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49.ギルド登録

すいません、今回長いですm(__)m


あと、さぼってしまって、また一話しか投稿しませんでした、、本当にすいません。

追記

間違えてタイトル未定の状態で出してました!すいません!m(__)m

放課後の学園は、夕陽に染まっていた。

校舎の影が長く伸び、風が木々を揺らすたびに、

葉の擦れる音が静かに響く。


ユートは深呼吸を一つして、

ギルド管理局の重厚な扉を見上げた。


(……いよいよだな)


隣でミナがそっと袖をつまむ。


「ユート……緊張してる?」


「まぁ……ちょっとな」


ミナはくすっと笑った。


「大丈夫だよ。だって、みんな一緒だもん」


後ろではSクラス全員がわいわいしている。


カイル「ギルド登録ってどんな感じなんだろうな!」

ジン「書類とか苦手なんだよなぁ……殴って済ませられねぇのか?」

セリナ「殴って済むわけないでしょ」

エマ「書類に爆発物って書く欄あるかな〜?」

レオン「あるわけないだろ」

ルナ「……ふふ、楽しみ」

エリオット「ぼ、僕……緊張してきた……」

テオ「ピコ、ちゃんと静かにしててね?」

ピコ「ピィ!」


ノアは少し離れた場所で、

静かにみんなを見ていた。


(……賑やかだな。でも……悪くない)


ユートはそんな仲間たちを見て、

自然と笑みがこぼれた。


「よし、行くか」





中に入ると、

高い天井と白い大理石の床が広がっていた。

壁にはギルドランクごとのプレートが並び、

Sランクの部屋はまるで王宮のように豪華だ。


受付の女性が微笑む。


「ギルド登録ですね?ギルド名と、ギルドマスターをお願いします」


ユートは一歩前に出る。


「ギルド名は《黎明の翼》。ギルドマスターは……俺、ユート・アルティナールです」


ミナが横で小さく拍手する。


「ユート、かっこいいよ」


(やめろ……照れるだろ)


受付の女性が書類を確認しながら言う。


「メンバーは……全員Sクラスの方々ですね。

 これは珍しい。学園でも前例がほとんどありません」


リオが微笑む。


「まぁ、僕たち仲がいいからね」


カイルが胸を張る。


「最強ギルドになる予定なんで!」


セリナが呆れたようにため息をつく。


「……まだEランクよ」


受付の女性が書類に印を押し、

ギルド証を一枚ずつ配っていく。


「これで登録完了です。本日より《黎明の翼》は正式にEランクギルドとして認定されました」


ミナはギルド証を胸に抱きしめる。


「……ほんとに、ギルドになったんだ」


ユートはギルド証を見つめながら思う。


(ここから……始まるんだな)


ノアが静かに言う。


「……黎明の翼。名前の通り……夜明けだね」


ユートは頷いた。


「そうだな」


受付の女性が続けた。


「ギルドハウスは、学園が管理する“ギルドタウン”に割り当てられています」


ユート「ギルドタウン……?」


ミナ「なんか、響きが可愛いね」


受付の女性は微笑んで説明を続ける。


「ギルドタウンは、学園の敷地内にある“ギルド専用住宅街”です。

 ギルドランクに応じて、割り当てられる家の大きさが変わります」


カイル「家!? 部屋じゃなくて!?」


受付の女性「はい。ギルドは“生活の場”でもありますから」


ジン「マジかよ……テンション上がってきた!」


セリナ「……でもEランクよ?」


受付の女性は苦笑しながら言った。


「ええ……Eランクは、かなり小さめの家になります。覚悟しておいてくださいね」


エマ「小さめ……爆発したら全部吹っ飛ぶくらい?」


レオン「だから爆発させるな」


受付の女性が地図を渡す。


「ギルドタウンは学園の西側にあります。

 この地図を参考に向かってください」


ユートは地図を受け取り、仲間たちを見渡した。


「よし、行くか」



学園の西側へ向かうと、

景色が徐々に変わっていく。


校舎の喧騒が遠ざかり、

代わりに整然と並ぶ建物が見えてきた。


ミナ「わぁ……本当に住宅街みたい」


リオ「ギルドタウンって、こういう場所だったんだね」


カイル「なんかワクワクしてきた!」


ジン「俺たちの家、どこだ!?」


ルナは静かに周囲を見渡す。


「……空気が違うね。

 ここは“ギルドの街”って感じ」


エリオット「Sランクの家……見てみたい……」


テオ「ピコ、あれ見て! 大きい家だよ!」


ピコ「ピィ!」


ノアは少し離れた場所で、

静かに家々を観察していた。


(……ランクごとに、こんなに差があるんだ)



まず目に入ったのは――

まるで豪邸、いや“館”と呼べるほどの巨大な家 だった。


庭付き。

二階建て。

魔導炉付きの訓練場。

広い会議室。

書庫。

キッチン。

浴場まである。


カイル「……住めるじゃん」

ジン「住めるどころか、ここで一生暮らせるだろ……」

ミナ「すご……」

ノア(……これがSランクか)



