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昨日生きて  今日生きて  明日もまた生きる  命の日々を

作者: 舜風人



目覚めると


時計の針はもう6時を指している


朝の光が窓から指してきて


今日もまた猛暑の予感




いったいいつまで続くのだろうか


この猛暑日は


恐らく8月いっぱいは続くのでしょうね




70年以上生きてきた老人には正直つらい限りです


わたしは幸い持病もなくて


まあまあ年齢なりのけんこうではありますが


これで持病でもあったらもっとつらいでしょうね


早く猛暑よ


去れと


祈るばかりです






さてこんな猛暑では老人にとって


何かすることがあるでしょうか?


実際何もすることがないのが現実なのです


外出も危険ですし


家にいてもまあオリンピック中継でも見てるしかありませんよね、


趣味?


といっても一人でできる趣味って


あまりないでしょ


俳句 絵手紙 読書 手芸 パソコン  工作  




まあこんなものがありますが


でもあまりの暑さで意欲減退


夏バテ気味で、意欲もわかないですよね。




まあクーラーつけて部屋でくつろぐしかないのが現実です




そうしてひがな毎日が過ぎてゆく




気が付けばもう8月になり


やがてあっという間に9月になるのでしょう




暑い


暑いというそのうちに


気が付けば時間だけが音もなく過ぎ去ってゆくだけ


そうして老後の歳月は


空費されてゆくのでしょね




なにもおこらず


何もしないで


なにもできないで


歳月が通り過ぎてゆく


それが多くの老人の現実なのです




仕方がない


そうです


ある意味


仕方がないことなのです




だってほかにどうしようもないからです


猛暑の中を


70歳以上の老人が散歩も無理だし危険だし


外出だってしない方がいいですからね




家にいてクーラーつけて過ごすしかないのが現実だからです




持病でもあればなおさらそうです




けんこうな老人だって


猛暑の中、外出はしない方が良いですよ


かくして猛暑の日々が過ぎてゆく


何もせず


何もできず


外出も危険だし




自宅待機の日々が音もなく過ぎてゆく




それが老人たちの現実だから




それしか選択肢はないのだから




どうしたらいいのか?




どうにもできませんよね




ただただ




日々が過ぎるのを見送るだけです


それしか方法がないからです




老後生活をどのように充実させるか


いろんなアドバイスがありますが


この猛暑では


自宅でクーラーつけているしか


どうしようもないからです




涼しくなるのを祈るだけ




そうしてただ


猛暑の日々を


やり過ごすだけです




それが


70歳以上の老人の夏の過ごし方です




他にどうしようもないからです




いつまで続くのか




この猛暑




やがて秋が来るのは必然ですが


一体いつごろなのか




分かりません




今はただ


自宅待機で過ごすしかないのです


無心に


無欲に


無為しぜんに


日々を見送るだけ


それが老後の日々の現実だから


それが老後の実態だから



































































































































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