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パーティという物 2

ちょっと短めですが、キリのいいところで収めました!

感想等もらえれば嬉しいです!

パーティという物2


「おい、トウリそれ喰わせろ」


「ぬ?⭐︎」


「その耳飾りの装飾!それモンスターの素材だろ?」


「あぁ。知らんが美しいだろう。この昆虫の羽のようでいて、宝石のような輝きを放っているんだよね。はぁ。本当に僕に相応しい煌めきだよ。」


確かにあの形は、蜂?かトンボのような羽の形をしているが、宝石のようでもある。

まず間違いなく蟲系モンスターの物だ。

30万ゴールドもするならかなりレアなものに違いない!あれを喰えば『蠱毒』の力でこの状況をなんとかできるかもしれない!


「トウリ!後でもっとすんごいものくれてやるから!今はその羽、俺にくれ!!」


「嫌だね。これは僕のだ!もう僕の身体そのものだぞカイトがなんと言ったって嫌だ!」


「頼むよトウリ、ルミネが、仲間が辛い思いしてんだ。今日ここで終わらせてやんねーと!」



「フゥ。分かったよ。これは貸しだからねカイト。必ず僕に相応しい物を献上するのだぞ」


「ありがとう!トウリ!」


カイトはトウリから蟲型モンスターの羽が装飾されている耳飾りを受け取った


「なんだか分からないけど、カイトのこの借りは私の借りでもあるわ。必ず返すわ、ルルを終わらせて。無事3人で〝帰ったらね”」


ルミネはにっこりと笑い、ルルに剣を向ける


「ハハァ!相談は終わりかぁ?ボロ雑巾1匹と、ザコ!そして愛するルミネェ?」


ルルはそういうと身体を灰に変え、フッと消える


「さぁ。鬼が出るか邪が出るか、。できればどっちも出てくんなよな!ごくん!!」


耳飾りを飲み込むカイト


『クィンビー』

⭐︎4

モスビーの女王。

集団で狩を行う蟲型モンスターの女王であり

その羽は鉄をも超える硬度を持ち

宝石と見紛うほどの輝きを放つ。

尻のトゲには猛毒がある

深樹海にのみ生息し、生涯を巣中で過ごす。



形状変化を使用しますか?


    ▶︎YES ▷NO



「深樹海?また知らんとこ出てきたな。とりあえずYES!」


カイトの背中と頭、左手から肩にかけて

淡く光った。



「ヒャヒャ!隙だらけだよぉ素早いの!」


灰から上半身を形成し、ルルがカイトに殴りかかる。


ヒュン!


「なんダァ!どこに行きやがった!!


「へへ、上だよバカ!」


変化を終えたカイト。その背中には宝石のような羽が生えていて、左手には蜂のトゲのような物、頭にはフルフェイスのヘルメットを被っているような形態に変化していた


「おぉ。中々に美しいなカイト」


トウリがその姿に見入っている


「こりゃすげぇ。まさか空を飛べる日が来るなんて!夢みてぇだ!」


空を自由に飛び回り、ルルを撹乱するカイト


「今だ!実体化してる上半身を狙え!!」


カイトの号令ですかさずトウリとルミネがルルに斬りかかる


「ふん!⭐︎」


「はぁ!」


ザシュッ


「ギャッ!!」


トウリの斬撃を間一髪躱すルルだが、

続け様、ルミネの斬撃がルルにHITし、ルルの腕からは紫色の血が流れる


「やった!攻撃が通った!このまま押し切るぞ!!よーし俺もいっちょやるか!!」


羽を高速で羽ばたかせるカイト


「MAXスピード空中バージョンだ!!」


ドビュン!!!


ドガーーン!!


思い切り石柱にぶつかるカイト


HP180→130


「イッテェ!!空中だとコントロールどころかブレーキができねぇ!」


「なにをやってるのよカイト!」


「あっはっは⭐︎」


緊迫している状況からちょっと怒っているルミネと反対に爆笑するトウリ


「すまん!ちょっと頑張ろうと思っちゃった!」


「分かったからカイトは撹乱!今まで通り、トウリと私で隙を付くわよ!いい?2人とも余計なことしないでね!!」


「はい!ルミネ隊長!」


「隊長は僕だろカイト⭐︎」



「ちっ はぁ!!『ファイヤーボール!!』


緊張感のないカイトとトウリに苛立ちながら

ルルにファイヤーボールを打ち込むルミネ


「それは遅ェから見えるんだよ!」


避けるルル


ルルが回避した直後


「おりゃぁ!隙アリだぁ!」


素早くルルの胸元に飛び込んだカイト

カイトの左腕のトゲがルルの右肩を貫く


ザグッ!


「おぉ!刺さったぞ!!攻撃が通った!ってぬ、抜けねぇ!」



ダメージを与えたことに喜ぶカイトだったが



「ガァああ!ってちょっとだけ…!

