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冒険者の徒然  作者: Browney
1/5

異世界に家出して冒険しています(1)

異世界に家出した少年ユウタとハーフエルフの魔法使いでユウタの友人であり姉替わりのアーシャ

そして謎の鋼鉄のゴーレム「ゴリアテ」

この三人組からなる冒険者の物語です。

 遙か太古の昔、八柱の神々に導かれ、大いなる文明が築かれたと言われるフォーセニアの世界。

 物語の舞台となるのは、フォーセニアにある大陸西部域、大いなる山脈によって東部域と分けられている。大陸の一部地域である。

 大陸西部域は、現在、三つの大国を中心に数十の国々によって構成されている。

 三十年前の東部域から侵入した魔族との戦いが終わり、続いて十年前に起こった大陸動乱が収束が為されてから

 束の間の平和が訪れていた。


 そしていま事件が起こっているのは、森の開けた場所だ。何年か前に伐採されたのだろう。

 樹木はないが、背の低い草が生い茂っていた。

 そこで死に物狂いに走っていく二人の影があった。


 「ちょっと、こんなにたくさん出てくるなんて聞いてないわよ」少女の悲鳴が響く


 「俺だって予想外だ」少年は少女と全力で走っている。

 その背後には100体を超えるゴブリンが追いかけていた。これだけの数のゴブリンが走ってくるとなれば、さすがに足音もけっこう大きく、ドドド!って感じである。


「予想外って無責任よ」少女の言葉


「最初にせいぜい20匹くらいだと言ったのはアーシャだろ。」と少年は少女に言い返した。

ゴブリンたちは小柄な分、すばしっこくて、油断すればアーシャたちにに追いついてきそうだ。


「普通はそれくらいの群で行動すると言っただけよ」


「お互いに予想が外れただけってことではないか・。」


「誤魔化すな!私は一般論を言っただけよ。」


「一般論というのはアテにならないものだな」


「ええ、本当ね。実害を食らわなければ、それで済むのだけど。」


「このまま逃げ切れば実害はないよ」


「追い掛け回されている時点で、実害は生じているわよ」

お互いに必死で走りながら、罵りあいは延々と続いている。


 「ああ、もう、追いつかれたらどうするのよ。」少女が声を上げるが


 「どうなるって決まっているだろ。捕まったら、俺は叩き殺されて、アーシャはたっぷりとゴブリンどもの慰みものになるのだよ。アーシャがそれが良いっておかしな趣味があるならここで待っていろ。」ゴブリン族は、人間やエルフの女性を拉致してなぶりものにする性質がある。


 「冗談ではないわよ。そんなことなったら、ユウタを叩きのめしてやるから」アーシャと呼ばれた少女の絶叫が響いてくる。


 「残念でした、その時は多分、俺は殺されているから、そんなこと出来っこないさ」何て怒鳴り返すのはユウタだ。


 「地獄に落ちなさい、」アーシャがユウタに怒鳴り返す。

 背後に迫ってくる百を超えるゴブリンたちは、手に手に棍棒を持っているが、中にはナイフや剣あるいは斧を持っているのもいた。

 ゴブリン族には鍛冶の技術などないから、間違いなく、人間から奪ったものだろう。

 どうやって人間たちから奪い取ったかは想像に難くない


 「ちくしょう、あのゴブリンども、どこぞの集落を襲ったな。」ゴブリンたちの行動に気づいたユウタが罵る。

 そもそもユウタとアーシャの二人がゴブリンと追いかけっこをするハメになるのは、十分ほど前に遡ることになる。

 ゴブリンが出現したから何か起こる前に何とか退治して欲しいと、この森の周辺の集落の住人たちが、冒険者ギルドに訪れたのだ。


 「ゴブリン退治を頼みたい。放置しておくと何が起こるかわかるだろう。」

集落の代表として冒険者ギルドに訪れたのは40代くらいの、この世界では年配に部類される年齢の男だった。

ギルドから出されたクエストを解決するべくユウタとアーシャは、ゴブリンの目撃地点からゴブリンの痕跡を見つけ、そこからゴブリンの巣を探しあてたのはさして時間がかからなかった。

