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冒険者の徒然  作者: Browney
2/5

異世界に家出して冒険しています(2)

今回はとにかく早く続きを出したくて短くなりました。

 背後のゴブリンたちはさらに勢いを増して追いかけてきていた。

 ようやく森を抜けると、そこは開けた地だった。だが、先には崖が立ちふさがっている。

 

「とにかく走れ!」ユウマは叫ぶ


 「この先、行き止まりだけどね。」アーシャが忌々しそうに言った。

 まっすぐ進むのは、崖の手前にある。忘れ去られたように一本だけ立ち尽くしている大木だ。多分、オークの木だろう。

 オークの木に白い縄が二本、ぶら下がっているのが確認できた。


 「急げ」ユウマが縄を掴むと、上り始める。

 だがこうした作業は、アーシャの方が圧倒的に上手いらしい。

 すいすいと縄を使ってオークに上っていった。


 「エルフというより猿だ。」ユウマがつぶやくと

 エルフ譲りの優れた聴覚をもっているアーシャが


 「誰が猿よ!」何て罵声を寄越してきた。

 しかしさすがに今度ばかりはユウマも返事をする余裕がない。

 ユウマが上っているロープに、追い付いてきたゴブリンがよじ登りだしたからだ。

 しかもそれこそ猿のような機敏な動きで登ってくる。たちまちユウマに追いつこうとしていた。


 「誰のロープに勝手に上っているのだよ」と怒鳴ると、ゴブリンの頭を蹴りつける。


 「ぶぎゃ!」ゴブリンが叫び声を上げると、そのまま地面に落ちて行った。

ユウマが文字通り蹴り落としてしまったのだ。


 「蜘蛛の糸みたいだ」面白くなさそうにつぶやくユウマ


 「そんなこと、どうでも良いでしょ、早く上がって」アーシャの声が聞こえる。

 みれば、アーシャがよじ登ったロープはすでに切り落とされている。

 ゴブリンたちがよじ登ろうとしたので、アーシャが切り落としてしまったのだろう。

樹上から地面に叩き落とされて、打ちどころが悪く、死体となってしまったゴブリンの姿も見える。


 「アーシャ、それより合図を送れ」上がってくるゴブリンを蹴りつけながら、ユウマが声を上げた。


 「・・・・・・。」


 「俺は大丈夫だ。早く急がないとゴブリンたちが這い上がってくるぞ。」ユウマがさらに声を上げる。

 見れば、確かにユウマの縄だけではなく、樹にもゴブリンたちは張り付き、よじ登ろうとしている。


 「・・・・無事でいなさいよ。」アーシャがそういうと、すぐに呪文を唱える。

 そして空に向かって光を放った。

 魔法の矢だ。本来なら、敵を攻撃するために用いるものだ。

 天空に何を攻撃するもなく、上っていった光は、やがて細かい粒子になってしまったように消えていった。



ユウマとアーシャの会話の部分が上手く書けないな

二人の関係とかは、今後、描いていくつもりですが

最初に紹介したように、アーシャはユウマの姉みたいな立場ですから

もうちょっとそうした雰囲気を出したかった

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