表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

さよなら

作者: 真白みかん

2018年7月2日

笑点の司会者として知られる桂歌丸師匠がなくなられました

稚拙な表現ながら哀悼の意を表します

安らかに

人には迫力というものがある。

彼は死してなお

その迫力というものを有していた。

死してなお

人は彼を思い出し、あるものは懐古し、あるものは悲しんだ。

死してなお

彼は人を、人の心を動かした。

死してなお


彼は人の心を動かし、人々に幸せを届けたのだ。



壇上のその上、いつもの席を去った後も

彼は

その迫力で

その体で

人々の前に立ち続けたのだ。

あるものは早すぎると言った。

あるものはお疲れ様と言った。

さよなら、僕らの笑い。

あなたを悲しみでは送らない。

送れない。

あなたの前では、あなたの死ですらも笑いになってしまう。

そして、

あなたのその目の力強さが、芯の強さが、僕らを力づける。


さよなら。

さよなら、僕たちのお茶の間にあった悲しさ。

さよなら、さよなら。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