パーティという物
『蟲を食べて黄金ステータスを得た俺は場合によっては無双する』EP2出しました!
今週は暇だったのでかなり早めの投稿ですが、
基本は1週間に1EPで行きたいと思います!
カイトがクラリス王国に来て数ヶ月経った
ある日の夕暮れ
「ふぅ。ゴブリンの討伐クエストも終わったことだし飯でも食いに行くか?」
「ごめんなさい。あたしは遠慮しておくわ。」
「OK!全然気にすんなよ!トウリは行くだろ?」
「あぁ。行こうか。僕の血となり、肉となる物だ。今宵は上質な肉でも食そうではないか。」
トウリには食堂の肉を最高級の肉とでも言って食わせておこう。
食堂に移動し、
晩御飯を食べているトウリとカイト
「そういえばさ、ルミネのやついつも晩飯誘っても来ねーけど、なんかあんのかな?」
「さぁ?乙女には色々とあるものさ。詮索は野暮という物だろう。それよりそこのウェイターこの肉を焼いたシェフを呼んでくれないか?」
んー。確かに詮索するのもよく無い気がするんだけど、ルミネのやついつも申し訳なさそうにしてるのがやけに気になるんだよなぁ
シェフにダル絡みしているトウリを他所に
カイトはルミネのことが気になっていた。
翌日
「おはようルミネ!トウリはまた寝坊みたいだ。まだ懲りずに宿屋に入り浸ってるみたいだぞ。」
「おはようカイト、衛兵に捕まっちゃったりしたら困るわね、そろそろやめさせないとね」
なんだろう。ルミネの顔色があまり良くない気がする。
「あ、あのさルミネ、なんか困ったことがあったらなんでも言えよ?仲間だからさ俺たち。今日もなんならクエスト休んでも良いわけだしさ」
気になることはあったが、昨日トウリに詮索は良くないと言われたこともあり、深く聞くことはやめた。手伝えることがあるなら手伝いたいが。
「いや。あたしは大丈夫よ。今までだって1人でやってきたし、これからだって。カイトやトウリに迷惑をかける訳にもいかないですもの。」
…
こういう時は話聞こか?って言うべきなのだろうか。
「やぁ。皆の衆。お早う。朝はいい!朝日は僕を照らし、そよ風は僕を喜ばせる。君たちにこの感性は到底わからないだろうがね」
朝から胃もたれしそうなくらい濃いが、
ちょうど気まずくなりそうだったから
トウリ、ナイスタイミングだ!
「おせーしお前のことは一生!分かんねぇよ!」
なんてやりとりをしていると、ギルドにいた冒険者達がなにやら噂話をしている声が聞こえた
「なぁ?聞いたか?あの噂…」
「あぁ。新しい王が産まれたらしいってやつだろ?」
「あぁ、なんでも人族だって話だぞ」
「まじかよ、じゃあ人王様以外の人族の王ってことかよ!これならあの魔王達も黙っちゃいられねーな!」
…
「新しい、王?また王国が出来たって話か?」
「カイト、もしかして7代魔王も知らないの!?」
ルミネは驚き、トウリは呆れたような仕草と顔をしていた。
「7代魔王っていうのはね、この世界を統べる
7柱の王たちのことなの。本来、人族に害をもたらす者のことを魔王と呼ぶのだけれど、あの『人王』も7代魔王に数えられてるわ。亜人から見ればあの方も魔王そのものだもの。。」
「そうなのか。7柱の魔王!かっけぇ!けど人の敵なのか、、そんで1人増えて8代魔王になったってことなのか?」
「いいえ、ここ100年、7代魔王の1柱はずっと欠番だったの。そして最近、新たな魔王が産まれたってこと。」
「えーっと7代魔王が、6代魔王で〜、6代魔王から7代魔王〜ってことか!ってややこしいな!」
「そして、魔王になるには条件があってね。」
「魔王になるにはステータスのいずれかを黄金ランクに上げる必要があるの。黄金ランクというのは、黄金ステータスとも言うわ。
まぁ端的に言えばステータスが局地に達した、ということね。ステータスには人それぞれ上限があって、まぁ普通の人はまずどれだけ研鑽を積んでも届かないわね。」
「黄金ランク?それなら俺の速さのステータス
もう黄金ランクだぞ?ほら、これ見てくれよ」
!?
