表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/71

2.小さな成長

かなり短めです。すいません。m(__)m

翌朝、柔らかな光が屋敷の窓から差し込む。

ユートはまだ小さな体でベッドに寝かされていたが、意識はしっかりしている。

「ふぅ……昨日はいろいろ覚えたな……」

手足をもぞもぞ動かしながら、赤ちゃんの体の制約を思い知る。

布に触れるたび、指先で感じる柔らかさや温度に思わず小さく笑みがこぼれる。

(……これが赤ちゃんの体か……前世じゃ味わえなかった感覚だな)

乳母のベアトリスがやってきて、優しく体を抱き上げる。

「おはようございます、坊ちゃん。朝ですよ」

アルティナールはまだ声を出せないが、心の中で小さく返事をする。

(……よし、今日はまず、ちょっとだけ自分で動いてみよう……)

赤ちゃん体ではあるが、意識は完全に優灯のまま。

少しずつ手を伸ばして、ベッドの端にあるぬいぐるみを掴もうとする。

「……お、動いた……?」

小さな手がぬいぐるみに触れた瞬間、心が跳ねた。

(……俺、ほんの少しだけ、自分の力で物を掴めた……!)

その感覚は、赤ちゃんとしての制約を超えた、最初の小さな成長の兆しだった。

しばらくすると、父のアレクシオ・アルティナールが部屋に入ってくる。

「坊ちゃん、今日も元気か?」

抱っこされたまま、アルティナールは父の顔をじっと見つめる。

(……ここで生きるんだ、そして力をつけるんだ……必ず)

午前中のひととき、アルティナールはベッドの上で小さく動き、ぬいぐるみを手元に寄せる練習を繰り返す。

そして、ふと「ステータス」を確認してみる。


ーーーーーーーーステータスーーーーーーーー

<基本情報>

名前    :ユート・アルティナール

年齢    :0歳

種族    :人間(転生者)

性別    :男

称号    :《転生者(封印中)》 《創造神の寵愛(封印中)》

レベル   :1

HP(生命力):10

MP(魔力) :5

STR (筋力):1

VIT (体力):1

AGI (敏捷):1.1

DEX(器用) :2.05

LUK(運) :10


<武器、装備>

武器:なし

防具:おくるみ

アクセ:なし


<固有スキル>

・ガチャ

レア度:LR

状態:封印(10歳まで)

CT:24時間

効果:現在は使用不可。

   強力な加護として眠っている。


<ユニークスキル>

なし


<一般スキル>

・前世の名残

 ・掃除術(封印)

 ・料理術(封印)

 ・家事万能(封印)

 ・読解力(封印)

・器用な手先

 器用+1


<ガチャ>

ガチャレベル:非表示

天井カウント:非表示

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

わずかだが、手を伸ばした行動だけでDEXとAGIが微増していた。

それに、スキルも手に入ってる。

(なるほど、体を動かすだけで少しずつ成長するのか……)


昼過ぎ、兄のセラフィムが部屋に駆け込んでくる。

「おお、赤ちゃんだ! かわいいな!」

抱っこされると、アルティナールはわずかに腕を動かし、兄に触れる。

(……おお、意志通りに手が動いた……! やるな、俺)

赤ちゃんの体でも、頭脳と意識の力で成長の実感を得られることに気づく。

(……封印スキルやガチャも、この体でいつか扱えるようになるんだ……)

午後、ベアトリスに抱かれて庭に出る。

色とりどりの花、噴水の水音、遠くで馬車が通る音。

全てが新鮮で、世界は広く、可能性に満ちている。

そしてまた、ぬいぐるみを手元に寄せる練習を繰り返す。

夕方、ベットの中、再びステータスを確認してみる。


ーーーーーーーーステータスーーーーーーーー

<基本情報>

名前     :ユート・アルティナール

年齢     :0歳

種族     :人間(転生者)

性別     :男

称号     :《転生者(封印中)》 《創造神の寵愛(封印中)》

レベル    :1

HP(生命力) :10

MP(魔力) :5

STR (筋力):1

VIT (体力):1

AGI (敏捷):1.1 → 1.15

DEX(器用) :2.05 → 2.08

LUK(運) :10

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(……うん、少しずつでも動けば数値が反映される……面白い)

そのとき、枕の上に不意に眩い光が現れる。

小さな手で光に触れようとすると、目の前に文字が浮かぶ。

――――神様からの手紙だ。

「……またか、なんだ、これは……?」

文字を読むと、封印中でも、赤ちゃん体での小さな成長や経験は、後々スキルや称号の能力に影響することがわかった。

(……なるほど、日常の小さな行動も、俺の力になる……!)

手紙を読み終わる頃、ユートはふと笑みを浮かべた。

(……面白くなってきた……この世界で、少しずつ自分の道を切り開く……)

夜になり、ベアトリスに抱かれて寝かされる。

今日の小さな成長を胸に、ユートは深い眠りに落ちる。

次の目標は明確だ——

これからはどんどん体を動かす!


「動く、学ぶ、成長する。そしていつか《ガチャ》を解放する……!」


感想、ブックマーク、評価、お願いします!!

誤字報告や文法がおかしいなども是非!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