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ある休日
今日は休日だ。
まずは朝の日課として、素振りと型の稽古を行う。
それから、朝食を食べに料理屋へと向かう。
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料理屋
料理屋に着くと凄く繁盛している。
中に入るとパッと見、空いている席がない。周りを見回すと、あった・・・あれはエリス・クロードだ、彼女の隣の席が空いていた。
俺は少し考え、覚悟をきめて彼女の方へと向かう。
「こんにちは、隣いいかい」
「ええ、別に構わないわ」
「じゃあ、失礼します」多少緊張しながら、彼女の隣に座る。
「お勧め定食になります」彼女の料理が運ばれてきた。
お勧め定食だが美味しそうだ。
「俺もお勧め定食で」
「はいよっ」
隣では彼女が食べ始める、その姿にドキドキする。
やがて、おれの料理も運ばれてきた。
「お勧め定食おまちどー」
俺の前に置かれる、彼女はまだ食べている、俺も食べ始める。
美味い・・・思っていた以上の美味しさだった。
俺の方が後から食べ始めたが、食べ終わったのは、彼女と同時だった。
あさのピーク時も終わったみたいで、少し席にも余裕が出来ていた。
俺は、緊張しながら、彼女に話しかけた。