何しろハーフエルフのアーシャがいるのだ。

彼女の森での感覚の鋭さは、片親のエルフ譲りである。

ゴブリンが根城にしていたのは、村の奥に残された古代の遺跡だった。

おそらく滅亡した古代の王国の離宮か貴族の別荘として作られた建物の一部だろう。

建築当初はさぞ美しい建物だったと推測できる。石のレンガを積み上げられた。

古代ローマを思わせる建築物である。

正面門に至る道には石畳が敷かれているが、それも長い歴史の間に雑草が広がり。

樹木が生い茂り、建物への浸食が進んでいるように見える。


「間違いないわね。」隠遁のスキルを持ったアーシャが、樹木に隠れて遺跡の出入り口を半日監視して、何体ものゴブリンが出てくるのを確認した。


「何体くらいいると思う?」ユウタの問いかけにアーシャは小首を傾げた。


「私が確認したのは3匹くらいだったけど。ゴブリンは普通は20匹くらいの群を作るから、最低でもそれくらいはいると考えないとダメでしょう。」アーシャの答えは的を射ていた。

ゴブリンはもっとも出現が多い魔物だけに、その習性も研究されよく知られている。

 アーシャの答えは彼女の推測ではなく、冒険者として必要な知識として冒険者ギルドで伝えられたものだ。


 「ゴブリン20匹くらいなら、俺とアーシャで充分だが、しかし時には100を超える集団を作る事があるとも教えられていたな。さすがにそうなると俺たち二人では無理だな」ユウタが答える。


