43.準々決勝
機械的のような文になってしまって、自分の文の未熟さを感じさせられました。
三回戦が終わり、控室に戻ったSランククラスの面々は、 それぞれ汗を拭きながら息を整えていた。
ハルドがゆっくりと前に出る。
「よくやった。三回戦を突破した時点で、お前たちはすでに“強者”だ」
その声はいつもより低く、重みがあった。
「だが――準々決勝からは“勝つだけでは足りない”。相手は全員、勝ち上がってきた猛者だ。油断すれば、一瞬で終わる」
ユート、ミナ、リオ、セリナは真剣な表情で聞いていた。
「……覚悟を決めろ。ここから先は、己の限界を超えた者だけが進める」
ハルドの言葉に、 Sランククラスの空気が一気に引き締まった。
◆
アナウンスが響く。
『これより準々決勝の組み合わせを発表します!』
巨大な魔導スクリーンに名前が映し出される。
第一試合
ユート・アルティナール vs ダグラス・バーン
観客席がざわつく。
「Bクラスの怪物ダグラスか……!」
「ユートのスピード vs ダグラスのパワー……!」
第二試合
ミナ・リュミエール vs ミリア・クロフォード
ミリアは “風魔法と体術を組み合わせた連携戦闘のスペシャリスト” として知られている。
「ミリアは風で動きを加速して、体術で一気に距離を詰めるタイプだぞ」
「ミナの精霊魔法とどうぶつかるんだ……?」
第三試合
リオ・フェルナン vs レナード・ヴァイ
レナードは氷魔法の精密操作が得意な戦術型。
「氷で足場を奪う戦い方をするんだよな……」
「リオの“読み”とどう噛み合うんだ……?」
第四試合
セリナ・クロード vs アレン・グレイヴ
観客席が一気にざわつく。
「アレンとセリナ……!」
「ここで当たるのかよ……!」
「どっちが勝ってもおかしくない……!」
ハルドが全員を見渡す。
「……準々決勝は、誰が相手でも強敵だ。だが、お前たちなら突破できる」
ユートは深く息を吸い、 ミナは杖を握りしめ、それぞれの戦いへ向かう。
◆
『準々決勝第一試合―― Sランククラス、ユート・アルティナール! 対するは、Bクラス代表、ダグラス・バーン!』
ダグラスは全身を岩のように硬化させた重戦士。 三回戦をパワーでねじ伏せた強者だ。
「ユート・アルティナール…… お前の速さは知ってる。 だが、ジークにも勝る俺の防御は誰にも破れねぇ!」
ユートは二刀を構え、静かに言う。
「……なら、試してみるといい」
『――試合開始!』
ダグラスが地面を揺らす勢いで突進する。
「《ロックチャージ》!!」
ユートは瞬歩で横へ飛ぶ。
(速い……けど、読める)
ダグラスの拳が地面を砕く。
「当たれば終わりだぞ、ユート!」
ユートは冷静に距離を取り、 昨日のガチャで得たスキルを発動する。
「《剣心》」
集中力が研ぎ澄まされ、 ダグラスの動きが“線”で見える。
(……ここだ)
ユートは一気に踏み込み、 二刀を交差させてダグラスの腕の隙間を斬り抜ける。
「ぐっ……!」
ダグラスの動きが鈍る。
ユートはさらに踏み込み、 喉元に刃を止めた。
「……勝負あり」
『勝者、ユート・アルティナール!』
観客席が爆発したように沸いた。
◆
『準々決勝第二試合―― Sランククラス、ミナ・リュミエール! 対するは、Aクラス代表、ミリア・クロフォード!』
ミリアは風魔法で身体能力を強化し、 体術で一気に距離を詰める戦闘スタイル。
「ミナ・リュミエール…… あなたの精霊魔法、ずっと見てたわ。でも、私の連携は止められないわよ?」
ミナは杖を握りしめ、 小さく息を整える。
「……やってみないと、わからないよ」
