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セハームト親子
セハームト親子が俺に、イオラの命乞いに来たのだが何故だろうか?
取り敢えず話を聞く事にした。
「急にどうしました?」
「実は、王太子がイオラを斬首すると言い出したのです」
「何とか君の方からとりなして貰えないだろうか」
この親子は何を言っているのかな?俺は殺されかけたんだぞ。
「一つ良いでしょうか?」
「なんだね」
「俺は、イオラに殺されかけたのですが、その所はどうお考えで?」
「それは・・・今君は生きているではないか、だから息子も助けてくれたまえ」
「それは、結果論であって、死んでてもおかしくなかったんですよ」
「話にならんな、オットー行くぞ直接王太子に話しに行こう」
「リーベルト卿じゃましたな」
そう言って去って行った。
一体何がしたかったのだろうか?
俺はカレンとニーナとで遅い夕食をとり、眠るのであった。