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41.二回戦目

ちょい短めです。

あと、幻惑魔法と幻術はちがいます。幻惑魔法の上位互換が幻術っていう感じです。幻術は光くらいじゃ消えません。

初戦が終わり、控室には緊張と興奮が入り混じった空気が漂っていた。


ハルドが腕を組み、全員に声をかける。


「よし、ここからが本番だ。二回戦は相手のレベルが一気に上がるぞ。気を抜くなよ」


ユート、ミナ、リオ、カイル、セリナ―― Sランククラスの五人は全員初戦を突破している。



『次の試合―― Sランククラス、ユート・アルティナール! 対するは、Aクラス代表、レイ・ハウンド!』


観客席がざわつく。


「Aクラスのレイって、剣術特化のやつだろ?」

「ユートと同じタイプじゃん……!」

「これは激戦になるぞ!」


レイは細身の剣士で、鋭い目をしていた。


「ユート・アルティナール……お前と戦えるのを楽しみにしていた」


ユートは二刀を構え、静かに頷く。


「俺もだ。全力で来い」


『――試合開始!』


レイが一瞬で距離を詰める。


「《剣速強化》!」


その速度は初戦の相手とは比べ物にならない。


ユートは二刀で受け止めるが―― 火花が散る。


(速い……!でも――)


ユートは昨日のガチャで得たスキルを発動する。


「《剣心》」


集中力が研ぎ澄まされ、 レイの動きが“見える”。


「なっ……!?」


ユートは一気に踏み込み、 二刀を交差させてレイの剣を弾き飛ばす。


「これで――終わりだ!」


二刀の切っ先がレイの喉元に止まる。


レイは悔しそうに笑った。


「……参った。やっぱり、お前は強いな」


『勝者、ユート・アルティナール!』


観客席が爆発したように沸く。



『続いての試合――  Sランククラス、ミナ・リュミエール! 対するは、Cクラス代表、マリナ・スレイド!』


マリナは幻惑魔法を得意とする少女。 観客席がざわつく。


「ミナは精霊使いだけど……幻惑相手は相性悪いんじゃ?」

「どう戦うんだろ……」


ミナは杖を握りしめ、深呼吸する。


(大丈夫……今まで通りの魔法で戦うだけ)


『――試合開始!』


マリナが幻影を展開する。


「《ミラージュ・フィールド》!」


ミナの周囲に複数のマリナが現れる。


「「「「「どれが本物でしょう~?」」」」」


ミナは焦らず、 光精霊を呼び出す。


「《光精霊・シルフィア》……照らして!」


光精霊が輝きを放つと、 幻影が一瞬で消えた。


「えっ!? うそっ!?」


ミナは続けて炎精霊を呼ぶ。


「《炎精霊・イグニス》!」


炎の弾が放たれ、 マリナの足元を撃ち抜く。


「きゃっ……!」


マリナが尻もちをついたところで、 審判が手を上げる。


『勝者、ミナ・リュミエール!』


観客席が大歓声に包まれた。


「精霊魔法、強すぎる……!」

「幻惑を一瞬で破ったぞ!」

「Sランクの実力だ!」


ミナは胸を押さえながら、 ほっと息を吐いた。



『次の試合―― Aクラス代表、アレン・グレイヴ! 対するは、Bクラス代表、ダリオ・クレスト!』


観客席がざわつく。


「アレンの二回戦だ……!」

「相手のダリオも強いはずなんだけど……」


アレンは静かに剣を抜く。


ダリオは土魔法の使い手で、 防御力が高い。


『――試合開始!』


ダリオが土壁を展開する。


「《アースウォール》!」


しかしアレンは一歩も止まらない。


「《斬空》」


空気が裂け、 土壁が一瞬で粉砕される。


「なっ……!?」


アレンはそのまま踏み込み、 剣をダリオの胸元に止めた。


「……終わりだ」


『勝者、アレン・グレイヴ!』


観客席が震えるほどの歓声に包まれた。


「強すぎる……!」

「ユートと同じレベルじゃないか!?」

「決勝で当たるかもしれない……!」


ユートは控室でその試合を見ていた。


(……やっぱり、あいつは強い)


ミナが不安そうに呟く。


「ユート……アレンさん、すごいね……」


「わかってる。でも――」


ユートは二刀を握りしめた。


「勝つよ。絶対に」



『続いての試合、Sランククラス、リオ・フェルナン!』


相手はAクラスの体術使い。 素早い拳が何度もリオに迫る。


しかしリオは一歩も動じない。


「……見える」


古流剣術の“読み”が冴え渡り、 相手の癖を完全に把握。


木刀が一閃。 相手の体勢を崩し、喉元にピタリと止めた。


『勝者、リオ・フェルナン!』


観客席からは 「無駄がなさすぎる……!」 と驚きの声が上がった。



『次の試合、Sランククラス、カイル・ドラン!』


開始の合図と同時に―― カイルの姿が消えた。


「えっ!? どこ!?」


相手が周囲を見回す間に、 背後から軽く肩を叩く。


「ここだよ!」


そのまま一瞬で懐に入り、 木剣を相手の胸元に当てる。


『勝者、カイル・ドラン!』


観客席は大爆笑と歓声。


「速すぎて見えないんだけど!?」

「カイルくん楽しそうだな……!」



『続いて、Sランククラス、セリナ・クロード!』


相手は炎魔法の使い手。 炎の弾が次々と飛ぶ。


セリナは静かに杖を構えた。


「《氷結陣》」


足元から広がる冷気が、 相手の動きを一瞬で凍りつかせる。


「う、動け……ない……!」


セリナは氷の槍を軽く放ち、 相手の足元に突き刺す。


『勝者、セリナ・クロード!』


観客席は 「氷の制御が完璧すぎる……!」 とざわついた。


アナウンスが響く。


『これにて二回戦終了! 』


観客席がどよめく。


「Sランク全員勝ち上がった……!」

「今年のSランク、強すぎる!」

「ユートとアレンの対決が見たい……!」


ユートたちは控室で軽く拳を合わせた。


「よし……次も勝とう」

「うん……!」


大会は、いよいよ三回戦へ突入する。


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