カイトのステータスウィンドウを見て驚く
ルミネとトウリ
「おいおい、カイト。確かに少しすばしっこい奴だとは思ったが、まさか速さが黄金ランクとはな…。」
「驚いた、確かにあの速さなら納得だわ。、でも他のステータスは……。うん。。」
「あー!もう分かってるよ!ザコって言いたいんだろ!でもこれって俺も魔王ってことだよな!?」
「いいえ、カイト。魔王になるには黄金ステータスが最低でも2つ以上必要なの。」
「フフ。君は言うなれば魔王ではなく、魔王になりきれぬ凡夫ということだな。はっはっ」
殴りテェ。。
「ぐぬぬ。まぁ確かにそうだ。早く走り過ぎちゃうと自爆しちゃうから小走りしかできないんだよな…俺。」
「あっはっはっは⭐︎」
爆笑するトウリ
「それならカイト、良いものがあるわ。まだあればいいんだけど。。とにかくクエストを受ける前にまずは鍛冶屋に行ってみましょう。」
俺たちはルミネに連れられ鍛冶屋に向かった。
「あ、よかった!まだあったわ!」
そう言ってルミネが手に取ったのは、足枷に短いチェーンが付いていてその先には黒い鉄球が繋がっていた。
「これって。。囚人とかが付けるやつじゃん!」
「これは制御の足枷と言って、本来はカイトの言った通り、囚人や犯罪者…あとは奴隷…に付けておくものよ。これを付けると、
移動速度にデバフがかかって普通の速さならまず歩くことが精一杯なの。」
「あっはっは⭐︎」
「いやいやいや!これじゃ俺がお前らに飼われてるみたいじゃないか!」
爆笑するトウリと不満を漏らすカイト
「ま、まぁ付けて走ってみたら?意外と似合いそうだよカイト!」
「もー。一回だけだよ?」
ちょっと満更でもないカイト
足につけて、このベルトを締めればいいんだな?
よーしちょっと外に出て本気で走ってみるか。
カイトは足に力を込め、思いきり地面を蹴った
ドビュン!!
「おぉ!おぉ!速えぇ!!けど!コントロールできる!」
クラリス王国の街を置いてゆくカイト
ギュン!!
目の前には賑わう商店街
「見える!走ってるのがちゃんと分かる!
これなら、避けられる!」
ギュッギュン!
人並みを駆け抜けるカイト
飛んで行く果物
突風で捲れるスカート
「おっ白パン!」
ドビューン!
一方その頃…
「行っちゃったわね。」
「あぁ。もう見えないね⭐︎」
「…。ドロボウ……」
呆然と眺めてるルミネとトウリと
唖然としている鍛冶屋のおっさんであった。
「ふぅ。ただいま!これ欲しい!おっちゃんいくらだ?」
「いくらだ?じゃないわよ!1時間も帰ってこないで!あたしたちがもう3万ゴールド支払いましたっ!」
「ごめんごめん、3万ゴールドもすんのか!これ、今手持ち2万ゴールドしかないからクエスト行って報酬出たら返すよ!」
「そうね、そろそろクエストに行かないとね、いつもよりかなり遅くなっちゃった。」
「夜までには、帰りたい所だね⭐︎」
…。
カイトは制御の足枷を付け、ギルドに向かった
場面は変わり、夕焼けの中で
クラリス王国北側の森にて犬型モンスター、
マッドドックの討伐クエストをしているカイト達
「はぁ!」キン!
マッドドックの引っ掻き攻撃を剣で受ける
ルミネ
「フッ⭐︎犬っ犬っ!犬コロごときが僕に勝てるかな!」
ガギン!ザシュッ!