『――試合開始!』
ミリアが風を纏って突進する。
「《ウィンドステップ》!」
その速度はカイルに匹敵するほど。
ミナは光精霊を呼び出す。
「《光精霊・シルフィア》!」
光の壁が展開され、 ミリアの突進を弾く。
「くっ……!」
ミリアはすぐに距離を取り、 風の刃を飛ばす。
「《ウィンドカッター》!」
ミナは炎精霊を呼ぶ。
「《炎精霊・イグニス》!」
炎の弾が風の刃を焼き切る。
観客席がざわつく。
「ミナ、召喚する精霊を変えてないのに……強い!」
「精霊の使い方が上手すぎる……!」
ミリアは焦り始める。
「……なら、これでどう!?」
風の渦を纏い、一気に距離を詰める。
だが――
ミナは光精霊に指示を出す。
「シルフィア、照らして!」
光が一瞬だけ強く輝き、 ミリアの視界を奪う。
「っ……!」
その隙に炎精霊の弾が足元を撃ち抜く。
ミリアが転倒。
『勝者、ミナ・リュミエール!』
観客席が大歓声に包まれた。
◆
『準々決勝第三試合―― Sランククラス、リオ・フェルナン! 対するは、Aクラス代表、レナード・ヴァイス!』
レナードは氷魔法の精密操作が得意な戦術型。
「リオ・フェルナン…… 君の“読み”は脅威だ。だが、氷は読みだけでは避けられない」
リオは木刀を構え、静かに言う。
「……試してみるといい」
『――試合開始!』
レナードが氷の槍を放つ。
「《アイスランス》!」
リオは最小限の動きで避ける。
(……軌道が見える)
レナードは氷の床を作り、 リオの足場を奪おうとする。
「《フロストフィールド》!」
しかしリオは一歩も滑らない。
(氷の張り方……厚さ……全部読める)
リオは一気に踏み込み、 木刀を振り下ろす。
レナードは氷の盾を展開するが――
「……遅い」
木刀が氷を砕き、 レナードの喉元に止まる。
『勝者、リオ・フェルナン!』
観客席がどよめく。
「読みが異常すぎる……!」
「氷魔法を完全に攻略してる……!」
◆
『準々決勝第四試合―― Sランククラス、セリナ・クロード! 対するは、Aクラス代表、アレン・グレイヴ!』
観客席が最高潮に沸く。
「ついに来た……!」
「アレン vs セリナ……!」
「どっちが勝つんだ……!」
セリナは静かに杖を構え、 アレンは剣を抜く。
「セリナ・クロード…… 君の氷魔法はとても強い。だが、俺は止まらない」
「……来なさい。あなたの剣、受け止めてあげる」
『――試合開始!』
アレンが一瞬で距離を詰める。
「《剣速強化》!」
セリナは氷の壁を展開する。
「《アイスウォール》!」
アレンの剣が氷を砕く。
「っ……!」
セリナは氷の槍を放つ。
「《アイスランス》!」
アレンは剣で弾き、 さらに踏み込む。
「速い……!」
セリナは氷の霧を展開し、 視界を奪おうとする。
「《フロストミスト》!」
しかしアレンは迷わない。
「……見えている」
剣が霧を裂き、 セリナの杖を弾き飛ばす。
「きゃっ……!」
アレンの剣が喉元に止まる。
「……勝負ありだ」
『勝者、アレン・グレイヴ!』
観客席が爆発したように沸いた。
「アレン強すぎる……!」
「Sランクのセリナを倒した……!」
「ユートとアレン、どっちが勝つんだ……!」
◆
準決勝へ進むのは――
ユート(S)
ミナ(S)
リオ(S)
アレン(A)
観客席は興奮の渦に包まれていた。
「Sランク3人とアレン……!」
「これは激アツすぎる……!」
「ユート vs アレン、絶対見たい……!」
大会は、いよいよ準決勝へ向かう。
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