、よ、り!
「うぉー!蟲いっぱいいる!ベビービートルにぃ、コロギスまでいるぞ!これは見たことない蟲だ!!この場で全部確認したいけど後の楽しみに取っておこっと!」
「はは、カイトが喜んでくれてるようで良かった!俺には近づけるんじゃないぞ!」
なんて笑っていると
ガサガサ!
茂みから音が聞こえた
茂みの方を見るブレイドとカイト
すると
ひょこっ
「子供?いや、あれはウサギ…耳?」
そこには小さな子供に見えるが、頭の上にはウサギのような長いふさふさした耳が生えている
「亜人…!!!」
ブレイドの表情が変わった
「うぉぉお!!」
剣を振りかざし亜人に向かって走るブレイド
「お、おい!やめろ!!ブレイド!まだ子供だぞ!」
必死で激しく怒るブレイドを静止するカイト
ウサギ耳の少女はガタガタ震えている。
「と、とにかく早く逃げろ!!」
ブレイドを静止しながら少女に叫ぶカイト
「で、でも守り神様が心配で。。」
涙を流す少女
守り神?このでっかい木のことか!!
「ご、ごめん!ちょっと蟲取ってただけだから!傷は…多分ついてない!早く逃げてェ限界!」
カイトがそういうと
少女は走り去って行った
「フゥ、フゥ、カイト、何故止める?あれは亜人だぞ!人類の敵だ!」
「まだ子供だったじゃないか!亜人がいったいお前になにをしたってんだよ!」
「なにもされてはいない!だが!昔から俺たちは!父上に亜人を見つけたら殺せと!亜人は悪だと教えられた!だから敵だ!」
…。
相当なことがあったみたいだが、、一旦トウリ達と合流しよう
合流を果たしたカイト達
「カイト⭐︎どうだい?こ、れ⭐︎すごいだろう?」
トウリがコロギスを差し出す
「これそんなレアじゃないから!まぁありがとよ!」
コロギスを虫籠に入れるカイト
「ごめんねカイト、私たちあんまりいい蟲、見つけられなかったかも。。」
謝るルミネの手には大きなカブトムシのツノのような物が握られている
「これ!ルミネさん!なにこれ!」
「え?なにってヘビービートルのツノよ?さっき遭遇して倒してツノだけ持って来たわ!こんなのでいいかしら?」
えー!これベビービートルが成長したらなるっていう岩も持ち上げるカブトムシじゃん!
「え!いいよこれ!ほんとすごい!貰っておくよ!ありがとう!」
盛り上がっている3人を他所にどこか不機嫌そうなブレイド
…
「ほら、これやるからさっきのこと許せよ?お互い忘れた方がいいって」
カイトはブレイドになにかを手渡した
「まぁ、うん。俺も悪かったよすまんカイト。」
にっこりと笑いカイトと仲直りするブレイド
ブレイドが手渡された物を確認すると
手のひらの上にはカイトに頭を齧られたがまだうねうねと動いているガスムシがあった
「ギャーー!」バタンッ
ブレイドは気絶した。
「許すかバァーカ!少女に手をあげるやつは気絶してろ!!」
「なにがあったのよ。あの人たち。。」
「さぁ?⭐︎」
ただただ呆れるルミネとトウリであった
「はっ!ここは!俺はいったいなにを!」
目を覚ましたブレイド
「っと、えー君なんか気絶してたよ?」
蟲を手渡したことをしらばっくれるカイト
「そうか、すまない迷惑をかけたな」
よっし!なんか記憶喪失なっててラッキー!
「さっ進みましょ!馬車も無くなっちゃったし急がないとね!」
ルミネの号令で4人は再び、クラリス郊外のグルド村へと向かう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!新キャラブレイド出ました!ブレイドは身体は強いけど臆病なキャラって感じで自分はめっちゃ好きです!今後も彼は活躍しますのでぜひ見てやって下さい!感想等あれば嬉しいです!