長剣で牙をいなし、マッドドックの胴体を斬る
トウリ
「うおぉー!イテテ!おら!!」
ザクッ
キラーマンティスの形状変化を使用し、
マッドドックに腕を引っ掻かれながら
鎌でなんとか仕留めるカイト
ステータスがアップしました。
HP 150→180
防御力130→160
「はぁあ。勝てたぁぁ。1人でも勝てたぁ!」
「お疲れ様、カイト、ちゃんと成長しててすごい!」
ルミネは自己肯定感を上げてくれる言葉をちゃんと言ってくれるから好きだ
「フフッ苦戦してたみたいだけどね⭐︎」
トウリムカツク。
「しかし。もう辺りは闇に包まれようとしているな。カイト。もう我が国に戻るとしよう」
「お前の国じゃねーだろ!って、確かに暗くなってきたな、もう夜だし帰ろう。ね、ルミネ」
そう言ってルミネの方を向くと
ドクン!!
「ふぐぅ!がぁあぁあ!!」
!?
突然ルミネが苦しみ始めたのだ
「ど、どうした!ルミネ!大丈夫か!!」
ドグン!ドグン!
「うぅう!あ゛あ゛あ!」
「まずそうだ。カイト、すぐに国に連れて行こう。君がおぶって走ればすぐだろう。」
「あぁ!ルミネ!頑張れよ!すぐ医者に連れてくから!!」
カイトはルミネを背中に乗せた
お、重ぉ。鎧のせい?重ぉ。、
冷や汗をかきながらなんとか足踏みを始めるカイト。
「カイト。。もう、、大丈夫だから。。」
苦しそうな引き攣った笑顔でルミネが言った
ルミネを降ろし、回復薬を飲ませるカイト
「大丈夫か?ルミネ、なにがあったんだ?」
ルミネに尋ねるカイト
…。
「見てもらった方が早いと思うわ。」
そう言い、ルミネはゆっくりと鎧と上着を脱ぎ始めた
る、ルミネさん!?
カイトはそう思いながらがっつり見入っていた
「これのせいよ。」
ルミネの胸元にはなにやら紋章?のようなものが描かれていた
「これは、契約紋だね。君、、奴隷なのかい?」
トウリが腕を組みながら言った
「ど、奴隷ってルミネが!?え、そうなの?」
困惑するカイト
「いいえ。奴隷という訳ではないの。昔にね。ちょっとあって。でも大丈夫。もう半年くらいずっとこうだから。夜になるとね、少し痛むの、でももう慣れっこよ」
なるほど、だから晩飯誘っても来なかったのか。
そして。まただ、また引き攣った笑顔をしている
「大丈夫な訳ないだろ!!辛そうじゃんか!なにかそれを治す方法はあるんだろ!なんとかしようよ!」
「無理よ。これは私の罪、私自身がケリをつけなきゃいけないの。」
俯くルミネ
そこでトウリが口を開いた
「契約紋は、契約した者が死ぬか、双方が契約 を解くことを承諾したら消えるよ、カイト⭐︎」
「トウリ!余計なことを言わないで!!」
こんなに鬼気迫る表情をするルミネを見たことがない。でも。。
「ルミネ。協力させてくれよ。仲間だと思ってるのは俺だけなのかよ。。」
…
ルミネは俯きながら話を始めた
「昔、、まだ私が幼い頃、、」
両親は私を連れて、商いをしながら旅をしていた。
色々な土地を自由に回って、草や木、空気の匂いが大好きだった。
「お父さん!お母さん!なんだかあそこにくろーい道がある!」
私はクラリス王国に向かう道中、
草や木が腐り、なにもかもが死んだ道を見た
「あれは。腐王が通った道だ。。間違いない。伝承では腐王が通った道は草や木はおろか、生命は死に絶えるという。」
「お父さん!ふおう?ってなにぃ?」
「はは、ルミネはまだ知らなくていいけど、とってもこわぁいやつなんだぞぉがおー!」
「きゃーあはは」
「あなた、あんまりルミネをからかわないの」
その黒い道は酷く寂しく見えた。
その道を眺めていると、黒い球が私の方に跳ねながら向かってきた。
ぽよんっぽよんっ
馬車から飛び降りて、私はその黒い球を拾いに行った。
その黒い球は私の元に辿り着くと、姿を変え
小さな黒い鳥になった
「わぁ!鳥さん!かわいいねぇ!」
「ルミネ、その鳥どうした?なんかえらく懐かれたなぁがはは」
お父さんも私も、お母さんも、まだその黒い鳥がなんなのか、分かってなかった。
その鳥にはルルと名付けた。
ルルと共に旅をし始めて数日が経ったある晩
森で野宿をしているルミネとその家族と、ルル
「ルル〜ごはんだよぉ!」
ピピーピィ!
