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大英雄の大罪人  作者: 親の顔よりみた小指
第二幕 天使
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第五話 天使

 さて、女の子に話を聞いてみるとするか。というかずっと女の子呼びだと長いよな。

「お前、名前は?」

「あ、あの、えっと、な、七瀬天華」

「そうか、天華、お前はなんで旧都なんかにいたんだ?」

「捨てられたんです。研究所に……」

 研究所、あまり良くない場所のようだな。待て、研究所に普通こんな女の子がいるか?まさか……研究所って

「その、研究所って何を行ってたんだ?」

「能力の結晶について……だったと思う。もうあんまり覚えてなくて、ごめんなさい」


 能力の結晶……その単語を聞いた瞬間に拠点にいる4人全員が固まった。


「まさか、同じ誤ちを再び繰り返すのか……?」

「誤ち?」

「いや、何でもない。それで、何でお前は捨てられたんだ?」

「もう実験は完了したから素体には用がないって言われました」

最悪だな

「実験って何をされた?大丈夫なのか?」

「私がされたのは一人の心臓に二つ目の結晶を埋め込む?みたいなのでした。私は実験により二つ目の能力を手に入れたんです」

「二つの能力だと?そんなことが可能なのか?」

「できるわけないじゃない!能力は一人一つ、それは三十年前から決まってたことよ?」

 乃亜が口を挟んできた。確かに異常なことは間違いない。これまで様々な能力者に会ったがニつ持ちは初めて見る。


「私の能力は『滑走』そして……

  『天使』です」


 ……能力にはいくつかの種類がある。

 俺の『光』のような攻撃型。自身や他者のサポート向きの補助型。龍の『移動』のような万能型。


 そして、神が授けた最も純粋で神に近いと言われている神話種だ。

 神話種は全てで五つあり、『天使』の能力は五つある神話種の中の一つで

 最強の万能型能力だ。

神川龍の能力『移動』

 龍が思い描いた移動方法が全て自由に使えるようになるというものだ。想像さえできれば空中歩行だろうがワープだろうができるようになる。

 ただ、ワープ能力だけは自分が行ったことのある場所にしか行けないという制限がついている。

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