48.黎明の翼
今日も一話だけですいません。明日は暇なので、頑張ります。
昼休みの食堂は、いつも以上にざわついていた。
新入生大会が終わって数日。
その余韻はまだ学園中に残っている。
「ユートとミナの決勝戦、見た?」
「Sクラス、団体戦も優勝だってよ」
「アレンがギルド作ったらしいぞ」
「Aクラスの強者ばっか集めてるって噂だ」
そんな声が、あちこちから聞こえてくる。
Sクラスの大きなテーブルには、
ユートたち全員が集まっていた。
カイルがパンを頬張りながら、
いつものように勢いよく話し始める。
「なぁユート! 聞いたか!?アレンがギルド作ったってよ!」
ユートはスープを飲んでいた手を止めた。
「……アレンが?」
リオが頷く。
「うん。名前は《昇竜の誓団》。Aクラスの強者を集めて、正式にギルド登録したみたいだよ」
セリナが少し驚いたように眉を上げる。
「アレンくん……行動が早いわね。大会が終わってまだ数日よ?」
エリオットは眼鏡を押し上げながら呟く。
「アレンくん……強くなりたいって言ってたし……ギルドは、いい選択だと思う……」
ジンは拳を握りしめて笑う。
「アレンのやつ、燃えてんな!いいじゃねぇか、そういうの!」
ルナは静かに微笑む。
「アレンくんらしいね。まっすぐで、強さに正直」
テオの肩のピコが「ピィ!」と鳴く。
エマは薬瓶を揺らしながら言う。
「ギルドって楽しそうだよね〜。みんなで冒険とか依頼とか!」
レオンは弓を背負いながら、淡々と付け加える。
「ギルド対決もあるし……アレンは本気で上を目指してるんだろう」
ノアは静かに紅茶を飲みながら、
周囲の会話を聞いていた。
ユートは静かに息を吐いた。
(アレン……あいつ、本気なんだな)
悔しさではなく、
むしろ胸が熱くなるような感覚だった。
◇
ミナがユートの袖をそっと引っ張る。
「ねぇ、ユート……」
「ん?」
ミナは少しだけ緊張した声で言った。
「私たちも……ギルド、作らない?」
ユートは目を丸くした。
「俺たちが?」
ミナはこくりと頷く。
「アレンくんが作ったから……とかじゃなくて。私……ユートと一緒に、もっと強くなりたいの。もっといろんなことに挑戦したい」
その言葉は、
食堂のざわめきの中でもはっきりと響いた。
ユートはしばらく黙ってミナを見つめた。
ミナの瞳は、
決意と期待でまっすぐに輝いていた。
ユートは笑った。
「いいじゃん。ギルド作ろう。
ミナとなら……どこまででも行ける気がする」
ミナの顔がぱっと明るくなる。
「ほんとに!?やった……!」
◇
リオが微笑む。
「二人がギルド作るなら、僕も入りたいな」
カイルが手を挙げる。
「俺も!ユートとミナのギルドとか、絶対楽しいだろ!」
セリナも静かに頷く。
「……私も入るわ。あなたたちと一緒なら、強くなれる気がする」
エリオットは魔導書を抱えながら言う。
「ぼ、僕も……!ギルドで魔法研究とか……したい……!」
ジンは拳を突き上げる。
「もちろん俺もだ!ギルド対決で暴れたい!」
ルナは微笑む。
「私も……みんなと一緒がいい」
テオがピコを撫でながら言う。
「僕も!ピコも一緒に頑張るよ!」
エマは薬瓶を揺らしながら笑う。
「ギルドで爆発……じゃなくて、錬金術の研究したい!」
レオンは静かに言う。
「遠距離支援は任せて」
そして――
ノアが静かに口を開いた。
「……僕も入るよ。みんなと一緒にいた方が……強くなれそうだから」
ミナが嬉しそうに笑う。
「ノアくんも……ありがとう!」
ユートは仲間たちを見渡し、
胸の奥が熱くなるのを感じた。
(……すげぇな。
こんなに仲間がいるなんて)
ミナがユートの袖を引っ張る。
「ねぇユート。
ギルド名……どうする?」
カイルが勢いよく手を挙げる。
「《ユートと愉快な仲間たち》!」
全員「却下」
ジンが言う。
「《最強拳団》とかどうだ!?」
セリナ「却下」
エマが言う。
「《爆裂錬金団》!」
レオン「絶対に嫌だ」
ルナが静かに提案する。
「……光とか、絆とか……
そういうのを入れるのはどう?」
ミナが少し考えて言う。
「じゃあ……
“みんなで強くなる”って意味を込めて……」
その時、
ノアが静かに口を開いた。
「……ユートとミナのパーティー名、
《黎明の双星》だったよね。
そこから“黎明”を取るのが……いいんじゃない?」
ミナが驚いたように目を丸くする。
「ノアくん……覚えてたの?」
ノアは小さく頷く。
「うん。
二人の始まりの名前だし……
ギルドも“始まり”だから」
ユートは少し照れながらも笑った。
「……そうだな。
あれは俺たちの最初の名前だし、悪くない」
ミナは嬉しそうに頷く。
「じゃあ……“黎明”を入れよう!」
ユートは仲間たちの顔を見渡し、
ゆっくりと言った。
「――《黎明の翼》ってのはどうだ?」
食堂が一瞬静まり返る。
リオが微笑む。
「いい名前だね。
黎明=新しい始まり、翼=上を目指す、
仲間の誓いにも合ってる」
セリナも頷く。
「綺麗で、強い名前ね」
ミナは目を輝かせた。
「ユート……すごくいいよ!」
カイルが笑う。
「決まりだな!」
ジンが拳を突き上げる。
「《黎明の翼》! 最強ギルドにしてやるぜ!」
エリオットが眼鏡を押し上げる。
「す、すごく……いい名前だと思う……!」
ルナが微笑む。
「夜明けのギルド……素敵」
テオがピコを撫でる。
「僕も! ピコも頑張るよ!」
エマが薬瓶を揺らす。
「黎明って響き、好き〜!」
レオンが静かに言う。
「遠距離支援は任せて」
ユートは笑った。
「よし…今日から俺たちは――
《黎明の翼》だ!」
こうして、
ユートとミナを中心としたギルド《黎明の翼》が誕生した――
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