「あはは!ルルって変だよね〜腐りかけの野菜ばっか食べてる!あはは」
「ルミネ、お前もご飯食べなさい、今夜はお前の誕生日だからお母さんがナベシカのスープ作ってくれたぞぉ!」
「わーい!ルミネ、ナベシカだいすき!」
ピピ、ピィ
「ル、イ…ネ。ル、ミネ。ダイキ、ダイ、スキ」
「?今だれかルミネのこと呼んでた?」
「何言ってんだルミネ、モタモタしてるとお父さんが食べちゃうぞぉ!がはは」
「いや〜あ!」
そして、、皆が寝静まった頃。
「ル、ルイネ?ルミ…ネ」
「んー?ふぁーあ。、だれぇ?」
「ルミネ、スキ、スキ」
!!
「ルル!?ルル喋れるようになったの?」
「ルミネ、ルミネ、」
「そう!ルミネ!あなたは、ルル!」
「ル、ル、ルル!ルミネ、ルル。ルミネ好き!」
「ふふふ、私もだぁいすき!」
「ルミネェうるさいぞ、早く寝なさい、」
「あっお父さん!ルルがね!喋れるようになったの!」
「そうかそうか、とにかく明日は早いんだから早く寝なさい。」
「そうよ、ルミネ。夜中に変なこと言って悪い子ね」
お父さんもお母さんもまったく信じてくれようとはしなかった。
「ほんとだもん!喋ったもん!もうお父さんもお母さんも大嫌い!!ルル!外でいーっぱい話そ!!」
テントからルルを連れて駆け出すルミネ
「こら!!」
ルミネの父はルミネの腕を掴む
「痛い!やめてよ!お父さん大嫌い!
うわぁあん」
泣き出すルミネ
「ル、ミネ?ル、ル。ギィ、ググゥフシューフシュー!ルミネェェェ!!」
泣き出すルミネを見たルルは、突然狂ったように喋り出した
グチュグチュグチュグチュ!!
!!
ルルの身体が変形し始めた
「ルル!え、ルルどうしたの!?」
「きゃー!」
「う、うわぁ、なんだこれ!」
驚くルミネと両親
変形を終えたルル
その身体はもはや小さな鳥の姿をしておらず
人型の翼の生えた悪魔のような姿をしていた
「ま、魔族。。魔族だ!!逃げろ!ルミネ!」
お父さんがそういうと同時に、お父さんの後ろで怯え、叫ぶ母の声が消えた。
お父さんが振り返るとそこには胸を手で貫かれた母の亡骸があった。
「五月蝿い肉だぁなぁ。」
手を引き抜きながらルルはそう言った
「うわ、う、うわぁぁあ!」
お父さんはルルに向かってそばに落ちていた斧を振りかぶった
「お前が1番悪いんだ、ルミネを泣かせるから」
ザシュッ
お父さんの首が飛んだ
力無く倒れるお父さんだったもの
当の私は腰が抜けて座り込んでいた
「ルミネ。お前を泣かせるヤツはルルが殺した。俺のおかげでお前は助かった。一緒に来い
お前を守れるのはルルだけだ」
ルルは私に手を差し伸べた
私は涙を流しながら首を振ると
ルルは少し怪訝な顔をして言った
「まだ力が充分ではない、力が戻ったらお前を呼ぶ、必ず。」
そう言うと、ルルは私に手を向け、魔法を打ち込んだ。
ルルが去った後、
私の胸に紋章が刻まれていた。
それが契約紋だということは
少ししてから知った。
それから数年、私は冒険者になった。
私は4人パーティを組んでいた。
半年前のある夜。
ドグン!ドグン!