痛テェナァ!!」


カイトを裏拳で吹き飛ばすルル


「グハッ!」


HP 130→80


吹き飛び壁に埋まるカイト


「こんの肉が!肉!蟲如きが俺に逆らうんじゃネェ!…ん?んガァ!なんだ、身体が、動きが鈍る、、」


「なに…ルルの様子がおかしいわ…!」


「カイト、いったい君なにをしたんだい?」


壁に埋まったカイトの手を取りながらトウリが言う


「イッテテ、、え?なに?あ、あれだ!

今クィンビーのトゲで刺したから!猛毒が効いてるみたいだ!!」


「あ”ぁ?猛毒ダァ?こんなもん、ちょっと、、すりゃ、、すぐに回復、してヤルヨ!お前絶対に許さネェがらなぁ?」


鬼の、いや悪魔の形相でカイトを睨むルル


「こ、怖ぇ!い、今のうちにタコ殴りにしろ!!トウリ!ルミネ!」


「情けないわね。。でも、カイトありがとう!」


「フフ。任せたまえ」


ルミネはボロボロの身体を無理やり動かし、ルルの元に走り出す。


上手く身体を動かせないルル


「ルミネェ!ルミ、、ネェ!!」


目前で飛び上がり、斬りかかるルミネ


「はぁぁ!!ルル!!これで、、最後!!

ごめ…」


バゴッ!!


力を振り絞り、ルミネに右拳でカウンターを入れるルル


「キャア!!」


カウンターを浴び、空中を舞うルミネ

しかし、まだルミネの目に闘志は宿っていた


「今回は君に譲るよ、レディ、、いや。ルミネ⭐︎」


ルミネに向かって目配せをしながらスキルによって爪楊枝大に縮小させた長剣を投げるトウリ


「スキル『打ち手の小槌』 〝解〟」


トウリは縮小させた長剣を元の大きさに拡大させる


「ありがとう!トウリ!そして、カイト。」


ルミネは拡大した長剣を足場に再び飛び上がり

ルルに斬りかかる


「ルル。ごめんね、1人で行かせて。先に償っていて。私もいつか…行くから」


ザシュッ


ルミネの放った斬撃はルルの身体を真っ二つに切り裂いた


「ガァァァア!ルミネ!ルミ、ネェ!ル、イネェ…」


切り裂かれたルルは断末魔と共に灰になり、

消えていった。そこには小さな黒い球だけが残った


「終わった…のか。。」


カイトが安堵し、形状変化を解いた


「えぇ。終わったわ。」


スゥ。


ルミネの胸元の紋章が消える


「もうすぐ朝日が昇る。僕を待っていたであろうレディ。すまない明日また参るよ⭐︎」


天に向かってなにやら行っているトウリ


「あの宿屋にはもう行くなよお前街中で変態扱いされてるぞ。」


カイトがトウリに真実を伝える


「はぁ?何を言っているのかさっぱりだよカイト。僕は英雄王の血を引く者だぞ!?」


「あはは、帰りましょう。クラリスに。。朝ごはんは、一緒に食べましょう」



「あぁ。帰ろう。けど、もうヘトヘトだぁ」


事態は終わりを迎えた…と思われたが


グチュグチュグチュ!!


!!



突如黒い球体が蠢き出し、宙に浮き始めたのだ


「な、なんだ!?」


困惑するカイト達


グチュグチュ!ファァア


球体を中心に灰が集まり始め、やがて

それはなにやら巨大な人型?のような形を取った。


「ギャハハハハァア!オンもしろかったゼェ!」


!?


ルルのものではない声が聴こえる。


「誰だ!?お前!!」


カイトが尋ねる、ふと横を見ると

トウリとルミネは冷や汗を流し、動けずにいた



「この気配は…。。魔王、、?」


「恐らく。」カチャッ。


ルミネが恐る恐る口を開き、トウリは剣に手をかけた。


「おぉ。分かるかぁ。やっぱり?俺様オーラ放っちゃってるもんなぁ。大物の。ギャハハハ!まぁ安心しろや、分身みたいなもんだからヨ!」


え!?魔王なの!?マジもんの魔王!?

やばくない?!俺もう満身創痍だよ!?


困惑するカイト

すると謎の魔王がその場で空を指で弾いた


バウッ!!


とてつもない衝撃波がカイトを襲った


バゴーーーン!!


吹き飛ぶカイト


HP 80→40


「がっは!!」


「大丈夫!?カイト!?」


ルミネが叫ぶ


「ハハァ。お前はダメだ。この腐王である俺様の偉大さに気付かず〝お前〟なんて言っちゃってヨォ。ここで死ねや。」


!!


腐王だって!?ルミネの話に出てきた。通った道は生命が死に絶えるっていうあの!?

ダメだ。俺じゃ絶対に勝てない。。

3人で戦う??いや、今はトウリもルミネもボロボロだ。俺も死にかけてる。

逃げるしかない、、!

でもどうやって…?


…。


あれしか…ない。



覚悟を決めるカイト


「トウリ!!ルミネを連れて逃げろ!!俺がこいつをちょっとだけ食い止める!!」


!?


