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安濃津港には着いたが?

今回は伊勢神宮の重要物資?が奪われますw

さぁ~って北畠にはとことん悪者になってもらいますよ~w

天文4年(1535年)7月某日

━━━━平手政秀ひらてまさひで 齢43━━━━


 さて、あれから安濃津あのうつまで来たのは良いのだが……

遠目から見ても……なんか、黒煙が燻ってないか……?

「なんか、嫌な感じがするの……誰か見てきてくれんか?」


四半刻後……


「平手様!!」

随分と青ざめた顔して戻ってきたが、何があったんじゃ?

「平手様!!一大事でございます!」

「何事だ?何があったのだ?」

この慌てようは、余程の事であろうが……

「安濃津港に運ばれていた木材が!」

「木材が如何致した?」

黒煙が上がっておったから、燃やされたか?

「安濃津にいた長野工藤家の者達から聞いた話によりますと、野盗に扮した北畠勢ばかどもが木材を奪い港に火を放ったとの事です!」

「人的被害は!?港の者達は無事なのか!?」

「負傷者は何名か居るようですが死者は確認されておりません。」

よしよし、死者は居ないのが救いだな。


 それにしてもあの北畠勢ばかどもは……事前に書簡送っただろうに、読んでないのか?だとすれば愚かにも程があるぞ!?


「人的被害が少なかったのは幸いじゃ。木材はなんとか都合をつけるしかないの……」

「平手様、如何なさいますか?」

 ふむ、どうしようかの……式年遷宮の木材は奪われた様だし、港は燃やされて現状修復の余地がな……

 書簡は送ってあるのに、この様な行動が取られるとは織田家も舐められたものじゃな。

 いっそのこと兵を出して伊勢志摩を平らげるか?

 一応と言っては一応じゃが……名分は有るしの……。

【式年遷宮用の木材が奪われた事、事前に書簡送ってあったのに返答が港襲撃という事】


「済まんが手紙を書く故、それを名古屋の信秀様の所に、持って行って貰えぬか?伊勢志摩の切り取り名分が転がってきたとも伝えて欲しい。」


楷巧かいたくは、まだ京から戻っては来とらんしな……

念には念を入れて、もう一度書簡を出してみるか?


内容の方はどうするかの?やんわりと書いてみるか……

『以前、書簡で送ったと思うのですが、届いてないのでしょうか?伊勢神宮の式年遷宮のため安濃津港に木材を輸送し、そこから陸路で伊勢神宮に送ると書簡を送ったと思うのですが、何故か安濃津にて北畠殿の者達が港を焼き、木材をかっ攫って行ったようなのですが、どういうことなのでしょうか?しばらく安濃津の港にて滞在いたしますのでご返答をお待ちさせて頂きます。朝廷の方にも式年遷宮のことは知らせてあるので、このくだんが間違いでなければ良いのですが。』


これで良いかの……


 これで返答が矢弾やだまであったら、それこそ伊勢守護としてどうかと思ってしまうの……




北畠晴具のはこのまま悪者道を走って貰う予定ですw

(出した時からその予定でしたけどw)

さて、刀鍛冶師どこら辺で出そうかな・・・

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