「ぐ、ぐあぁ!ああ゛ぁあ!」
「ルミネ!大丈夫か!どうしたんだ!」
駆け寄る仲間達
「わ、分からない、急に胸が!ぐぁあ!」
「なんだってんだよ、どうしたんだよ」
時間が経ち、痛みが治った頃。
同じ話をかつての仲間達に話した。
「お前気味わりぃよ。お前に関わってたら俺たちもどうなるか分からない。パーティを抜けて勝手にやってくれないか」
「魔族なんかと関わりたくないんだ。すまないルミネ。」
「ごめん。俺は身の丈にあったモンスターを狩って平穏に生きたいんだ。」
所詮、他人。危険にわざわざ突っ込むようなことをする方がイカれてる。
そうだよね。普通に考えて、こんな女、厄介者でしかないよね。。
「はぁ。話したわよ。分かったでしょ?相手は魔族。私は1人でやるの。力も付けた今ならルルとだって。私1人で!無理して協力するなんて言わずに、2人でまた仲間探して楽しくやってよ!」
涙を流しながらカイトとトウリに叫ぶルミネ
「はぁ〜ん魔族かぁ。強そうだけど、
まぁやるか!俺だって強くなってるしデリンジャーの時みたいに3人ならワンチャンない?」
アホそうな顔をしているカイト
「魔族とは、これはまた。ついに僕の聖剣カリバーン⭐︎っが!真の力を発揮する時が来たのだね!」
この前鍛冶屋で
15000ゴールドで売ってたぞそのロングソード
「何言ってるの!言ったでしょ!あなた達が戦う理由なんてないじゃない!早く帰ってよ!」
「戦う理由?あるじゃん。仲間が泣いてる!」
「フフ。カイト。エクセレント⭐︎」
…
「ほんと、バカ」
涙をボロボロと流しながら笑うルミネ
「さて、行きますか!」
「あぁ。」
「ぐすん。。うん!お願い!」
…
どこに?行けば、、?
「微かだけどルルの気配は分かるわ。向こうも私を探しているはず。」
おぉー!ルル探知機!便利!
ルルの気配を辿り、カイト達3人は
ある廃墟となっているのだろうか
中規模の砦にたどり着いた。
「うぐ!呼んでる。ルルが呼んでる!」
胸元の紋章を押さえながらルミネがルルを感じ取った。
ヒェー。砦を前にすると、なんか怖くなってキタァ!ここ来る前はイキってたけど実際魔族ってなに!絶対強いじゃん!中ボス展開じゃん!蟲もキラーマンティスの肉片と来る途中そこらへんで捕まえたコロギスしかないよ!
ガタガタ震えているとすかさずトウリが言った
「おー、カイト流石だな。準備運動も素早いのだな⭐︎」
「お、おう高速屈伸なこれ!よく見えたなー」
とかなんとか言ってやりすごし、カイト達は砦の門を開けた
中には、なにもないな。完全に廃墟だ。
階段を上がる3人
階段を上がると、そこには広間があり
中央には玉座のような椅子。
椅子には何者かが腰掛けていた
「ルミネ、よく来たな。」
ゾクッ!!
背筋が凍るようだった野太い声の中になにやら得体の知れない深い闇を感じた
「ルル。」
ルミネが何者かに話かけた
「ルル、ルル、ん〜懐かしい響きだ。ルミネ待ってたよ。ずっと呼んでたのになぜ俺の呼び出しを無視したんだ?言ったよなぁ?俺は力を得た!完全なる力だ!!お前は俺のものだ!俺の元で生きろ!俺が守ってやる!お前以外の肉はすべて排除だぁアッヒャヒャ!」
うわぁ。やべぇこいつ完全に狂ってる。
アヒャヒャとか完全に狂ってるやつの
笑い声じゃん。
「なんだぁ?その横の肉どもは?
お前まさかヨォ。俺に逆らうつもりかぁ?」
「そうよルル。私は、いいえ、私たちは今日!あなたを倒すわ!」
「ヒヒヒ!そう来たかぁ。だが、まぁ横の肉どもを殺して、お前の手足を捥いでやる。そうすれば、もう逆らえない。ヒヒ」
「来るわ!2人とも!臨戦体制!」
「おう!ごくんっ」
キラーマンティスの肉片を飲み込むカイト
形状変化を使用しますか?