 「それでは、どうするの? ギルドに応援を頼む?」アーシャが肩をすくめる。


 「それでは先輩風をふかした連中がドヤ顔で報酬を全部、取っていくのがオチだ。」ユウタが吐息を漏らす。

 もっともだ。

 ユウタたちは王都の冒険者ギルドでは、新人であり立場が弱い。

 強引に報酬を要求されても、それに抵抗することは出来ないだろう。


 「それならどうするの、黙って引っ込むわけではないよ。」


 「当然だ。」ユウタがそう言い返す。

 その後もユウタとアーシャは仲間としばらく議論を続けた。


 「アーシャの魔法に加えて、これがあるから、ゴブリンの群なんてどうってことはないさ。」手にした革袋を示しながら軽い調子でユウタは答えた。


 「そんな安着で決めていいの」アーシャが懐疑的な様子で睨みつけて来た。


 「心配はいらないって、もしもの時の保険も用意するから」そう返したのはユウタだった。

 それからユウマとアーシャは準備を整えると門の正面の茂みに隠れて様子を眺めていた。

 遺跡の門には二体のゴブリンがいた。

 門の両端に並んでいるというより、一体は、門の前で座り込み

 もう一体はそのやや後ろ側で棍棒をもって立っていた。


 「それではやるわよ。」アーシャはそういうと、弓を引き絞った。

 矢には植物性の毒が塗られている。

 ユウマがこちらの世界で見つけたトリカブトに似た植物から抽出した毒だ。

 ビンと弦が音を立てると矢が放たれていった。

 アーシャの放った矢は長射程の射撃であっても、後ろ側のゴブリンに確かに命中する。

 額を射抜いた矢に音もなくゴブリンは倒れた。

 そして二の矢で、もう一体のゴブリンを射抜いた。

 後ろのゴブリンが矢を受けて倒れた事に気づきもしないうちに放たれた二の矢で二匹目を倒してのけた。


 「凄いな。アーシャ」ユウマは言った。

 弓で放った矢は、決してまっすぐ飛ばない。放物線を描いて飛ぶ。さらに風の影響なども受けることになる。

 それに使う弓や矢によって癖に違いもあり、その性質まで考えて撃たないとならない

 どんな名手であっても、弓を見事に当てる事は難しいのは当然だろう。

 このハーフエルフの弓手ほどの技量はなかなか発揮できるものではない


 「ふふ。もっと褒めてくれてもいいわよ」アーシャが微笑を浮かべた。


 「それはまた今度にしてくれ、いまはゴブリンどもを片付けるのが先だ。」ユウマは不敵に笑った。


 「さてと、行くぞ」ユウマは地面に置いていた革袋を手に取ると石畳を蹴って遺跡に向かう。


 「ええ、」後ろからアーシャが後を追うのを気配で感じ取った。

 アーシャの矢を受けて倒れている二匹のゴブリンに視線を向けるが、確かに急所を射抜いているらしい。身動き一つしない。

 毒を用いるまでもなく、息絶えているのは間違いない。

 そのまま進み入り口を覗き込むと、そこにゴブリンの姿があった。何の偶然か、ゴブリンはユウマたちの到着に合わせるように入り口に出て来たらしい。

 ゴブリンとユウマの視線が一瞬合った。

 即座にユウマは剣を抜いた、早く倒さないと仲間が呼ばれる。


 「くそ!」一歩前に出ると、ユウマは剣を突きだす。

 狭い入口だ。思うように震えない以上、突くのが一番に優位な技だ。

 鈍い抵抗と共にゴブリンの体を貫く感覚があった。

 しかし一瞬遅れて「ぎゃあ!」ゴブリンの雄叫びが響いた。それは仲間を呼ぶ声だとユウマは知っていた。

 そして貫いた後もゴブリンは生きているようだ。


 「損ねたか。」ユウマは舌うつ

 突き刺す瞬間にゴブリンは体を動かし、心臓に直撃するのを避けたのだ。

 剣を引き抜きざまに足を蹴り上げる。

 型も何もあったものではない、この世界で実戦で磨いてきた喧嘩剣術だ。

 ゴブリンは蹴り飛ばされて後ろに転がっていく

 止めを刺すべく、前に出ようとしたが、足音が迫ってくるのを聞いて後ろに飛びのいた。


 「まずいわね」アーシャの声が聞こえた。


 「仕方ないだろう。」

 ユウマはそうつぶやくと、革袋の中から鉄の玉をまた取り出した。

 そして入り口に投げつける。


 「伏せろ。」言うが早いか、入り口から横に離れた。次の瞬間、爆発が起こった。

 激しい炸裂音と共にゴブリンたちが吹き飛ぶのが見えた。

 爆発自体の殺傷力はそれほど高くはないが、火薬を包んだ鉄の玉が弾が弾けると、鉄の破片となったそれが周囲に飛びちる。

 当然、周囲にいる生物には致命的な打撃を与えうる威力だ。

 鼓膜を破るかと思える爆発音の後に確かにゴブリンたちの悲鳴も聞こえた。


 「やった。」アーシャの声も聞こえる。


 「それ、もう一発だ」ユウマは叫ぶと、鉄弾をさらにもう一個投げつけた。

 入口はいまだに爆発が巻き起こした砂煙に隠れて見えないが、ゴブリンたちの生き残りがいるであろうことは推測できる。

 それを倒すためだ。

 再び、爆発音が響く。


 「たいした威力ね。爆裂の魔法みたいじゃない。」

 アーシャが呆れたような声を出した。

 「手製の手りゅう弾にしてはよく出来ているだろ。」ユウマは笑った。

 先ほどの爆発音が嘘のように森は静まりかえっている。

 ゴブリンの気配も感じられない。


 「突入するか?」ユウマがアーシャに問いかける。


 「・・・・・・ちょっと待って。どうも嫌な予感がする。」アーシャが言葉を詰まらせる。

 いまの手りゅう弾でゴブリンは打撃を受けたのは間違いない。入口を覗き込むと、ゴブリンの遺体が何体か転がっているのが見えるが。

 それにしても全滅はないだろう。

 まだ、巣に何匹かいるはずだが、それが出てくる気配はない。


 「・・・・・・。」ユウマもアーシャの言葉に思考する。

 アーシャはユウマの仲間であり、そして冒険者としての経験はアーシャの方が長い。ユウマも彼女の判断を当然のように尊重する。

 ほんの二三呼吸する程度だが、二人の間で沈黙が流れた


 「ユウマ、よけて、」突然、アーシャが叫ぶ。

  ユウマはその声にとっさに後ろに飛びのいた。

 そこに何かが落ちて来た。一瞬前までユウマがいた場所だ

 そこに何かが飛び降りたのだ。


 「ゴブリン」棍棒をもった醜悪な緑の人型の魔物の姿を確認する。

 上を見ると、遺跡の屋根に何体ものゴブリンがいるのを確認する。

 アーシャと共にユウマは後ろに退いた。


 「奇襲とは、ゴブリンの癖に」ユウマは苦々しくつぶやく。


 「ゴブリンは五歳の子供程度の知恵もしかないと言うけど、逆に言えばその程度の知恵は」あるということよ。不意打ちや相手を騙すくらいのことは五歳の子供だって思いつくわ。」アーシャが苦々しく言った。

