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42.三回戦目

みじかーーめ


ちょっと最後を変えました

二回戦が終わり、控室には緊張が漂っていた。


ハルドが腕を組み、全員に告げる。


「三回戦からは“本物の強者”ばかりだ。ここを突破できるかどうかで、優勝候補が決まるぞ」


三回戦の組み合わせが発表される。



『三回戦第一試合―― Sランククラス、ユート・アルティナール! 対するは、Aクラス代表、ジーク・バルハルト!』


観客席がざわつく。


「ジークって“鉄壁の盾”の異名のやつだろ?」

「ユートの二刀が通るのか……?」


ジークは巨大な盾と片手剣を構え、 重戦士のような威圧感を放っていた。


「ユート・アルティナール。 お前の速さは聞いている。 だが、俺の盾は誰にも破れん」


ユートは二刀を構え、静かに言う。


「なら……試してみろ」


『――試合開始!』


ユートが一気に距離を詰める。


「《瞬歩》!」


しかしジークは微動だにせず、 巨大な盾を前に構えた。


「《鉄壁》!」


ユートの斬撃が盾に当たるが―― 金属音が響くだけで傷一つつかない。


(硬い……!)


ジークが反撃に出る。


「《シールドバッシュ》!」


ユートは後方へ飛び退く。


(正面からは無理……なら)


ユートは昨日のガチャで得たスキルを発動する。


「《心眼》」


ジークの動きが“遅く見える”。


(……ここだ!)


ユートは地面を蹴り、盾の下の“わずかな隙間”へ滑り込む。


「なっ……!?」


二刀が交差し、 ジークの足元を切り払う。


「ぐっ……!」


体勢を崩したジークの喉元に、 ユートの刃が止まった。


「……勝負あり」


『勝者、ユート・アルティナール!』


観客席が爆発したように沸いた。



ミナが駆け寄る。


「ユート……すごかったよ……!」


ユートは息を整えながら微笑む。


「ありがとう。でも、まだ終わりじゃない。ここからが本当の勝負だ」



『次の試合―― Aクラス代表、アレン・グレイヴ! 対するは、Cクラス代表、ベルド・ランス!』


ベルドは雷魔法の使い手。


観客席がざわつく。


「アレンの三回戦だ……!」

「ベルドの雷魔法は強烈だぞ……!」


アレンは静かに剣を抜く。


『――試合開始!』


ベルドが雷撃を放つ。


「《ライトニングショット》!」


しかしアレンは微動だにせず、 剣を軽く振った。


「《斬空》」


空気が裂け、 雷撃が一瞬で消し飛ぶ。


「なっ……!?」


アレンはそのまま踏み込み、 ベルドの懐に入り込む。


「速い……!」


ベルドが防御する間もなく、 アレンの剣が喉元に止まった。


「……終わりだ」


『勝者、アレン・グレイヴ!』


観客席が震えるほどの歓声に包まれた。


ミナは不安そうにアレンの方を見る。


「アレンさん……本当に強いね……」


ユートは二刀の柄に触れ、 静かに目を閉じた。


「……ああ。あいつは本物だ。でも――逃げる気はない。俺は俺の全てをぶつけるだけだ」


ミナは小さく頷いた。



『続いての試合―― Sランククラス、ミナ・リュミエール! 対するは、Bクラス代表、カレン・ミスト!』


カレンは水魔法の使い手。 ミナとは相性が悪い。


観客席がざわつく。


「水魔法って……炎精霊が不利じゃない?」

「ミナ、大丈夫か……?」


ミナは杖を握りしめ、深呼吸する。


(大丈夫……今まで通りの魔法で戦うだけ)


『――試合開始!』


カレンが水の鞭を放つ。


「《アクアウィップ》!」


ミナは光精霊を呼び出す。


「《光精霊・シルフィア》!」


光の壁が展開され、水の鞭を弾く。


「えっ……光で水を……?」


ミナは続けて炎精霊を呼ぶ。


「《炎精霊・イグニス》!」


炎の弾が放たれ、 カレンの足元を撃ち抜く。


「きゃっ……!」


カレンが転倒したところで、 審判が手を上げる。


『勝者、ミナ・リュミエール!』


「精霊魔法自体も強いけど、普通にミナもうまい!」

「精度すごすぎだろ.......!」


観客席が大歓声に包まれた。



『次の試合―― Sランククラス、カイル・ドラン! 対するは、Sランククラス、リオ・フェルナン!』


観客席がざわつく。


「Sランク同士……!」

「どっちが勝ってもおかしくない……!」


カイルが苦笑する。


「うわぁ……マジかよ……リオか……」


リオは静かに頷いた。


「仕方ない。でも……手加減はしないよ」


「もちろん!」


『――試合開始!』


カイルが高速で動き回る。


「捕まえられるかよ!」


しかしリオは冷静だった。


「……読めてる」


古流剣術の“読み”が冴え渡り、 カイルの動きを完全に把握。


木刀が一閃。 カイルの足元を軽く払う。


「うわっ……!」


カイルが転倒した瞬間、 リオの木刀が喉元に止まった。


『勝者、リオ・フェルナン!』


カイルは悔しそうに笑った。


「くっそ……やっぱ強いな、リオ……!」


リオは手を差し伸べる。


「君のスピードは本当にすごいよ。 次は団体戦で一緒に勝とう」


カイルは笑顔でその手を掴んだ。



ベスト8は以下の通り。


ユート(S)

ミナ(S)

リオ(S)

セリナ(S)

アレン・グレイヴ(A)

レナード・ヴァイス(A)

ミリア・クロフォード(A)

ダグラス・バーン(B)


観客席がざわつく。


「Sランク4人残ってる……!」

「アレンも順当に勝ち上がってる……!」

「ユート vs アレン、絶対見たい……!」


大会は、いよいよ準々決勝へ向かう。


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