おっさん自分でも小説を書きたくなって実際に書いてしまう
さてさて、”あなたも小説家になれる図書館”にある作品を読み漁ること一ヶ月ほどの間のこと面白いのにあまり感想がついてない作品などを中心に感想や評価をつけまくった俺はだんだん読むジャンルが偏ってきた。
歴史、エッセイのランキング作品を最初に読み、時間が余ればハイファンタジーも読むと言うことが多くなってきたのだ。
「いや、結構面白いよなここの歴史小説作品」
ジャンル作品のポイント自体は恋愛やファンタジーほど多くはないがそれなりに固定ファンが居るのが歴史ジャンルだ。
俺も元々ゲームの三国志や信長の野望などが好きでそのためにパソコンの個人所有はまだ珍しい時代にパソコンを買ったくらいだが、当時はパソコンやブラウン管のCRTモニターの価格が現在とは一桁二桁違って下手すれば一式で100万円かかったりしたな……特にメモリとか外付けHDDがばかみたいに高かった、今では3万も出せばそこそこいい性能の中古パソコンも買えるのだからいい時代になったものだ。
まあ、CPUやグラボの性能を追い求めるとかかる金はやはり100万円単位になったりはするがこのゲームにはそこまでの性能は求められていないし安心だな。
それはさておきここの歴史小説は戦国時代の話が多いのだが、色々な”内政チート”と呼ばれる事をそれぞれの作者がいろいろ考えて行ってるのが面白い。
この時の俺は知らなかったがこういうのは”NAISEI”と呼ばれていて少し前にファンタジージャンルでも流行っていたようだが、ファンタジーではすでに衰退していたようだ。
そして書き手になると読み手とは少し違ってくる。
自分の書いた作品を図書館の書棚に並べることができ、それが読んだ人間によってポイント評価され、ポイントが多くとれれば図書館の入り口のランキングに掲載されるのがこのゲームの特色でもあると思う。
「このお陰で面白い作品が見つけやすくなってるのかな?」
他のソーシャルゲームなどでもランキング制度はあるが、ゲーム内キャラクターの能力ではなくて登録者本人の能力でほぼ決まってくるゲームは……まあオンライン対戦格闘ゲームとかFPSとかカードゲーム系はあるけどそれでも珍しいと思う。
そして、”あなたも小説家になれる図書館”におけるランキングは読者のつけたブックマークとポイントの数値が全てで、それこそ書き手にも上は映画化、アニメ化、コミカライズもされた書籍作家もいればポイントの全くつかない場合もある。
まあ大雑把に言えば
SSランク:映画化窓のメディアミックまでいった書籍化作家
Sランク :アニメ化までいった書籍化作家
最上級
Aランク :コミカライズやCDドラマ化された書籍化作家
Bランク :重版されて2巻以上続いたた書籍化作家
Cランク :重版されないで1巻打ち切りの書籍化作家
上級
Dランク :書籍化はされないが日間ランキングのランキングのトップ5に入る作家
Eランク :ブックマークが100以上の作家
中級
Fランク :ブックマークが100以下の作家
下級
と言った感じらしくFランクは底辺作家と呼ばれるらしい。
なおサイトの中の総合ランキング作品と上に書いたランキングは必ずしも一緒ではない。
と言うかアニメ化レベルの書籍化作品はこのサイトから作品を削除していることも多いし、トップ作品がアニメ化されたり書籍が爆発的に売れているというわけでもないのだな。
「まあランキングはとりあえず老いておいて、
完全オリジナルの小説は書いたこと無いんだよな。
エヴァンゲリオンの二次創作なら書いたことあるけど
結局途中でかけなくなっちまったし」
大昔、エヴァの新劇場が出るとは思われていなかった頃で、エヴァの二次創作がだいぶ落ち着いた頃にそういったサイトにたどり着いた俺は、そのサイトで作品を読みふけって、自分でも書きたくなり短編を幾つか書いた後、本編再構成の長編に手を出して途中で力尽きたんだったよな。
「長編を書き上げるのは大変なんだよな。
でも、やっぱ書きたいよな。
俺なりの歴史の小説」
それに歴史小説というのはある程度流れが決まっている二次創作に近いものでもある。
また、登場人物の知名度に頼れるというのもメリットだと思った。
まあ、このゲームでは歴史ジャンルはそんなに人気ではないので歴史的な人物を出す場合でも織田信長のようなよほど知名度が高い人物でないとあまり意味が無いと知ったのは後の事では有ったのだが。
そして俺が書こうとしたのは木曽義仲の愛妾巴御前の話だ。
何かの漫画で巴御前と義仲や巴御前お兄弟が河原で相撲を取ってるのを見て面白いとおもたんだよな。
そして参考資料として巴御前の小説に加えて平家物語や源義経の小説を購入しつつググっていろいろな資料を手に入れた。
「へえ、木曽義仲の家来って結構いっぱい居たんだな」
そんなことをしつつプロローグなどを書き上げてまずは図書館に投稿する。
「読んでもらえるといいんだがな……」
しかし、現実は無情である、翌日に早速ゲームにログインして情報を確認する。
「どうかな?
俺の作品は読まれてるかな?
はあ、評価ポイントは0かぁ」
アクセス解析でを見てみれば500人位は読んでくれているようだ。
「まあ、そんなに悪くもないのかな、これ?」
そう気を取り直して俺は次話の執筆に取りかかるのだった。