 思わぬ奇襲を受けた自分自身への自戒を込めてかも知れない。


 「ともかく、戦うぞ。」ユウマはつぶやく

 先ほど10体以上のゴブリンは倒したはず。

 ゴブリンは、普通、20-30匹程度の群で行動する。

 つまり、生き残ったゴブリンは、どんなに多くとも20匹以下だろう。

 それなら何とでもなるはずだった。


 「グェェー」

 ゴブリンたちが一斉に雄叫びを上げた。

 仲間を呼び寄せるための声だ。

 ゴブリンたちが口々にそんな叫びを上げて来た。


 「まだ、仲間がいるのか」思わず言うと、その言葉に答えるように遺跡の奥からゴブリンたちが現れた。

 それもかなりの数だ。

 醜悪な青色の小人たちの姿に嫌悪感が浮かぶが

 中には人間並の体躯のゴブリンもいる。

 ゴブリンの一代混雑種のホブゴブリンだろう。

 人間の女性とゴブリンとの間に生まれた混雑種で、一代限りだが、人間並みの体躯を誇り、体力も人間以上だ。

 中には魔法を使う奴もいるという。警戒すべき敵である。

 次々とそうしたゴブリンたちが集まり、気づいてみれば目の前にいっぱいになっていた。


 「まずい、100体はいるぞ」ユウマが叫んだ。

 10匹や二十匹なら、ユウマとアーシャの二人で何とでもなるが。

 100を超えるとなったら。さすがに太刀打ちできない。


 「予想外ね。」アーシャも声を上げた。ゴブリンは普通は10匹から20匹の群で行動するが、稀に100匹を超える大規模な群を作る事もある。

 そうした場合、大抵、ゴブリンたちを従えるホブゴブリンやゴブリンロードなどの強力な者が含まれるから気を付けるように

 一応、そのような知識はあったが、実際に直面することは滅多にない事だった。

 

「アーシャ、これにフレイムをぶつけろ。」ユウマは声を上げるが早いか、手に持った革袋をゴブリンに投げつけると、すぐに地面にふせる。


 「炎よ!」アーシャがユウマの意図に気づき、革袋に炎の矢を放つとユウマと同じく地面にふせた。

 次の瞬間、激しい爆炎がゴブリンたちを包んだ。

 革袋に入れていた、手りゅう弾が爆発したのだ。

 一度に数発もの手りゅう弾の爆発がゴブリンたちを襲う。当然ながら、ゴブリンたちを全滅させるほどの威力はなかったが、それでも十分だ。

 ゴブリンたちは、突然の炎と爆発に驚いて逃げ出そうとしているものもいる。

 慌ててしゃがみ込み動かない者もいた。


 「逃げるぞ!」立ち上がるが早いか、ユウマは声を上げる。


 「待ちなさいよ」アーシャもユウマの後を追いかけて、立ち上がり走り出した。

 ホブゴブリンの一匹が、そうした二人の姿を見かけると、雄叫びを上げる。

 恐慌を来していたゴブリンたちの何匹かが、それで正気に戻ったようだ。

 ホブゴブリンがユウマたちを指さすと、一斉にユウマ達を目指して走り出した。

 そして100匹を超えるゴブリンの群と、二人の命がけの鬼ごっこが始まったわけであった。



 

 ゴブリンたちは小柄な分だけ小回りが利く。森の木々を抜けて走るには、人間よりも有利のようだ。

 森の中では少しずつ、追い付かれてくる。

 「このままでは追い付かれるわよ」アーシャが叫んだ。


 「魔法で何とかならないか」ユウマの言葉


 「無茶言わないでよ。こんなに走り回っていたら、呪文もまともに唱えられないわ。」アーシャの言葉


 「そうか、それなら逃げるしかないな。」


 「でも、このままでは追い付かれるわよ」


 「とにかく、もう少し、頑張れ。そうすれば森を抜ける。」ユウマは振り向きざま、剣を一閃する。

 それを何度か繰り返し、追い付いてきたゴブリンを牽制した。


 「ああ、おかみさん、ごめんなさい。あんなにお世話になったのに、おかみさんに御恩があるのに、おかみさんとの約束も守れないでここで果てるかも知れません。」アーシャが聞えよがしにそんなことを言い出した。

 俺への当てつけか。

 などと、ユウマが忌々しく思ったのは、まあ、当たり前のことだろう。


 「おかみさん、おかみさんって五月蠅いぞ、」ユウマがそう言い返すと


 「おかみさんに謝っているのよ。私にとっては、おかみさんはもう一人の母親みたいなものだから。」何て言い返してきた。

 ともかく、そんな罵りあいを続けながら、二人は森を全力で走り続けた。

 その背後には何時までもゴブリンの群が追いかけている。


 「観ろ、もうすぐ森を抜けるぞ。」木々の合間から明るい陽射しが見える。


 「ええ、」アーシャが頷く。


「小説家になろう」に投稿するために書いた作品ですから。

設定もあえて「小説家になろう」の作品などを参考に作りました。

だから、この作品のパクリだと言われるような設定もたっぷりあると思います。

今後、短編でのシリーズものにする予定です

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