「な、何を言ってるのカイト!」


「…。」


困惑するルミネと、沈黙するトウリ



「任せたぞ。トウリ」


トウリの目を見つめるカイト


トウリが口を開く


「あぁ。分かったよ。君には貸しがある。必ず返せ。」


そういうとトウリはルミネを抱え、

砦を走り去る


「ありがとよ。トウリ。返せるかはわかんねぇ。」


砦に1人残ったカイト


「お前、1人で何ができんダァ?こいつの中で少し見てたゼェ?お前弱ェよなぁ?俺様弱ェ奴は嫌いなんだよ!こいつもヨォ、人族なんて愛しやがるから少しイジってやったんだ!そしたらこいつ、ギャハッ!愛した女の親…ブハハッ!殺して…ギャハ!思い出しただけで笑いとまんねぇ!」


こいつ…、こいつがルミネの両親を…?


…!!


怒りが込み上げるカイト


こいつだけは!!

MAXスピードで逃げてやるつもりだったが

1発くれてやんねぇと気が済まねぇ!!


「お前、分身なんだよな?」


「アァ!まぁだ無礼だってことが分かってねェみたいだなお前!

俺様がこの場にいればお前はおろか、あのジジイの国もただじゃ済んでねーっつーの!!」


「そうか。ならビビるこたねぇな!」


ガチャガチャ。


制御の足枷を外すカイト。


足枷を外し終わり、カイトは足に力を込める


ギリギリ、、ドゴン!!


地に敷き詰められた石のタイルがひび割れる


「じゃあ、、、!!本気MAXスピードでの特攻じゃ!!派手に吹き飛べや!!」


ドギュン!!


思いきり地面を蹴り、灰で形成された腐王の分身に突っ込むカイト


ドギュン!!


カイトは灰を突き抜け、中央に浮いていた黒い球体を掴んだ


ドゴン!


HP 40→10


壁にぶつかる直前、旋回し背中で壁を受け止めるカイト




「へ、へへ。これがコアなんだろ?」


そう言うとカイトはその黒い球体を握り潰した



次の瞬間。


ファサアァー


灰があたりに拡散した


遠ざかるように腐王の声が砦内に響く。


「その速さ。ギャハハ…そうかぁ…!そこにいたのか『アジィ』!!ギャハハハ……。」



そう言葉を吐くと灰は風に吹かれ消えていった



アジィ?何の話だ…?とにかく、危機は去った…んだよな?


安堵すると、カイトはそのまま気を失った。


ステータスがアップしました


HP 180→250


攻撃力 180→220


防御力160→200


速さ 9999→9999




目を覚ますカイト。

見知らぬ天井

辺りを見渡すと窓からは光が差し込んでいる


「起きたのね!カイト!」


声のした方を向くと

ルミネがお盆にカップを乗せて立っていた


「あなた3日も寝てたのよ!ほら、これ飲んで」


ルミネはコーヒーのような飲み物をカイトに手渡す


「アッツ!ん、うまい。、って俺3日も寝てたの!?身体は、ちょっと痛いくらいだけど大丈夫そう、かも…」


ん、待てよここは大袈裟にしとけば看病してもらえるやつじゃないか?


「あー!やっぱイテテ!腰!痛い!腰が!」


「何言ってるのよ治療してくれたからもう大丈夫ってお医者様がいってたわよ、」


なぁんだ。そっかぁ。


「あ、あはは。ってか腐王は!?どうなった?」


「私とトウリが増援を連れて戻った頃にはもう居なくなっていて、崩れかけた砦の中にはカイトが倒れてたわ。」


そうか。なら良かった。


安堵していると、外からなにやらざわざわと騒がしい声が聴こえる


「離せ!僕は英雄王の血を引く者だぞ!!」


「大人しくしろ!お前には逮捕令状が出ている!速やかに城まで来るんだ!!」


衛兵らしき声と、聴き馴染みのある声。。


!?


「え、ト、トウリ!?」


「すぐ外に出ましょう!」


驚くカイトと慌てるルミネ



外に出ると


「おぉ。君たち。ちょっとこの者達をどうにかしてくれないか?僕が何者なのか分かってないみたいなんだよ。」


衛兵に囲まれたトウリがカイト達に話かける


「お、おい今話しかけんな仲間だと思われんだろ!」


焦るカイト


そこで衛兵が口を開く


「トウリ=ヴィル=アルデバラン。貴様には民泊施設への不法侵入、暴行未遂。そして。殺人罪の容疑がかけられている。速やかに城に連行する。」


「殺人!?と、トウリ!お前そんな奴じゃないよな!?なにかの間違いだ!そうだよな!?トウリ!」


…。


しばらく黙り、トウリはカイトに果物を手渡した。


「生還おめでとうカイト。これはゆっくり食べるんだぞ⭐︎」



連行されていくトウリを

ルミネとカイトは眺めることしかできずに居た


ルミネ編終わりました!ルルとの因縁を断ち切り、見事勝利したカイト達、しかし、現れた7代魔王の1人、

『腐王』!!去り際に放った意味深な一言とはいったいなんなのか!トウリもどうなっちゃうのかな!今後の展開もお楽しみに!!

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