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33.試験当日

まず今日は投稿が遅くなってしまい申し訳ございませんm(__)m


いろいろあると思いますが特に二点わかりづらい点があります。

・スキル《精霊守護》とアイテム《精霊守護》があります。すいません.........

・試験は剣術が魔法どっちかを選ぶ感じです。ですが、剣術も魔法もそこそこみたいな器用凡人みたいな人のために一応二つとも受けることもできます。なんならそっちの方が多い。

以上でした。わかりづらくてすいません。


冬の冷たい空気が屋敷の庭を包み込む。ユートは暁光剣と黎明の剣を腰に差し、深く息を吸った。ミナは白銀杖を抱え、精霊の気配を感じながら目を閉じている。


「いよいよだね、ミナ。」


ユートが呟く。


「うん。ここまで準備してきたんだもの。必ず合格しよう。」


ミナが微笑む。


「でもその前にやりたいことがあるんだ。昨日ガチャ引いたんだけど、たくさんスキルとか装備が出たから、ガチャででた《パーティー設定》で俺だとあんまうまく使いこなさせなさそうなスキル、装備、アイテムを渡すね」


ミナがおずおず頷く。


「ありがとう」


≪《パーティー設定》で《精霊同調》をミナに譲渡しました≫

≪《パーティー設定》で《精霊守護》をミナに譲渡しました≫

≪《パーティー設定》で《召喚術》をミナに譲渡しました≫

≪《パーティー設定》で《精霊強化セット》をミナに譲渡しました≫

≪《パーティー設定》で《精霊守護》をミナに譲渡しました≫

≪《パーティー設定》で《創世の魔導書》をミナに譲渡しました≫

≪《パーティー設定》で《属性外套》をミナに譲渡しました≫

≪《パーティー設定》で《英雄の証》×3をミナに譲渡しました≫


「なんかすっごく力がわいてきた気がする!ユートありがと!」


ミナは笑顔になる。


「でもこれはずるで得た力のようなものだから試験は使わないでやろう。その代わり入学出来たら存分に使おう」





両親たちも屋敷の門まで見送りに来ていた。ユートの父は力強く肩を叩き、母は優しく微笑んだ。ミナの両親も励ましの言葉をかけ、二人を送り出す。


「お前たちなら必ずやり遂げられる。」

「無理をせず、でも全力で挑むのよ。」


二人は頷き、王都の中心にある学園へと歩みを進めた。





王都冒険者養成学園グランディア。王城の近くに建つ壮麗な建物は、白い石造りの壁と高い塔を持ち、広大な敷地に訓練場や魔法陣の広場、図書館が整えられている。


校門の前には多くの受験生が集まり、緊張した面持ちで試験の開始を待っていた。ユートとミナが姿を現すと、周囲の視線が集まる。


「黎明の双星だ……」

「まだ十二歳なのに……」


囁きが広がる中、二人は堂々と歩みを進めた。



訓練場は王都学園の誇りとも言える広さを誇っていた。石畳の床に幾つもの円が描かれ、受験生たちが順番を待つ。観客席には教師や上級生が並び、鋭い眼差しで挑戦者を見つめている。ユートの名が呼ばれると、場の空気が一瞬張り詰めた。十二歳にしてDランク冒険者――その噂はすでに広まっていたからだ。


「ユート、前へ。」


試験官の声が響く。


ユートは暁光剣と黎明の剣を腰に差し、深く息を吸って前へ進んだ。相手は二人。大盾を構える戦士と、槍を持つ剣士。どちらも学園の上級生で、鍛えられた体つきと自信に満ちた表情をしている。


「剣術試験、開始!」


戦士が盾を構えて突進し、剣士が槍を突き出す。ユートは二刀を交差させ、盾を受け止めながら槍を弾いた。火花が散り、剣戟の音が響く。暁光剣の速さで隙を突き、黎明の剣の重さで盾を揺さぶる。戦士が体勢を崩した瞬間、ユートは踏み込み、二刀を同時に振り下ろした。盾が割れ、戦士が後退する。


「まだだ!」


槍の剣士が叫び、突きを繰り出す。ユートは身を翻し、暁光剣で槍を弾き、黎明の剣で剣士の肩を叩いた。衝撃で剣士が膝をつく。


観客席からざわめきが起こる。


「十二歳でこの剣技……」

「二刀流をここまで使いこなすとは……」


試験官が手を上げる。


「勝負あり!」


ユートは息を整え、剣を収めた。胸の奥に熱いものが広がる。彼の剣技は、ただ力強いだけではなく、冷静な判断と戦術眼を備えていた。教師たちは頷き、記録を取る。ユートは静かに頷き、次の試験へと歩みを進めた。





