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八ノ瀬の消失  作者: 司馬田アンデルセン
今
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11/12

森伸一

 あれから、裕文は精神病院で過ごすこととなりその後は父である八ノ瀬裕文を殺したことにより警察のお世話になるらしい。そして、唯のことについては行方不明で捜索されている。俺はあの、地下にいたアレが何なのかが分かる。理解してこれからも向き合わないといけない。

 俺は渚沙教授の御紹介でミスカトニック大学にと交流との事で行くことになった。勿論交流との事は表向きの文句であり、渚沙教授曰くカラーについて聞かれるらしい。俺一人で海外の大学に行くのは流石に不安だったため、ミスカトニック大学卒業生である渚沙教授が引率者として付いてきてくれるらしい。まさか渚沙教授がミスカトニック大学の卒業生だったとは驚きでもあったが納得もできた。

 カラーはこの星を飛び立ったと渚沙教授は言っていた。だが、本当に飛び立ったのだろうか。いなくなったのであればまだ良い、しかしだ、カラーは動物みたいに血液型のそれがあると裕文は言っていた。そして、裕文から送られた動画ファイルの中にはまだ目を通していないものがあった。それを覗いてみたいとの気持ちがあったがそれと同時に恐怖もあった。覗いてしまえば可能性が本当になってしまう、言うなればシュレーディンガーの猫のように、開けてしまえばあるとないとの二つのうちの一つが肯定してしまう恐怖があり開けられないままでいた。肯定してしまうのであればいっそのこと開かないままの方がいい。そう俺は決めている、人類が何らかの対抗手段を持つまでは開けてはならないパンドラの箱として俺はそれを持ち歩くこととした。

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