31話までのあらすじ
期間が空いてしまったので、これまでのあらすじを掲載します。
本話は、しばらくしたら削除予定。
あらすじ
・1話~8話
十歳を迎えた子どもは祝福の儀にて、自分にどのようなスキルが備わっているかを知ることになる。
期待を胸に儀式に参加した少年アルクが告げられたのはしかし、〈身体強化(極小)〉という名の無用とも言えるようなスキルであった。
元々生活に困窮していたこともあり、帰って両親に報告するなり家を追い出されて路頭に迷う破目となったアルクは、そこに偶然通りかかったおばあさんに拾われて一命を取り留める。
しばらくは助けてくれたおばあさんの家で世話になり平穏な日々を過ごしていたのだが、ある日畑仕事から家に戻ると居間で倒れているおばあさんを発見した。
アルクは病に効くとされる薬草を探しに魔獣の森へと入り、そこで無事に採取した薬草を片手に、家に待つおばあさんのもとへと急ぎ戻るのだった。
そのあとを異形の怪物――ゴブリンがつけ狙っているとも知らずに。
・9話~31話
ゴブリンとの戦いの果てにスキル本来の使い方を体得したアルクは、より効能の高い薬草を求めて危険な森の奥地へ潜っては、魔獣との戦いに明け暮れていた。
それからおよそ五年の月日が経ち、おばあさんの病状が落ち着きを見せたこともあり、とある素材を求めて冒険者となったアルクは、迷宮都市ラーヴェンで新たに発見されたというリヒト迷宮へと足を踏み入れた。
迷宮内で待ち構える数多くの魔物たちを蹴散らして、ついに最深部へ辿り着いたアルクは、そこで魔人の少女イネスと出会う。
そこで明かされた少女の過去に、アルクは囚われの身となったイネスを救うことを決意する。
互いの力の限りを尽くした激闘の末、なんとかイネスの右胸に埋め込まれていた迷宮の核を破壊することに成功する。
核がなくなったことで、崩壊を始める迷宮から脱出を試みる二人であるが――。
32話以降の主要登場人物
・アルク
本作の主人公。
〈身体強化(極小)〉スキルと属性魔力を組み合わせた独自の戦闘法を得意としている。
・イネス
同じ魔族によってリヒト迷宮に囚われていた少女。
〈深淵魔法〉というスキルの持ち主。
・おばあさん
幼いアルクを救った恩人。
重い病を患っている。
・獣人の少年
迷宮都市ラーヴェンで見かけた奴隷の少年。
・冒険者ギルドの職員
迷宮都市ラーヴェンの冒険者ギルドに所属している腕利きの男性職員。
7月1日以降、不定期で更新します。




