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なんでよりにもよって!!

新年も明け、神宮さん落としに気合が入る如月

そんな中、ひょんなことから彼の誕生日を知り・・・?

「うっしゃ! 次はおみくじやで! はよぅついてきぃ、おいてくで!」


そういって下駄なのにも関わらず慣れてるかのようにすたすた歩く。

新年早々、美宇さんは元気だなあ。

相変わらず、ということか。


「ミュウミュウ~おみくじ何円~?」


「百円や」


「え~賽銭で使っちゃったよ~チューン、貸して~」


「……いいけど、ちゃんと返せよ」


こっちもこっちで相変わらずだな。

というか、まるで変ってないんですけど。

私は百円を取り出し、集めている美宇さんに渡した。


「んじゃ好きな番号のやつひいてええで!」


へぇ、そんな形式なんだ!

さあて、何番をひこうかなっと。


「な、なんでやああああああああああ~!」


一番に絶叫をあげたのは、もちろん美宇さんだ。

おみくじを持っている手が、小刻みに震えている。


「なんで……なんでよりにもよって! 凶なんやあああああ!」


「ま、まあまあ美宇ちゃん。ちょっとした運試しなんですし……」


「そういう天衣はどうなん!?」


「え? 吉ですけど」


「天衣さんの裏切りものぉぉぉぉぉぉ!」


よし、あの二人はほっといてっと。

改めて……私の今年の運勢は!?


「如月! お前はどうなんや!」


「や、やりましたよ美宇さん! 大吉でした!」


「嫌みか!? 嫌みなんか!?」


ふはははは! どうだ、私の強運は!


「チューン、どうだった? オレ小吉~♪」


「……大凶」


「ぷぷっ、今年もついてないね☆」


「ほとんどお前がいるせいだと思うんだか?」


よし、尾上さんに大差で勝った!

さすがに大吉には勝てない!


「お前ら、大吉とかだけじゃなく他の欄も大事だぞ? ちゃんと読んで、心に留めとくんだな」


「神宮さんは何だったんですか?」


「中吉。水瀬が一番運いいんだな」


褒められちゃった、あは!

くくる前に改めておみくじを見る。

そこには恋愛運のところに告白すれば、恋は実ると書いてあって……


「そういや輝流、誕プレであれはねぇだろ」


「ん? 何が?」


「花束だよ。虫のおもちゃ付きの。まさかあれで俺が喜ぶとでも?」


「あははっ。いいじゃん、あげないよりはましでしょ」


ん? 何の話だ?

気になってつい聞き耳を立てた。


「誕プレっていえば、王様の誕生日近いよね~何がいっかな~」


「それ本人の前で相談することかよ」


「せや! あと一か月しかないやん! 金がああ!」


「別に手作りとかでもいいんじゃないでしょうか。心もこもりますし」


「あの! 神宮さんの誕生日近いんですか!?」


つい大声を上げたせいか、神宮さんは顔をしかめる。

彼のかわりに他の従業員が声を揃え、


「二月十日」


誕生日を……ってえぇぇぇぇぇ!?


(つづく!!)

ちなみに尾上さんの誕生日は、クリスマスだったりする設定があります。


私も現実では誕生日小説を書いたり、年末年始メールだったりと

めっちゃくちゃ多忙なのでクリスマス大嫌いです。

だってねえ・・・サンタさん、プレゼントくれないんですもん・・・


次回! 神宮さんの誕生日を知った如月は?


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