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45.閉幕

全体的につまらない感じになってしまったかも.......

頑張りますm(__)m

準決勝が終わり、控室には静かな緊張が漂っていた。


勝ち残ったのは―― ユートとミナ。


Sランククラスの仲間たちは、 二人を見守りながらも言葉を選んでいた。


リオが静かに口を開く。


「……ついに、この二人が残ったか」


カイルは苦笑しながらも、どこか誇らしげだ。


「いやぁ……どっち応援すればいいんだよ、これ」


セリナは腕を組み、真剣な表情で言う。


「どちらが勝ってもおかしくないわね。でも……怪我だけはしないでほしい」


そんな中、 ユートとミナは少し離れた場所で向き合っていた。



ミナは緊張で手を震わせていた。


「ユート…… 私、本当にあなたと戦うんだね……」


ユートは優しく微笑む。


「うん。でも、怖がる必要はないよ」


ミナは小さく首を振る。


「怖いんじゃない…… あなたと戦うのが、じゃなくて…… あなたに“本気で来てほしい”って思ってる自分が怖いの」


ユートは少し驚いたように目を見開き、そして静かに言った。


「……ミナ。俺は手加減しない。それが、君への敬意だ」


ミナは目を潤ませながら微笑む。


「うん……ありがとう。私も、全力で行くね」


二人は軽く拳を合わせた。


その瞬間―― 控室の扉がノックされる。


『決勝戦の選手は、闘技場へお願いします』


ユートとミナは深く息を吸い、 ゆっくりと歩き出した。



闘技場は満員の観客で埋め尽くされ、 熱気が空気を震わせていた。


アナウンスが響く。


『新入生闘技大会―― 決勝戦を開始します!!』


観客席が爆発したように沸く。


「ユートだ!!」

「ミナもすごかったよな……!」

「どっちが勝つんだ……!?」

「Sランク同士の決勝なんて初めて見た……!」


Aクラスのアレンは腕を組み、 真剣な目で二人を見つめていた。


「……どちらが勝っても、文句はないな」


Bクラスのダグラスは興奮気味に叫ぶ。


「うおおお!ユートのスピードか、ミナの精霊か……!」


Cクラスのリリアは手を合わせて祈るように言う。


「ミナちゃん……怪我しないでね……!」



ユートとミナが中央に立つ。


ユートは二刀を構え、 ミナは杖を握りしめる。


ミナは静かに呟く。


「……来て、上位精霊」


光が集まり、 ミナの前に二体の上位精霊が現れる。


《光上位精霊・ルミエル》 《炎上位精霊・イグナート》


観客席がざわつく。


「また上位精霊……!」

「ミナ、本気だ……!」


ユートは深く息を吸い、 二刀を構え直す。


(ミナは強い……  でも、俺は負けられない)


アナウンスが響く。


『――決勝戦、開始!!』


ミナが先に動く。


「ルミエル、光の盾!」


光の壁が展開される。


ユートは瞬歩で距離を詰める。


「《瞬歩》!」


だが光の盾がユートの斬撃を弾く。


ミナは続けて叫ぶ。


「イグナート、炎槍!」


炎の槍がユートを襲う。


ユートは二刀で弾きながら後退する。


(攻撃の密度が高い…… ミナ、こんなに強かったのか)


ミナは震える声で叫ぶ。


「ユート……! 私は、あなたに勝ちたい……!」


ユートは目を細める。


「……なら、受けて立つよ」


ユートは魔力を二刀に集中させる。


「《魔力刃》!」


斬撃の軌道が伸び、 光の盾を切り裂く。


ミナが息を呑む。


「ルミエル、もう一度!」


だがユートは瞬歩で背後に回り込む。


「っ……!」


ミナは咄嗟に炎精霊を前に出す。


「イグナート!!」


炎の壁が展開され、 ユートの斬撃を防ぐ。


観客席は息を呑む。


「すごすぎる……!」

「互角じゃん……!」

「どっちが勝つんだ……!」


ユートは深く息を吸い、 最後の一撃に全てを込める。


(ミナ……ごめん。でも――)


「《心眼》!」


視界が研ぎ澄まされ、ミナの動き、精霊の動き、 すべてが“見える”。


ユートは一気に踏み込み――


ミナは最後の魔力を振り絞る。


「ルミエル、イグナート!! 二重結界!!」


光と炎の結界が展開される。


ユートは二刀を交差させ、全力で斬り込む。


「――はあああああっ!!」


結界が砕ける。


ミナは後退し、 杖を落とす。


ユートの刃が、 ミナの喉元に止まった。


静寂。


そして――


『勝者、ユート・アルティナール!!』


観客席が爆発したように沸いた。


「ユートだああああ!!」

「ミナもすごかった……!」

「最高の決勝戦だった……!」


ミナは膝をつきながらも、 笑顔でユートを見上げた。


「……ユート、強かったよ」


ユートは手を差し伸べる。


「ミナも……本当に強かった」


ミナはその手を掴み、立ち上がった。



夕暮れの闘技場。 学園長が壇上に立つ。


「今年の新入生闘技大会は、例年以上に素晴らしい戦いであった」


観客席が静まり返る。


「優勝者――ユート・アルティナール!」


ユートが前に出ると、 大歓声が巻き起こる。


学園長が黄金のトロフィーを手渡す。


「君の努力と才能に敬意を表する」


ユートは深く頭を下げる。


続いて――


「準優勝者――ミナ・リュミエール!」


ミナには銀のトロフィーが渡される。


観客席からは温かい拍手が響く。


「ミナちゃん、すごかったよ!」

「上位精霊を操るなんて……!」


ミナは照れながらも微笑んだ。


そして――


「ベスト4のリオ・フェルナン、アレン・グレイヴにも特別賞を授与する」


二人にもメダルが渡され、 観客席は再び大きな拍手に包まれた。


学園長が最後に言う。


「諸君。今日の戦いを胸に刻み、これからの学園生活をさらに実りあるものにしてほしい」


閉会の鐘が鳴り響く。


新入生闘技大会個人戦は、 こうして幕を閉じた。





翌日、団体戦が始まったが、A、Bクラスの奮闘も虚しく、Sクラスが勝ち抜いた。


新入生闘技大会の結果は、

個人戦 ユート・アルティナール優勝

団体戦 Sクラス優勝

となった。


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