次は魔法試験。広場に刻まれた巨大な魔法陣の前に立ち、ミナは白銀杖を構えた。試験官が告げる。


「本当に炎と光、二つの精霊を同時に操れるか。見せてもらおう。」


ミナは深く息を吸い、炎の精霊と光の精霊を呼び出す。赤い炎が渦を巻き、白い光が柔らかく広がる。二つの力がぶつかり合い、空気が震えた。


「……落ち着いて。炎と光を一つに。」


ミナは自分に言い聞かせる。


杖の先に赤と白の輝きが重なり合い、炎と光が融合した。赤白の閃光が走り、標的の石像を貫いた。炎が渦を巻き、光が槍のように突き抜ける。石像は粉々に砕け、試験官が目を見開いた。


「見事だ。炎と光の融合魔法……十二歳でここまで制御できるとは。」


ミナは息を整え、杖を収めた。観客からは驚きと歓声が上がった。


「炎と光を同時に操るなんて……」

「精霊との契約がここまで強いとは……」


ミナは胸の奥に熱いものを感じた。これまでユートの家に住まわせてもらっていたことへの申し訳なさも、この瞬間に少しずつ消えていった。自分の力で未来を切り開ける。

――そう確信した。





広い講堂に受験生たちが集められた。長机が整然と並び、受験生一人ひとりに羊皮紙と羽ペンが配られる。試験官は前に立ち、静かに告げた。


「これより知識試験を始める。問題はすべて筆記だ。制限時間は二刻。始めよ。」


合図と同時に、羊皮紙に魔法文字が浮かび上がる。受験生たちは一斉に筆を走らせた。


第一問

《黒牙狼》の群れに遭遇した場合、最も危険な行動は何か。


ユートは迷わず書いた。


「群れの中心に突撃すること。黒牙狼は群れで連携し、中心に飛び込めば四方から囲まれる。」


彼は実際に森で黒牙狼と戦った経験を思い出しながら、冷静に答えを記した。


第二問

《古代魔導遺跡》において、探索者が最も注意すべき環境要因を答えよ。


ミナは素早く筆を走らせた。


「魔力の濃度。遺跡内部では魔力が異常に濃く、魔法が暴走する危険がある。」


彼女は過去に遺跡で魔力の流れが乱れた場面を思い出し、精霊との契約が不安定になった恐怖を思い返していた。


第三問

《毒霧沼地》での安全な移動方法を述べよ。


ユートは考え、答えを記した。


「風魔法で霧を散らし、布で口と鼻を覆う。地面は不安定なので、長い棒で足場を確認しながら進む。」


彼は実戦経験から、仲間を守るために工夫した方法を思い出していた。


第四問

精霊契約における最大のリスクと、その回避方法を答えよ。


ミナは迷わず書いた。


「精霊の意思に逆らえば契約が破棄され、魔力を失う危険がある。回避するには精霊との対話を怠らず、意思を尊重すること。」


彼女は炎と光の精霊との日々の対話を思い出し、筆を走らせた。


第五問

《岩甲獣》を討伐する際、最も効率的な戦術を答えよ。


ユートは筆を走らせた。


「脚の関節を狙う。炎で加熱し、冷却で亀裂を作ることで甲殻を砕ける。」


彼は過去の戦闘で学んだ知識を正確に記した。


第六問

《古代封印魔法》が施された扉を解除する際に必要な手順を答えよ。


ミナは慎重に書いた。


「封印の魔力を解析し、同調する魔法陣を展開する。精霊の力で魔力の流れを安定させ、扉の紋章を順に解除する。」


彼女は図書館で学んだ知識を思い出し、丁寧に記していった――




講堂は静まり返り、羽ペンの音だけが響いた。ユートとミナは集中し、時間が過ぎるのも忘れて筆を走らせた。羊皮紙には彼らの知識と経験が余すことなく記されていった。


制限時間が近づくと、魔法文字が消え、試験官が告げた。


「そこまで。筆を置け。」


受験生たちは一斉に筆を置き、緊張した面持ちで羊皮紙を前に差し出した。ユートとミナも深く息を吐き、互いに目を合わせた。


『やり切ったね。』

『うん。私も知識、全部出せた。』


ミナが微笑んだ。


こうして知識試験は終わった。ユートは冷静な戦術眼を、ミナは精霊との深い理解を示した。筆記試験の羊皮紙には、二人の経験と努力が刻まれていた。


王都冒険者養成学園グランディアの門は、確かに彼らの未来へと開かれようとしていた。


やっとブックマーク5件に達成しました!

本当にありがとうございます。

俺が、私が、つけたぞーみたいな人は感想になんかやってほしい話があったら本編にあんま関わらない閑話のようなものならほぼやりたいと思います。

悩みなんですが、PVとかUVは伸びるのにPTが伸びないのは、普通に作品がつまらないってことですかね..........

あと、もともとブックマークしてくれていた4人の方々ありがとうございます!

特に一番最初の方はめっちゃ最初からブックマークしてくれててうれしかったです!

あと本当にお願いなんですけど、ブックマークすると同時に評価もどうか..........!


感想、ブックマーク、評価、お願いします!!

誤字報告や文法がおかしいなども是非!!!

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