▶︎YES ▷NO
「YES!」
「あぁ。『打ち手の小槌』〝解〟」
縮小した長剣を元の長さに拡大し、
構えるトウリ
次の瞬間、ルルの身体は灰になり、拡散する
!?
「ど、どこに行きやがった!」
「カイト!後ろよ!」
後ろを振り返ると
灰が集まり、ルルの腕と顔が形作られていた
「う、うわぁ!」
間一髪、形状変化させた腕の鎌でルルの拳を回避したカイト
「手ってのはヨォ、2本あんだぜェ?」
ボゴォッ!!
「くっ!!」
カイトに気を取られていたトウリの右頬に
ルルの左拳が命中し、吹き飛ぶトウリ
「トウリ!!」
叫ぶカイト
「大、丈夫だ。心配するな。英雄王の血を引く者だぞ!僕は!!」
口から血を垂らしながらトウリは立ち上がる
「ほォ、今ので死なねーかァ。丈夫だなぁ
お前、ヒヒ」
ルルはニヤリと笑った
「カイト!油断しないで!、はぁ!
『ファイヤーボール!』」
ボウ!!
ルミネの手から火球が打ち出される
「おっと。あぶねーなぁルミネェ」
身体を灰にし、ファイヤーボールを避けるルル
よけた?なら一応攻撃は有効なのか?
「おら!!」
鎌をルルに向かい振り下ろすカイト
ファサッ
身体を灰にし、避けるルル
「カイト!僕が止めを刺すんだ!!君は撹乱させろ!」
ほぶっ!!
またもやトウリの顔にルルの拳が命中し
吹き飛ぶトウリ
「ひ、ひきょふな!正々堂々たたかいたまへ!」
頬が腫れて上手く喋れないトウリ
「ったく!トウリ!油断すんじゃねー!」
制御の足枷を付けた俺のスピードなら、
ルルも付いては来れないはず。。
足に力を溜めるカイト。
「MAXで行く!隙があればいつも通りに!!」
「分かったわ!」
「あぁ。任せたまへ⭐︎」
思い切り地面を蹴るカイト
ドビュン!!
「あ、あ?なんだァ?早ェなどこ行きやがった!」
困惑するルル
「鬼さんこちら!手の鳴る方へ!」
挑発しながら鎌での攻撃をルルの首元に打ち込むカイト
ガギン!!
「アァ?早ェけど、弱ェなァ?」
クリーンヒットと思われた一撃は
ルルの薄皮1枚切れない。
「クソ!速さ以外がザコすぎる!ルミネ!トウリ!お前らの力がやっぱ必要だ!」
ファン
ルルが消えた
「また急に来るぞ!備えろ!」
カイトの号令と共に
身構えるトウリとルミネ
ドゴゴッ!ドゴゴッ!
同時に吹き飛ぶルミネとトウリ
「ルミネともう1匹は遅いなァ、3発ずつ殴ってやったぁ!ヒヒヒ!」
「ぐ、がはッ!」
「フフ、フ…。ブハッ」
「おぉい!お前ら!」
駆け寄るカイト。
吐血するトウリと苦しむルミネ
「もう終わりかァ?」
ルルが挑発する
するとルミネがゆっくりと立ち上がった
「ルル、あなたは私が終わらせる。私が作ったあなたは今日、終わる!!」
トウリも立ち上がる
「フフ⭐︎僕が、、終わらせるんだ。」
「おう!まぁ止めはルミネに譲ってやれよ?トウリ!ってん?」
トウリの方に目をやると、トウリの耳飾りが揺れていた
「トウリ、それ前から付けてたか?」
「あぁ、これかい?これはね商店街で僕に付けて貰いたいと叫んでいたのでね。30万ゴールド程したが、迎えてしまったよ。」
「ちょ、ちょっと2人とも!耳飾りの話なんて後にしなさいよ!」
ルミネの忠告もごもっともだが、あの形。。
「おい、トウリそれ喰わせろ」
「ぬ?⭐︎」
なんかいい感じのとこで終わる〜みたいなのやってみたくてやっちゃいました!次の更新をお楽しみに!あと感想とか欲しいっす!




