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会議
そして、会議が始まった、まあ新参者の俺には関係ないと思い、安心していると。
「先鋒の軍ですがレーベルト卿を入れてはいかがですか?」
そう言った人物がいた、そうセハームト男爵だ。
「先の戦いの英雄か?」
「そうですな、それがいい」
会議が俺の先鋒入りで纏まりかけた時だった。
「レーベルト卿では、未だ荷が重いと思いますが」
そう言って、援護をしてくれる人がいた、誰かと思い見てみると、双子の兄のアーサー・アルサス第三騎士団団長だった。
正直ありがたい、先鋒なんて死傷率の高い役割は嫌だ。
結局はアルサス団長の言が取り入れられて、先鋒は回避できた。
それにしても、セハームト男爵はなぜ俺を推薦したんだろうか?
色々考えていると会議が終わったので俺の与えられてる幕舎に向かった。