その隣には、

Aランク用の立派な家 が並んでいた。


Sランクほどではないが、

十分すぎるほど広い。


玄関


リビング


小さな訓練スペース


魔導棚


休憩室


キッチン


セリナ「……普通に住めるわね」

エリオット「ぼ、僕……ここで暮らしたい……」

ルナ「……いいなぁ」



さらに進むと、

Bランク用の“ミニハウス” が並んでいた。


Aランクよりは小さいが、

それでも“家”だ。


会議室兼リビング


小さな倉庫


魔法陣の刻まれた床


休憩スペース


テオ「ここも十分広いよね……」

ピコ「ピィ」

レオン「……贅沢だな」



そして――

Cランク以下になると、

急に現実的な“家”に戻る。


Cランクはそこそこ広く、

Dランクは最低限の設備。


そして――


受付の女性が言っていた“覚悟”の意味がわかる。


◆ ◇ Eランクギルドハウス

ユートが地図を見ながら歩くと、

目的の家が見えてきた。


「……ここか」


ミナ「……かわいい家だね」


それは、

小さな一軒家 だった。


玄関


六畳ほどのリビング


小さなキッチン


二畳ほどの倉庫


トイレとシャワーのみ


ジン「……狭っ!!」

カイル「いや、Eランクだしな!」

エマ「うーん……爆発したら全部吹っ飛びそう」

レオン「だから爆発させるな」

ルナ「でも……落ち着くかも」

エリオット「研究スペース……は、ないね……」

テオ「でも、ここから始まるんだよね!」

ピコ「ピィ!」

セリナ「……まぁ、最初はこんなものよね」


ノアは部屋を見渡し、

静かに呟いた。


「……黎明の翼には、ちょうどいいかも。

 夜明けは……小さな光から始まるし」


ミナは部屋の中央に立ち、

くるりと回って言った。


「私は好きだよ、この部屋。

 なんか……“始まり”って感じがする」


ユートは部屋を見渡し、

ゆっくりと息を吸った。


(狭い。

 設備もない。

 豪華さもない。

 でも――)


(仲間がいる。それだけで十分だ)


ユートは振り返り、仲間たちに言った。


「ここから始めよう。

 《黎明の翼》の物語を」


ミナが笑顔で頷く。


「うん!」


こうして、

《黎明の翼》は小さな部屋から歩き出した。





カイルが手を叩いた。


「よし! じゃあさっそく部屋をカスタマイズしようぜ!」


ジンが拳を突き上げる。


「おう! 狭いなら狭いなりに工夫すりゃいい!」


エマが目を輝かせる。


「収納スペースを増やす薬とか作ろうか?」


レオン「やめろ」


ルナが静かに言う。


「幻術で……広く見せることはできるよ。

 実際には広がらないけど、圧迫感は減ると思う」


エリオットが眼鏡を押し上げる。


「ぼ、僕……魔導書の整理棚を作る魔法なら……できるかも……」


テオが手を挙げる。


「僕は召喚獣に手伝ってもらうよ!ピコ、棚持ってきて!」


ピコ「ピィ!」


ノアは壁を見つめながら呟く。


「……この壁、魔力を通しやすい。

 簡単な魔法陣なら刻めるかも」


ユートは仲間たちの様子を見て、

思わず笑ってしまった。


(……すげぇな。

 みんな、楽しそうだ)



ルナが目を閉じ、

静かに魔力を広げる。


「――《幻視の薄膜ヴィジョン・ヴェール》」


部屋の壁が淡く揺らぎ、

奥行きがあるように見え始めた。


カイル「おおっ!? 広く見える!」

ジン「すげぇ……本当に広くなったみたいだ!」

ミナ「ルナちゃん、ありがとう!」


ルナは少し照れながら微笑む。


「ううん……これくらいなら簡単だよ」



エリオットが机の横に手をかざす。


「《収納拡張・簡易式》……!」


淡い光が走り、

壁に小さな棚が出現した。


エリオット「こ、これで……魔導書とか……置ける……」

ミナ「すごいよ、エリオットくん!」

エリオット「う、うん……ありがとう……」



テオ「ピコ、あの箱持ってきて!」

ピコ「ピィ!」


小さな召喚獣が軽々と箱を運ぶ。


カイル「便利すぎるだろ……」

ジン「ピコ、俺の荷物も頼む!」

ピコ「ピィ!」



ノアは壁に指を当て、

淡い光で線を描いていく。


「……《簡易魔力循環陣》」


壁に刻まれた魔法陣が光り、

部屋の空気が少しだけ暖かくなる。


ミナ「わぁ……なんか居心地よくなったね」

ノア「……うん。魔力の流れを整えるだけで、空気が軽くなる」


ユート(ノア……やっぱりただの“無属性”じゃないよな)



エマが薬瓶を取り出す。


「この薬を壁に塗るとね、

 “衝撃を吸収する壁”になるんだよ!」


レオン「……爆発しないよな?」

エマ「しないよ! たぶん!」

全員「たぶん!?」



作業が終わると――

狭かった部屋が、驚くほど“居心地のいい空間”に変わっていた。


幻術で広く見える壁


魔導棚


魔力循環陣


整理された机


ピコが運んだ小物たち


エマの多分、安全な壁


ミナは胸に手を当て、

嬉しそうに言った。


「……すごい。みんなで作った部屋だね」


ユートは深く頷いた。


「そうだな。ここが……俺たち《黎明の翼》の拠点だ」


ノアが静かに言う。


「……夜明けは小さな光から始まる。この部屋みたいに」


リオが微笑む。


「ここから、僕たちの物語が始まるんだね」


ジンが拳を突き上げる。


「よっしゃあ!最強ギルドにしてやるぜ!」


カイル「まずはEランク脱出だな!」


セリナ「……その前に、部屋を壊さないようにね」


エマ「えへへ、気をつける〜」


ルナ「ふふ……楽しみ」


テオ「ピコも頑張るよ!」


ピコ「ピィ!」


ユートは仲間たちを見渡し、

胸の奥が熱くなるのを感じた。


(……このメンバーなら、どこまででも行ける)


(黎明の翼――

 ここから始まるんだ)


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