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24.ユートの修行

まっじでみじかいです

トロル再戦から一週間後、

――ユートは二刀流に挑戦しようとしていた。


☆一か月目

ユートが二刀流に挑戦して最初の一か月。

暁光剣と黎明の剣を両手に握った瞬間、腕に走る重みは想像以上だった。

暁光剣は鋭く軽快だが、黎明の剣は魔力を帯びている分、扱いが難しい。


素振りを繰り返すが、右腕と左腕の動きが噛み合わず、剣筋は乱れ、木人形に押し負けて転倒することも多かった。

夜になると腕は鉛のように重く、指先は震えていた。


ユートは毎日、庭で剣を振った。

朝は暁光剣を右手に、黎明の剣を左手に。昼は逆に持ち替え、夜は両手で同時に振る。だが、剣筋は乱れ、力の配分も偏る。腕は痺れ、肩は痛み、何度も剣を落とした。


「……まだ全然だめだ。でも、必ず習得する。」


その決意だけが彼を支えていた。


☆三か月目

三か月が過ぎる頃、ユートは剣の重さに少しずつ慣れてきた。

暁光剣を「速さ」、黎明の剣を「重さ」として役割を分けることを覚えた。右手で素早く斬り込み、左手で重い一撃を加える。


剣筋はまだぎこちないが、二本の剣が交差する瞬間、光の斬撃が走り、木人形の表面を削ることができるようになった。


この頃からユートは魔力を剣に流し込みながら振ることで、斬撃に力を宿す工夫を始めた。魔力循環の感覚を掴み、長時間の鍛錬にも耐えられるようになっていった。


☆六か月

半年が過ぎる頃、ユートは森での魔物討伐に二刀流を試した。

暁光剣で敵の攻撃を受け流し、黎明の剣で反撃する。動きはまだぎこちないが、確かに効果はあった。


敵の牙を暁光剣で弾き、黎明の剣で肩口を斬り裂く。二本の剣が交差する瞬間、光の斬撃が走り、魔物の体を裂いた。


長時間続けると腕が痺れ、剣が重く感じる。だが、確かな手応えを感じていた。失敗を恐れず、実戦で試すことで技は磨かれていった。


☆一年目

一年が過ぎた頃、ユートの体格は成長し、二刀流の動きは滑らかになっていた。 暁光剣の速さと黎明の剣の重さが噛み合い、斬撃は流れるように繋がる。木人形は一瞬で切り裂かれ、光の残滓が庭に漂った。


この頃のユートは「ただ斬る」だけではなく、斬撃の精度を追い求め始めていた。暁光剣で敵の急所を狙い、黎明の剣で防御を崩す。二本の剣を交差させるタイミングを徹底的に研究し、斬撃の角度や速度を調整した。


庭の木人形は次々と切り裂かれ、斬撃の跡は以前よりも深く、正確になっていた。ユートは自らの動きを観察し、改善を繰り返した。


「……やっとここまで来た。一年間の修業の成果だ。」


ユートの修行はまだまだ続く


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