おっさん、作品を完結させてその後の交流のある作家さんの捨てアイデアがあたってびびる
さて、俺が書いていた巴御前の話は無事に完結した。
「お、それなりに評価ももらったぞ」
最終的にポイントは1000を超えたし、それもちょこちょこ感想をくれた読み手さんのおかげだ。
しかも、その中の一人が話の中に出てきた巴御前と頼朝の娘の大姫の二次創作まで書いてくれたんだから書いて冥利に尽きるよな。
「義高と大姫が幸せになってくれれば
それに越したことはないよな」
俺の作品中では巴と義仲の間に子供はなかったので巴が大姫を溺愛しているという設定だったんだがそれも上手く書いてもらってるし。
一方、合体ロボット物の方はなかなか続きが書けないでいた。
「うむむ、なかなかシーンのイメージが湧かないんだよな」
歴史物というのはある程度史実での流れというものがあり、主な登場人物なども決まっている。
だから二次創作のように”あの時こうしていたら”とか”あの人物が仲間だったら”とかを行うだけで主な筋書きというのまで考えなくても良かったりする。
俺の話では巴御前は義経一党を味方にし、頼朝は石橋山の戦いで謀殺し、北関東の豪族は早めに仲間にして、平家を重盛と宗守の派閥に分裂させ、重盛派を味方にして、また公家の一部もを味方にし最後には義経らと一緒にモンゴルにわたった。
西国は平家に、東国は木曽に、東北は奥州藤原氏で分割統治して直近におけるいざこざはなくしたはずだ。
最も時代が下ったらまた源平合戦が起きそうな気がしないでもないけど。
一方、オリジナルな話にしようとすれば当然筋書きなども全部自分で考えないといけない。
「うーん、なんかいまいちなんだよなぁ」
そんな中で仲良くさせてもらってる人の活動報告で拾わせてもらった、当人様いわく”なんとなく思いついて面白いかなと思ったのだが別に自分では書く気はない捨てアイディア”の話として拾わせてもらって、俺が書いたのは”高校生が異世界ではなくて古代エジプトに転移して奴隷になったけど、その世界が思いの外居心地が良かった”という話。
これがめっちゃ当たったのだ。
「いや、まあ、まさか歴史ジャンルの日間で一位になって
3000ポイントまで行くとは思わなかったな……」
このゲームサイトのファンタジー小説の奴隷は多くは美人の女性で檻の中などに入れられていて、謎の魔法などが組み込まれた首輪やら腕輪やらのシステムのせいで主人となった人間には反抗できないという設定のものが多くて、大抵は主人公が奴隷を助けて感謝されて、ハーレムの一員となったりするのだが、現実的には古代の奴隷というのはそんなにひどい環境ではなかったというのが珍しかったらしい。
エジプトのピラミッドや神殿の建設なんかも実は王が強制的にやらせたというわけではないらしいんだよな。
皆たぶん現実に疲れてるんだろうなというのもあるんだけどな。
過去の奴隷より現代の社畜のほうがろくに睡眠が取れなかったりするのも事実だし、下手すれば食べてるものも貧相だったり。
古代の奴隷は実はほとんど過労死なんて無縁だったんだ。
まあローマの剣闘士や鉱夫のような扱いが酷い例もあるから全部全部のんびり暮らせたというわけではないのだけど。